コース詳細
大きな尾瀬の看板がある大清水登山口からのスタートです。林道を歩き続けて1時間ほどで「一ノ瀬休憩所」に到着。ちなみに、大清水から一ノ瀬休憩所まではシャトルバスも運行しています。
一ノ瀬休憩所からは林道が終わり、本格的な登山道になります。種子落としマットで種子を落としてから入山してください。登山道では途中「冬路沢」を眺めながらの山行に。
冬路沢の橋を渡ったら、九十九折りの登山道を登っていきます。しばらくすると、美味しい湧き水が流れる「石清水」が現れるので、給水ポイントとして利用しましょう。整備された木道をひたすら進むと「三平峠」に到着。
三平峠を通過すると木道は下りへと変わります。湿っている時は結構滑りますので気をつけましょう。
「三平下」まで来ると尾瀬沼休憩がありますので、休憩ポイントに利用してみてはいかがですか。

尾瀬沼山荘からしばらくすると、湖畔周辺には長蔵小屋や尾瀬沼ヒュッテ、尾瀬沼キャンプ場が点在。湖畔からは、尾瀬沼に映り込む燧ケ岳の絶景にしばし時を忘れます。

湖畔沿いの景色を満喫しながら大江湿原を経由し、長英新道分岐へと向かいます。最初はぬかるみのある樹林帯の登山道を進みますので、スパッツがあれば装着した方が良いでしょう。
木道から次第に本格的な登山道へと変わり、危険箇所などはありませんが長い登りに。中腹からは尾瀬沼も眼下に望め、8合目辺りからは完全に視界が開けてきます。ミノブチ岳までくれば、俎嵓まではもう少し。

俎嵓から20分ほどで燧ケ岳山頂に到着です。頂上からの絶景を十分満喫したら、登ってきたルートを戻りましょう。下山後は、尾瀬沼のほとりに佇む歴史のある長蔵小屋で1泊します。

朝早くの尾瀬沼や湿原も幻想的です。2日目は、のんびり尾瀬沼や大江湿原を散策してからゴールの大清水登山口まで下ります。今回はピストンコースを紹介しましたが、燧ケ岳から御池登山口へと抜けるルートも見どころが増えて楽しいかもしれません。
登山時に利用できる山小屋と温泉情報
燧ケ岳がそびえる尾瀬国立公園内には、ポイントごとに山小屋が数件点在しています。今回は、紹介した1泊コースで利用可能な山小屋を3軒と、登山後に立ち寄れる温泉情報をお伝えしますので参考にしてください。