なんと県の8割が山!名峰が揃う長野県で登山”人気ランキングTOP7”

2018/11/07 更新

県の約8割が山地という山岳県。そんな長野県には日本を代表する名峰集まる、登山者憧れの山地です。上級者向けの山はもちろんの事、実は初心者でも楽しめる山もたくさん!今回はそんな長野県の山の中から、特にヤマレコでの投稿数が多い人気の山、神7を紹介します。

アイキャッチ画像出典:PIXTA(木曽駒ヶ岳の登山者たち)

名峰揃いの長野県。人気の山はどこ?

北アルプスの前穂高岳と吊尾根の登山道
出典:PIXTA(北アルプスの前穂高岳と吊尾根の登山道)
穂高岳や槍ヶ岳といった有名な山々が広がる山岳エリア、長野県。数々の名峰が連なる山域は日帰り登山から縦走までが楽しめるので、初級者をはじめベテランまで幅広い登山者に人気があります。地元民にも愛される大自然は、豊かな動植物だけでなく、毎月各地で開かれる四季折々のイベントも魅力の一つです。

そんな山岳エリア、長野県の中で特に登山者に人気の山はどこでしょう。今回は、山のコミュニティサイト《ヤマレコ》でより多く投稿されている、人気の山ランキングを紹介します!(※2018/7/20現在)

長野県での登山には”信州 山のグレーディング”を確認しよう!

各山の登山コースを、体力度・技術度でランク付けした指標が「山のグレーディング」。長野県をはじめ、山梨県、静岡県、新潟県、岐阜県、栃木県、群馬県、山形県の8県、さらに石鎚山系の山のグレーディングがあり、主要な登山道の難易度を確認することが出来ます。自分のレベルにあったコースかどうか、必ず事前に確認しましょう。
信州 山のグレーディングまた、同じ山でも登山ルート(登山口)によって難易度が全く変わる事も!今回は山のグレーディングを基に、YAMAHACKが独自に設定したコース難易度と一緒に紹介します。

難易度★☆☆☆☆:初心者向け。整備された道で距離も短め
難易度★★☆☆☆:初~中級者向け。登山の装備が必要。登山経験が必要・地図読み能力があることが望ましい
難易度★★★☆☆:中級者向け。地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
難易度★★★★☆:上級者向け。危険個所を伴うか非常に体力を要する
難易度★★★★★:熟練者向け。緊張を強いられる厳しいルート


7位:白馬岳

杓子岳登山道から見る朝の白馬岳山頂
出典:PIXTA(杓子岳登山道から見る朝の白馬岳山頂)
白馬岳は、北アルプスで北部に位置する日本百名山。日本最大の雪渓「白馬大雪渓」がある事でも人気の山です。春の雪解け時期に見る事の出来る「代掻き馬」の雪形から、のちに白馬と呼ばれるようになりました。
「シロウマ」を冠する固有種も多く、梅雨の明ける7月頃からはシロウマタンポポやシロウマアサツキをはじめ、実に多くの高山植物が咲き乱れる「花の白馬岳」としても人気があります。

おすすめ登山コース【難易度★★★☆☆】

夏の白馬大雪渓
出典:PIXTA(夏の白馬大雪渓)
白馬岳に登るなら、「白馬大雪渓」を通る1泊2日の登山コースがおすすめ!初日は猿倉山荘から出発。白馬大雪渓を登り、日本最大規模の山小屋「白馬山荘」を目指します。そして翌日白馬岳山頂へ登り、白馬大池から栂池平へ下山する、白馬岳の魅力が詰まったコース。雪渓の上は、夏でもひんやりと涼しい山歩きが楽しめますよ。
白馬岳山頂からは杓子岳や白馬鑓ヶ岳、さらに立山連峰や槍・穂高など北アルプスの主峰を見渡せる大パノラマが広がります。

1日目:猿倉→白馬尻小屋→岩室跡→白馬岳頂上宿舎→白馬山荘(約5時間50分)
2日目:白馬山荘→白馬岳→三国境→小蓮華山→白馬大池→天狗原→登山口(約6時間13分)
【登山口】 猿倉荘

アクセス

【車の場合】
上信越道長野IC→猿倉
【電車・バスの場合】
JR大糸線「白馬」駅下車→アルピコ交通バス→猿倉

▼白馬岳の詳細はこちらを確認!

