「なぜ山に登るのか」
みなさんはなぜ山に登りますか? 自然好き、達成感、山ごはん、ひときわ気持ちよい温泉と格段にうまいビールなど……理由は十人十色ですが、山頂や稜線から眺める壮大な景色は外せないですよね。
でもみなさん、目の見えない方たちも登山をしていること、ご存知ですか?
疑問① そもそも、前が見えないのに歩くのって危なくない?→盲目で歩いてみた
障害者が登山って、普通に危ないのでは?そもそも、景色も見えないのになぜ登るの??
素朴な疑問を解決するには、障害者の立場になってみることが大切。そう思い、まずは試しに筆者・湯野澤が編集部の青柳に見守られながら、障害物のある公園で目隠しをして歩いてみました。
青柳
そのまままっすぐ歩いて大丈夫ですよ
キョンシー顔負けの垂れ腕
どこかにぶつかって大怪我をしてしまうのではという不安から、とにかく両手をぶらぶら動き回さないと進めない。
小鹿よりもひどいガクブル小股
ビビると足って本当にすくんでしまうようです。なにかにつまずいたり、段差で転んでしまうのではないか。歩幅がわからず自分の足でつまずく始末。
怖い。非常に怖いですが、編集部青柳の声がけ誘導のおかげで、すべり台~鉄棒を経て、ブランコにどうにかゴール。
結論:声掛けのサポートがあれば少しは歩ける
時間はかかるものの、声掛けサポートがあればアップダウンのある場所でもどうにか歩けることがわかりました(公園だけど)。ただ、登山となるとやはりかなり難しい印象です。
疑問② 景色が見えないのになぜ登るの?→障害者登山に同行してみた
公園で歩いてみて、声掛けがあれば少しは歩けることは分かりましたが、「目の前のことに集中しすぎて登山どころではない!」というのが率直な感想でした。こんな状況で本当に登山を楽しめるのでしょうか?