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山での行列

「自分の後ろに渋滞が…。」山でゆっくり歩くことは、周りの人に申し訳ないこと?

「歩くペースが遅くて、周りの人に迷惑かけてないかな…。」みなさんは登山中に、こんなことを思った経験はありませんか?のんびり歩く人も、トレランなどで山を走る人も、同じ道を通らなければならない登山。どんな人でも安全に気持ちよく山を歩く方法はないのでしょうか?実は、この問題の解決に役立つある「マーク」が登山者の間でジワジワと広がってきているんです。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

「歩くの遅くて、迷惑かけてないかな…」

登山する男性グループ

出典:PIXTA

YAMA HACK読者のみなさんは、登山中にこんなことを思ったことはありませんか?

「自分の歩くペースって遅いんじゃないかな…」
「歩くのが遅くて、一緒に登る人や周りの登山者に迷惑かけちゃうんじゃないかな…」

複数人で登山をする場合、「一番遅い人にスピードをあわせること」が必要とされています。隊がバラバラになって遭難してしまうのを防ぐため、というのがその理由。

登山のグループ

出典:PIXTA

とは言え実際に、自分が一番遅くて他の人に合わせてもらう状況になったら、申し訳なく思ってしまうこともありますよね。

せっかく大好きな山に行くのだから、できるだけそんな気持ちになるのは避けたいものです。何かいい方法はないのでしょうか?

まずは現状を知るために、YAMA HACK読者のみなさんにアンケートを取って聞いてみました。(回答数:1100)

①ゆっくりペースで歩いている人は、どのくらいいるんだろう?

アンケートの回答グラフ

作成:YAMA HACK編集部

初級レベル:登山を始めたばかり、低山ハイクの経験あり
中級レベル:2000m以上の登山や、テント泊、2泊以上の縦走経験あり
上級レベル:危険箇所を含むコース、バリエーションルートや雪山の経験あり

「標準ペースだ」と思っている方が最も多く、続いて4割弱の方が「ゆっくり歩いている」ということがわかりました。

また、「ゆっくり歩いている」と答えた方の登山経験を見てみると、半数が初級レベルの方ですが、思った以上に中級レベルの方も多いようです。

ゆっくりペースで歩いている登山者

撮影:YAMA HACK編集部

実際に「安全に下山することが第一」の登山では、自分が最後まで歩き続けやすいペースで歩くのがよいと言われています。コースタイムはあくまで目安。登山経験に関係なく、自分のペースで歩くことを心がけている方が多いのかもしれません。

②「迷惑かけたかな…」と思ったことがある人は、どのくらいいるんだろう?

アンケート回答グラフ

作成:YAMA HACK編集部

2人に1人の方が「迷惑をかけたかも」と思った経験があるようです。こちらも登山レベルを見てみると、中級レベルの方が半数、続いて初級レベル方が多いという結果になりました。

急な体調不良や怪我など予期せぬトラブルを含めると、登山レベルに関係なく「思ったペースで歩けなかった、周りの人に迷惑をかけてしまった」という経験はよくあることなのかもしれません。

「そうは言っても、やっぱり申し訳なく思ってしまう…」

登山するグループ

出典:PIXTA

読者アンケートから「ゆっくり歩いている人も多い」「自分のペースで歩くのが大事」ということがわかりました。

とは言え、実際に山で
「自分の後ろが大渋滞に…!」
「計画したペースで歩けなかったから、一緒に登った人も山頂まで行けなかった…。」
なんて経験をしたら、やはり周りに申し訳なく思ってしまう人もいるような気がします。

トレラン

出典:PIXTA

また、最近ではトレランやスピードハイクを楽しむ人も増えています。ゆっくり歩く人もランの人も、どちらも自分のペースで気持ちよく山に登れるのが理想的。

ですが登山道には明確な交通ルールがありません。「マナーを守って歩こう」「譲り合って歩こう」と言われていますが、実際には歩くペースが違う人同士でのトラブルや事故は少なくないのが現状です。どんな人でも安全に山を楽しめる方法はないのでしょうか。

みんなが安全に歩くために「あるマーク」がジワジワと広まっている?

「ゆっくり歩く人も、速く歩く人も、どちらも安全に山を歩ける環境にできないものか。」そんな想いから生まれた、「あるマーク」が登山者の間でジワジワと広がってきています。あなたは、このマークを見かけたことがありますか?

ゆっくり山マイマイのバッジ

撮影:YAMA HACK編集部

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