おさんぽさん
アイスは、網走や層雲峡にも遠征します。
また、岩をアックスを使って登る「ドライツーリング」という分野にも取り組んでいるメンバーも。さらに、アイスのコンペに出て優勝したり、と活躍してます。
また、岩をアックスを使って登る「ドライツーリング」という分野にも取り組んでいるメンバーも。さらに、アイスのコンペに出て優勝したり、と活躍してます。

ライター
三宅
さすがに一般ハイカーが立ち入れるような場所ではありませんね! 当然危険も伴うと思いますし、困難な山行もあったかと思いますが、特別印象に残っている山行はありますか?
おさんぽさん
一番印象に残っているのは、甲斐駒 戸台川本谷 駒津沢を稜線まで抜けるアルパインアイスです。参加メンバーの3人とも初見で、体力、ルーファイ力(※)、最後まであきらめない気力のすべてを出し切って踏破した素晴らしい山行でした。
ライター
三宅
こ、このルートは垂直の氷の塔・・・氷爆ですね・・・!
おさんぽさん
はい。 このルートを辿ったパーティーは10年ぶりではないか?と言われましたが、女性だけのパーティーでは初かもしれませんね。
「女性のパーティー初」は、4月に行った北アルプス龍王岳三峰南壁ジェードルルートもそれにあたると思います。
「女性のパーティー初」は、4月に行った北アルプス龍王岳三峰南壁ジェードルルートもそれにあたると思います。
ライター
三宅
大変失礼ながら・・・
エゲツナイほどハードですね!!(笑)
エゲツナイほどハードですね!!(笑)

ライター
三宅
だってこんな垂直の壁を女性だけで登ってるんですよね!?
おさんぽさん
エゲツナイって、なんだか褒められてる気がして嬉しいです(笑)
銀嶺会はまだまだ楽しいルートを見付け挑んでいきます!
ライター
三宅
それでは最後になりますが、今後の銀嶺会の方向性について教えてください。立ち上げ間もなくとも、すでに圧巻の活動内容ですが、今後はどのようなことを計画されているのでしょうか。
おさんぽさん
まだまだ行ってみたいところがたくさんありますので、今後はそれを実現していく事と、さらに楽しいルートを見つけて挑んでいきたいです!また、アルパインクライミングをもっと活発に行っていき、皆さんにその素晴らしさを知っていただけうような活動ができればと思っています。
ライター
三宅
筆者はすでに大変な興味を抱いています。(笑)
一般登山では見ることのない世界、立てることのない場所、とても憧れます。
一般登山では見ることのない世界、立てることのない場所、とても憧れます。
おさんぽさん
そう、そういう想いが原動力になります!
年内には台湾へクライミング、来年は南米の「世界一美しい山」アルパマヨにもアルパインアイスで遠征します。 今後もあたたかく銀嶺会を見守っていただければ幸いです。
年内には台湾へクライミング、来年は南米の「世界一美しい山」アルパマヨにもアルパインアイスで遠征します。 今後もあたたかく銀嶺会を見守っていただければ幸いです。
インタビュー後記
今回お話しを伺った銀嶺会代表のおさんぽさんは、ホンワカとした雰囲気をまとう華奢な女性ですが、銀嶺会の活動内容は骨太そのもの! なかなか一般ハイカーが踏み込める世界ではありませんが、ひとたび扉を開ければ、虜になってしまうほどの素晴らしい世界が。 困難なことを成し得たときの達成感と満足感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
2018年9月に産声を上げたばかりの銀嶺会、現在は新規会員募集は行っておりませんが、軌道に乗り安定してきたところで募集されるとのこと。 もしこの魅惑の世界に興味がある女性ハイカーが居られましたら、まずは以下ウェブサイトをご覧ください。 今後も銀嶺会の活動に注目していきたいと思います!
文 : 三宅 雅也 (山岳ライター/長野県自然保護レンジャー)