新作ギアが続々登場!今シーズンの注目は?
数多くのアウトドアメーカーの”新着情報”を余すところなくチェックすると・・・「おっ!?」な発見がたくさん! その中でもYAMA HACK編集部選りすぐりの、注目度の高い9つのギアを見てみましょう。
【1】より軽く快適な空間にバージョンアップしたULソロテントとは!?
<ゼログラム> ZERO1 MF
2019年3月、約2年ぶりにバージョンアップした”ZERO1”シリーズの「ZERO1 MF」。ZERO1の良さを継承しつつ、トレッキンポールシェルターで犠牲になりがちな快適性と利便性を追求して完成したのが、ZERO1 MFです。
ULハイクはもちろん、ソロ登山やロングハイク、そしてバイクツーリングなどでもバージョンアップの効果を実感できます!
ココに注目!
①前室もあって、見た目以上に広く快適
この手のテントは狭くて最小限な印象で上級者向けというイメージがありますが、実際の展示を見ると意外と広いんです。しかも前室がちゃんとある!
テントの広さのほかに重さや収納サイズも気になるところ。ZERO1 MFは500mlペットボトルの重さ(約500g)とほぼ同じ重さで、収納サイズは25×12cmです。携帯性にも優れ負担の少ない活動ができます。
ゆっくりくつろぐには快適性にもこだわりたいですよね!通気性と撥水性にすぐれたモノフィラメント生地は、ZERO1のメッシュ生地からのバージョンアップ。2ヶ所の出入り口と通気窓によりさらに結露に強く、快適な居住空間が得られます。
それに、ダブルウォールとシングルウォールのいいとこどりな感じが良いですね!2か所の入り口にモノフィラメントという特殊な素材を使っていて、結露がしにくくなっています。
②シックなオリーブ色もかっこいい!
前モデルの色はライトグレーでしたが、ZERO1 MFはは自然に溶け込むオリーブ色。テントの中も透けにくいので、自分だけのプライベート空間を守ります。
【2】あの大人気テントが設営仕様と素材を新開発してリニューアル
<モンベル> ステラリッジ
”ステラリッジテント”は、初めてテントを使う方から上級者まで、幅広いユーザーに愛用されているモンベルの大人気ギア。このステラリッジテントが今春、新たに軽量性と耐久性をパワーアップさせてリニューアルしました!
ココに注目!
①世界最高水準の”軽量性と耐久性”は新開発素材がカギ
本体は保水しない特性の10デニール高強力ポリエステルに撥水加工を施し、フライシートは軽量で保水しにくい20デニールのバリスティック®ナイロンを。2つの新開発素材で、本体とフライシートの重さがさらに軽くなりました。
【参考】
本体+フライシート(kg) | 本体/フロア(デニール) | フライシート(デニール) | 収納サイズ(cm) | |
---|---|---|---|---|
新ステラリッジテント2 | 1.23 | 10/30 | 20 | 約20×約φ9.5 |
旧ステラリッジテント2 | 1.41 | 30/30 | 30 | 約20×約φ10 |
②強風時でも設営しやすいつり下げ式に
ポールが交差する部分をジョイントパーツで接続することで、耐風性が低いと言われるつり下げ式テントのデメリットをクリア。スリーブ式テントと同等の剛性を持ちあわせながら、軽量性とコスパを維持したステラリッジテントは、ソロの人にもおすすめです。
四隅を固定してからポールを取り付けるので立てやすく、強風時でも1人で安全に設営できますよ!
ステラリッジ テント1 本体ステラリッジ テント1 レインフライステラリッジテント2~6はこちら
【3】まるで”体の一部”のようなトレランザック
<パーゴワークス> ラッシュ 20L
「RUSH」は、トレイルランナーの声を集めて製品化したパーゴワークスのトレランザック。この春フルモデルチェンジしたRUSHシリーズは、3Lから30Lまで5つのモデルをラインナップしています!
ココに注目!
①体と一体化するこだわりの仕様
重心の位置を高く保ち荷物の揺れを軽減する荷室構造のほか、荷物の量に合わせてコンプレッションできるドローコード引くことで、体と一体化します。ザックを降ろすことなく調整可能なギミックが秀逸!
②登山ザックとしても馴染みやすいデザイン
新たに出たRUSH20は、ウエストベルトもあって登山ザックのような形。左右のショルダーベルトにはストレッチ素材のポケットが4つ付き、軽装備で臨みたい日帰り登山でも対応できる収納力です。
【4】1つで何役もこなせる!?オシャレなサドルバッグ発見
<ロウロウマウンテンワークス> Bike’n Hike Bag
ロウロウマウンテンワークスは「自分たちが使いたいもの」を、東京の自社工場で作っているマウンテンギアのブランド。紹介するバイクンハイクバッグは容量が8~10L。今シーズンの新作という訳ではありませんが、売り切れ続出するほど人気の注目アイテムです!
ココに注目!
①そのまま背負えるマルチユース仕様
サドルバッグはコンパクトサイズが一般的ですが、最近はバイク&山向けのデザインが流行りです。
バイクンハイクバッグは、サドルから外してそのまま背負えるバッグパックにもなる優れもの。バイクを下りてライトな日帰りトレッキングもこなせる容量で、行動範囲が広がりますよ!