6位:穂高岳

穂高連峰
出典:PIXTA(穂高連峰)
北アルプスの中でも高い人気を誇る穂高岳。実は穂高岳という名前の山は存在せず、前穂高岳、奥穂高岳、北穂高岳、西穂高岳の4つを中心とした峰々からなる「穂高連峰」が正しい名称です。難易度の高い縦走ルートも多く、迫力ある山容、稜線や山頂からの壮大な眺めなどが多くの登山者を魅了し続けています。

おすすめ登山コース【難易度★★★★☆】

出典:PIXTA(上高地・河童橋)
今回おすすめするコースは、上高地から横尾、涸沢を経由して、北アルプス最高峰・奥穂高岳、前穂高岳へ登頂し、上高地に戻る周回コース。2泊3日ほど必要ですが、2つの穂高岳を楽しむことができ、穂高連峰の魅力を堪能できる人気コースです。
さらに奥穂高岳からは、山のグレーディングでも最難関に指定されている、奥穂高岳~北穂高岳、さらにジャンダルムと呼ばれる巨大な岩陵のある奥穂高岳~西穂高岳といった難ルートがあります。どちらもベテラン以外は避けたほうがよい、憧れのルートです。

1日目:上高地バスターミナル〜横尾山荘(約3時間10分)
2日目:横尾大橋〜穂高岳山荘(約5時間48分)
3泊目:穂高岳山荘〜上高地バスターミナル(約7時間10分)
【登山口】上高地バスターミナル

アクセス

【車の場合(東京方面から)】
高井戸IC→中央自動車道 岡谷JCT→松本IC→国道158号→沢渡駐車場
【車の場合(名古屋方面から)】
名古屋IC→名神自動車道 一宮JCT→東海北陸自動車道 飛騨清見IC→高山清見道路→国道158号→平湯駐車場
【高速バスの場合(新宿から)】
新宿バスセンター-上高地バスセンター

前・奥・北・西、4つの穂高岳についてはこちらをチェック!

5位:木曽駒ヶ岳

夏の千畳敷カール
出典:PIXTA(夏の千畳敷カール)
中央アルプスの最高峰、木曽駒ヶ岳。標高2,612mにある千畳敷までロープウェイで移動できる事から、登山初心者をはじめ幅広い年齢層から支持されている人気の山です。
木曽駒ヶ岳は季節に合わせた美しい景色を見る事が出来るのも大きな魅力。夏にはシナノキンバイやチングルマをはじめとした約150種類以上の高山植物が一面に咲き乱れ、秋には赤・黄色・緑など息をのむほど美しい紅葉を楽しむことができます。

おすすめ登山コース【難易度★★☆☆☆】

秋の千畳敷カール
出典:PIXTA(秋の千畳敷カール)
木曽駒ヶ岳は初心者でも気軽に中央アルプスデビューできる、ロープウェイを使った登山コースが人気。山頂まで登ってもよし、山頂まで行かずに千畳敷カールを散策するだけでもよし!と様々な楽しみ方が出来るのも魅力です。
※初心者向けの山ですが、千畳敷駅からは本格的な登山道となります。しっかりと登山に適した服装・装備で臨みましょう。
菅の台バスセンター→しらび平→千畳敷駅(50分)→乗越浄土(10分)→宝剣山荘(30分)→中岳(30分)→木曽駒ケ岳(30分)→中岳(20分)→宝剣山荘(30分)→乗越浄土(30分)→千畳敷駅
【登山口】千畳敷駅

アクセス

【車の場合】
中央自動車道 駒ヶ根IC-菅の台バスセンター(駒ヶ根ICより約3分)-路線バスに乗換-しらび平へ
【電車・バスの場合】
JR飯田線 駒ヶ根駅-徒歩で駒ヶ根バスターミナルへ移動-路線バスにてしらび平へ
→路線バスの詳細についてはこちら

