無ければ作る自作マニア!『パーゴワークス』デザイナー・斎藤徹さんが選ぶ三種の神器ギアとは?

2019/03/05 更新

フツーに見えてフツーじゃない、いやメチャクチャ便利! という目線がちょっと違うプロダクトを生み出すパーゴワークス。そのデザイナー斎藤 徹さんは幼少期よりアウトドア道具を自作してきた、ある意味マニア。そんな彼が今、これいいな! という道具3種類を聞いてみました。


アイキャッチ画像撮影:PONCHO

釣りと自転車から始まったアウトドア人生

提供:パーゴワークス[23歳の時に自転車で訪れたネパールにて)
小学生の頃から釣りと自転車好きだったパーゴワークスのデザイナーでありオーナーの斎藤 徹さん。愛用ギアを伺う前に、それに至るヒントがあるかもしれないバックグラウンドについて聞いてみました。

「マンガ『釣りキチ三平』世代で、ツッパリか釣りしか選択肢がなかったんだよね。
中学生の頃には片道30㎞を自転車で走って青梅や奥多摩まで釣りに出掛けてたんだ。お金がないから、ルアーや浮き、毛鉤は自作。でも結局大して釣れなくて、自転車がメインになって山に自転車で行くようになったんだ。いろいろイジって、今でいうフレームバッグも自作。バッグは簡単につくれるし、モノづくりはその当時から好きだったから、いろいろなモノをつくったね」

撮影:PONCHO(徹さんが中高生の頃に自作したリュック(左)と自転車用のフレームパック(右))
高校生になると、自転車で奥多摩の全山走破もしたそうです。

「当時は山をただ歩いているってなにが楽しいんだろうという感じだった。自転車を持って登って、一気に下ってくる。富士山も自転車を持って登った。自宅のあった東京西部の武蔵野市から富士山五合目まで1日で自転車に乗っていってビバーク。翌朝から自転車を押して、担いで8~9時間で山頂。そして山頂から御殿場駅まで2時間。自転車を持って行かない理由が、本当にわからなかったくらいにハマってました」

撮影:PONCHO(自転車を担いで富士山を登るとは…かなりの鉄人では!?)
そんな高校時代に図書館で出合った1冊の本が、徹さんをデザイナーの道へと進ませたそうです。

「ドイツの工業デザイナー、ルイジ・コラーニ。彼の作品集を一目見て、ズキュンと来ちゃったんだよね。ちょっとマッドサイエンティストのような人物なんだけれども、未来志向のデザインの数々を見れば、デザイナーってこんなに自由なことをしていいんだ! って驚いた。そしてプロダクトデザイナーという職業があることを初めて知ったんだ。自然のなかで遊ぶことが好きだったから、彼の“自然界に直線はない”という言葉や、植物や生き物をモチーフにしたデザインに魅了されたんだよね」

アウトドア好きの自作好き。そんな斎藤さんの三種の神器は?

まさに、”プロダクトデザイナー”という職業になるべくしてなったよう。さて、そんな徹さんが選ぶ三種の神器とはどんなものなのでしょうか?

①自身がデザインした『ニンジャ・フィヤースタンド』

提供:パーゴワークス
「焚き火台としては世界最軽量クラスの280g。元々は自分使い用につくったものだったんです。持ち運べる軽い焚き火台が欲しいなと思って。最初は軽さを重視してメッシュ部分が三角形だったのだけれど、薪が落ちてしまうことがわかって、市販の薪の長さ35㎝に合わせてスクェアになったの。もう2年使い続けているけれど、壊れないし破れない。自分でいうのもなんだけれども、改めて耐久性高い商品です」

②アンダーウエアとして長年愛用しているパタゴニアの『キャプリーン4』

撮影:PONCHO
「真夏以外の行動着は、基本コレ。年中、コレばかり着ている。暖かい季節には汗抜けのよさに感心して、寒くなってくると保温力に感謝している。キャプリーン4を手に入れてからはフリースを着ることがほとんどなくなったな。少し冷えたり風が吹いてきたらウィンドシェルを上に着て、寒い季節にはインサレーションジャケットを着れば大抵問題なし」

③2018年発売されたペツルの『ビンディ』

撮影:PONCHO
三種目は、ペツルの『ビンディ』。超コンパクトで35gと軽量ながら200lmの明るさを誇るライトです。

「これまではエマージェンシーライトの定番『イーライト』を使っていたんだけれども、イーライトはボタン電池なので、USB充電できるビンディの方が使い勝手がいい。ボタンでオン/オフ、強弱、白赤色灯を選べるシンプルさもいい。それに収納時に誤って点灯したりしないように本体を回転させてロックできる仕様も秀逸。ベルトは丸紐でコードロックで止めるだけ。見た目も機能もシンプルさを極めていて素晴らしい」

「汎用性の高いもの」が道具選びのポイント

提供:パーゴワークス
徹さんは登山だけでなく、キャンプ、自転車、バイクツーリング等々、いろいろなアウトドアアクティビティを行うので、汎用性の高いものが道具選びの基準だそうです。

「もちろん軽くて、変なもの、新しいものは、試してみたくなるね。最近ヤラれたのはクライミットのイナーシャX。使ったことがなかったら、是非試してみてほしい。寝袋内に入れられるエアマットなのだけれども、もうフツーのマットじゃダメになるくらいに寝心地がいい。自分はサイドスリーパーだけど、よい感じにタイトで寝袋内に入れるから安定していてストレスがないんだよね」

そうした機能性と同時にクライミット独特のデザインも、徹さんの心をくすぐったのだろうと思います。パーゴワークスの生み出す道具の開発コンセプト同じ、『実践的かつ実験的』ですから。

提供:パーゴワークス
パーゴワークス


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PONCHO
PONCHO

登山、トレイルラン、自転車、キャンプ、旅をテーマに雑誌、WEBで企画、執筆する編集・ライター。低山ハイクとヨガをMixしたツアー・イベント『ちょい山CLUB』を妻と共に主催する山の案内人。

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