②街歩きもできるデザインとカラー
ロウロウのバックパックを引き継いだ、ロウロウらしいシックなデザイン。アクセントカラーにもなる色味の展開なので、コーデも楽しめます。クールなカラーの防水素材でできたX-PAC版も必見!
【5】ロングセラー登山靴が”特典付き”で数量限定販売!
<キャラバン> 登山靴C1_02S
「キャラバン」は創業1954年の日本の登山靴メーカーです。初めての1足としても高評の”キャラバンシューズ”は、現在販売されているモデルは三代目。そのキャラバンシューズの65周年を記念して、特典つきの販売数限定カラーが登場です!
ココに注目!
①業界初! 購入特典はなんと”傷害保険”
傷害保険が付いたアイテムは“業界初”。もしもの時に助かる傷害保険は、ネットで申し込むだけなので簡単です。傷害保険の詳しい内容は、リンクボタンからご覧くださいね。
②”登山映え”するカラーで注目の的!?
山に溶け込むカラーとポップなマルチカラーを展開。高い信頼性と実用性のあるキャラバンシューズで、登山スタイルの足元に差をつけましょう!
【6】最強コンビ搭載ソールのハイキングシューズ登場
<ホカオネオネ> TOR ULTRA LOW WP JP
トレランやトラック競技など、様々なランニングシューズを手掛けてきた「ホカオネオネ」。その中でも大人気の”トゥウルトラ”シリーズから、ハイキング向けのローカットモデルが2019年3月に誕生しました!
ココに注目!
①ビブラム®とeVent®の最強コンビ
抜群なクッション性に車輪が回るような滑らかな体重移動、そしてアウトソールにビブラム®とeVent®の防水性をプラス。ランニングシューズとトレッキングシューズの両方の機能で、軽快なハイキングを楽しめます。
②売り切れ続出!?
登山または普段使いでも履けるデザインと、コーディネートしやすい落ち着いたアースカラー。サイズは25.0cmからのメンズ仕様です。今後レディースモデルが発売されることに期待!
【7】CB缶分離型ストーブのデメリットが軽減!登山にもイチ押し
<ソト> レギュレーターストーブ FUSION ST-330
アウトドア用バーナーでお馴染みの「ソト」から、2019年4月10日にカセットボンベ缶専用の分離型ストーブが発売。キャンプユーザーを中心に注目されている分離型ストーブですが、グループ登山で鍋物をする時などに活躍します!
ココに注目!
①4本の五徳で安定性向上
分離型のメリットは不整地での安定性。さらに4本の五徳で調理器具を乗せても安定感抜群! また、CB缶はOD缶よりも安価な点も嬉しいところです。
②携帯しやすい収納サイズと重さ
同じメーカーの一体型ストーブと比べると、ST-330の本体重量や収納サイズはそれなりに軽量でコンパクト。”大きい・重い”CB缶用ストーブのデメリットが見事に軽減されています。
【参考】
本体重量(g) | 収納サイズ(幅×奥行×高さmm) | |
---|---|---|
ST-330 | 250 | 110×75×90 |
ST-310 | 350 | 140×70×110 |
【8】4つのアイテムが1つに!すっきり美しい調理器具セット
<ベルモント> チタンドリッパー&クッカーセット[ケース付]
釣道具やアウトドア用品を扱うベルモントから、「待ってました!」なチタンドリッパーとクッカーセットが登場!4つのアイテムが1つにまとまる優秀な調理器具です。
ココに注目!
①美しいスタッキング!
コンパクトなドリッパーなどはよく見掛けますが、みんな形が違ってクッカーに収納するのが難しかったりしますよね。でもコレはクッカーにスッキリと全部収まり、無駄な空間がなくなってパッキングしやすいんです! 使用後に片付けるのも楽ちん。
②気の利いた注ぎ口が嬉しい
コーヒーのためにケトルを持参しなくてもこのクッカーにさり気なく注ぎ口がついているので、美味しいコーヒーを淹れられます。クッカーとしても使えてとても便利!
なんとこちら、人気すぎて現在再入荷待ちになってしまっているようです…!でもベルモントには、他にもスタッキングできるクッカーがたくさんありますよ!
【9】”体にしがみつく”背負い心地!? 快適な大型バックパック
<オスプレー> イーサー AG 60
フィッティングの良さに定評のある大型バックパック”イーサー”。2017年にリニューアルした独創的な背面の立体構造は、快適な背負い心地を叶えます。 “イーサー”の質実剛健さは安心感があり、長期山行でも頼れる存在!
ココに注目!
①これが雨蓋!?
「雨蓋を取り外してウエストバッグに・・・」というものは多いですが、イーサーAG60の雨蓋はデイパックの形に。テント場や小屋に荷物を置いて、アタックザックとして使えるんです!
②これまでにないフィット感と高い通気性
背面からヒップベルト下部までつながるシームレスのメッシュ構造に、剛性に吊られたショルダーベルト。この”アンチグラビティーサスペンション”が、体にしがみつくような背負い心地を生み出しています。
さらに注目すべきは自分の体型に熱成形可能なヒップベルト。緩やかなアーチを描く背面は通気性が良く、この夏2~3泊の登山や縦走したい人にも最適!
気になったギアをベストパートナーに!
新作から定番まで、今回紹介した9つのギアは、より快適により楽しく山を堪能できる要素がふんだんに盛り込まれています。見ているだけでもワクワクしますよね。ぜひ気になるギアを手に取って、山に出掛けてみてくださいね!