▼木曽駒ヶ岳についてもっと知りたい方はコチラ


4位:燕岳

燕岳
出典:PIXTA(燕岳)
「アルプスの女王」とも呼ばれ美しい山容が魅力的な燕岳は、標高2,763mと高山ながらも登りやすく、一年を通して多くの登山客で賑わう人気の山。山頂からは槍ヶ岳や連なる山々の美しい稜線、さらに富士山や南アルプスまで一望できます。
山頂付近にはピンクが可愛らしいコマクサの群生や、イルカ岩・ゴリラ岩・メガネ岩など面白い形をした奇岩などが並び、登るだけではなく目でも楽しむことができます。

おすすめ登山コース【難易度★★★☆☆】

燕岳登山口
撮影:YAMAHACK編集部
初めて登る人は中房温泉からスタートし、北アルプス三大急登の一つ「合戦尾根」を登る1泊2日のコースがおすすめ!合戦尾根は急登が続きますが、道が整備されれおり歩きやすいのが特徴です。夏だけ食べる事のできる、合戦小屋名物”スイカ”も大人気!

1日目:燕岳登山口→第二ベンチ →合戦小屋→燕山荘(約4時間20分)
2日目:燕山荘→燕岳→燕山荘→合戦小屋→第二ベンチ→燕岳登山口(約3時間45分)

アクセス

【車の場合】
長野自動車道 安曇野I.C.→安曇野市営駐車場→燕岳登山口
【電車・バスの場合
JR大糸線 松本駅→穂高駅→定期バスor タクシー→中房温泉→燕岳登山口
→安南タクシーの時刻表はこちら
【直通バスの場合】
まいにちアルペン号≪要予約≫ 竹橋→燕岳登山口
→まいにちアルペン号についてはこちら

▼燕岳の魅力をもっと調べたいならこちら

3位:槍ヶ岳

槍ヶ岳
出典:PIXTA(槍ヶ岳)
登山が好きなら一度は挑戦してみたいと思う、日本を代表する名峰「槍ヶ岳」。鋭鋒のシルエットが特徴的なこの山は、稜線が四方に伸びているためさまざまなルート選択が可能で、どのコースも北アルプス屈指の人気コースです。
夏にはハクサンイチゲやミヤマリンドウなどたくさんの高山植物、秋にはナナカマドやダケカンバの紅葉など、槍ヶ岳をバックに見る景色は圧巻!

おすすめ登山コース【難易度★★★★☆】

槍ヶ岳山頂
出典:PIXTA(槍ヶ岳山頂)
多くのルートを持つ槍ヶ岳ですが、最も一般的なのが、上高地から出発し梓川を上流へ、槍沢沿いを進む2泊3日の槍沢コース。夏でも雪渓が残る大曲やガレ場・ザレ場、さらに鎖場や鉄はしごなども駆使して登っていく上級者向けの槍ヶ岳。やっとのことでたどり着いた山頂からは360°の大パノラマが!飛騨山脈や八ヶ岳、中央アルプスや南アルプスなど、多くの名峰を見渡すことのできる大展望台です。

1日目:上高地バスターミナル→河童橋→明神分岐→徳沢→新村橋→横尾山荘→一の俣→槍沢ロッヂ(約4時間50分)
2日目:槍沢ロッヂ→大曲→天狗原分岐→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘(約6時間30分)
3日目:槍ヶ岳山荘→上高地バスターミナル(約8時間)
【登山口】上高地バスターミナル

アクセス

【車の場合】
上信越道 松本IC→国道158号→沢渡駐車場→シャトルバスorタクシー
※自然環境保護のため上高地へのマイカー規制されています。自家用車・二輪車の乗り入れはできませんので、佐渡駐車場または平湯駐車場でバスかタクシーに乗り換えてください。
→シャトルバスについてはこちら
【電車・バスの場合】
松本駅→松本電鉄 新島々駅→バスorタクシー
→バスの時刻表はこちら

▼憧れの槍ヶ岳へ!詳細はコチラ

2位:硫黄岳

硫黄岳爆裂火口
出典:PIXTA(硫黄岳爆裂火口)
山頂の南北の両端にある荒々しい”爆裂火口跡”が特徴の硫黄岳。南八ヶ岳エリアの中でもその姿は特徴的で、かつて火山活動が繰り返し行われていたことを強く物語っています。
また硫黄岳は荒々しい姿からは想像できないほど、たくさんの高山植物を楽しむことが出来る山としても人気。特に硫黄岳から横岳へと向かう途中にある硫黄岳山荘周辺では、高山植物の女王「コマクサ」をはじめ、ツクモグサやウルップソウ、チョウノスケソウなど、たくさんの花に出会うことが出来ます。

おすすめ登山コース【難易度★★☆☆☆】

秋の八ヶ岳連峰・横岳の登りから見る硫黄岳
出典:PIXTA(秋の八ヶ岳連峰・横岳の登りから見る硫黄岳)
硫黄岳は日帰りコースから縦走コースなど、体力やレベルに合わせたコース設定ができる山。そのなかでも桜平登山口から登りオーレン小屋を通り山頂へ向かうコースは、登山道も比較的整備されて難所もなく、八ヶ岳初心者におすすめ。コース途中には山小屋もあるので、自分のペースに合わせて休憩しながら登る事が可能です。

桜平登山口→夏沢鉱泉→オーレン小屋→峰の松目→硫黄岳→夏沢峠→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平登山口(約5時間30分)
【登山口】桜平登山口

アクセス

【車の場合】
■東京方面から
中央自動車道 諏訪南IC→桜平駐車場
■名古屋方面から
中央自動車 諏訪IC→桜平駐車場
【電車・バスの場合】
JR 茅野駅→タクシー

▼火口がカッコいい!硫黄岳の詳細はコチラ



1位:赤岳

出典:PIXTA(赤岳を権現岳から望む)
登山者人気ランキングの第1位は赤岳!名前の由来ともなった赤茶色の山肌が特徴的な、八ヶ岳の最高峰です。時間帯によって輝きが変わり、特に早朝や夕方にはより美しい輝きを楽しむことができます。山頂からの景色も圧巻で、他の八ヶ岳の山々をはじめ、北アルプス、南アルプスの山々、さらに富士山まで見渡すことができる大パノラマが!
また、日帰り~縦走までレベルに合わせたコース選択が可能な赤岳。初級者も上級者も、誰もが楽しめる山としても人気です。

おすすめ登山コース【難易度★★★☆☆】

八ヶ岳・赤岳山頂から望む富士山と茅ヶ岳
出典:PIXTA(八ヶ岳・赤岳山頂から望む富士山と茅ヶ岳)
赤岳に初めて登るなら、美濃戸口から赤岳山頂を目指すピストンコースがおすすめ。途中ハシゴやくさり場、岩場などもありますが、アクセスも良く難所も少ないため、1泊する事ができれば初級者でも挑戦することが可能。「レベルアップしたい!」と思っている初級者にはおすすめのコースです。さらに余裕のある人は、人気の縦走コース【赤岳~横岳~硫黄岳】もおすすめです。

1日目:美濃戸口→美濃戸山荘→行者小屋(約3時間30分)
2日目:行者小屋→地蔵の頭→赤岳→行者小屋→美濃戸山荘→美濃戸口(約6時間)
【登山口】美濃戸口

アクセス

【車の場合】
中央自動車道 諏訪南IC→県道425号→県道484号→美濃戸口
【電車・バスの場合】
JR 茅野駅→アルピコバス「美濃戸口線」→美濃戸口バス停にて下車

長野県は国内屈指の登山エリア。人気の山に出かけよう!

【長野県 燕岳】 早朝の燕岳
出典:PIXTA(【長野県 燕岳】 早朝の燕岳)
ハイキングから上級者向けの山まで、レベルに合わせて誰でも登山を楽しむことが出来る長野県。北・中央・南と3つのアルプスや八ヶ岳など数々の名峰に挑戦できる、まさに登山者憧れの県の一つです。また、今回のランキングで選ばれた山の他にも、魅力的な山が長野県にはたくさん!今度の休日、どの山へ行きますか?

 

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。(足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。)
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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松崎 清央

Webライター・自然体験指導者。新潟在住。市役所を退職後、アウトドア専門学校に入学し、登山、キャンプ、カヤック、自然ガイド、農業などを経験。自然を仕事にする生き方を選ぶ。【得意分野】子ども体験活動の企画・運営、青少年教育・野外教育、人前で話すこと。現在フリーランス。

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