黄金山|遠くからでもわかる黄金富士!アトラクション感ある登山に挑戦

2018/10/15 更新

札幌から約100分。周りの緩やかな山容の中、ひときわ目立つ存在なのが「黄金山」です。円錐型にスッと伸びた山容は、富士の名にふさわしい浜益を代表する山。山頂まで約2時間弱と比較的短い登山コースですが、その登山コースはアスレチック感満載の登山コース。急登やロープ、鎖場やトラバースなど、スリル満点のコースを堪能できます。今回は登山コースの紹介や見どころ、周辺情報など、黄金山の魅力に迫ります!


アイキャッチ画像出典:PIXTA

黄金山(こがねやま)とはどんな山?

黄金山 提供:石狩市
標高山頂所在地最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
739.1m北海道石狩市浜益区20.7℃6.9℃
参考:ヤマレコ
黄金山は、北海道石狩市の北部にある、標高739mの山です。名前の由来は、かつてこの一帯で金が採掘されたからだと伝えられています。綺麗な円錐型をした山容に特徴があり、浜益(はまます)富士、黄金富士とも呼ばれています。国が指定する北海道の名勝、ピリカノカ(アイヌ語で美しい・形の意)に平成21年選ばれています。

1,000m以下なのに高山植物の姿が!

黄金山の花 出典:PIXTA(シラネアオイ、エゾイチゲ)
黄金山では登山道の全体にわたって多くの高山植物を観ることができます。山腹から山頂の崖地にかけて、エゾイチゲ、シラネアオイ、イカリソウ、イワキンバイなどが、春から夏にかけて花を咲かせ、登山者に清涼感を与えてくれます。

360度見渡せる絶景

黄金山の山頂は痩せた尾根状になっており、山頂の手前、数十メートルの地点に岩が露出したピークがあります。樹木が無いこのピークからは、360度の展望を得ることができます。北から東にかけては浜益岳や暑寒別岳など増毛山地の山々が連なっています。
山頂からの眺めももちろん格別。黄金山は800mに満たない山ですが、高い山が隣り合っていないためこの眺望が成しうるのです。西から南にかけては日本海が広がり、遠く積丹半島まで見渡すことができます。

黄金山の難易度は?

黄金山は往復で3時間弱とコースタイムだけ見ると比較的短い登山コース。”初心者でもOK”と紹介されている場合もありますが、コース途中からロープ・鎖・ハシゴ場が続き、山頂付近は両側が切れ落ちているなど、アトラクション感満載の登山コース。事前に必ずコースをチェックし、しっかりとした装備で挑みましょう!

連続するロープ・ハシゴ…黄金山の登山コースを紹介

黄金山の登山コースを紹介します。登山口は一箇所のみで、コースは途中で旧道と新道に分岐する他、バリエーションはありません。頂上までの所要時間は約一時間半で、下りは一時間程度です。
山頂東側において、一部崩落箇所があります。付近を歩く際には十分にご注意ください。
コースタイム日程難易度
2時間30分日帰り★★★☆☆
登山口
提供:石狩市
浜益川の支流、兼平沢川沿いを走る林道を上流に進みます。林道の終点に駐車スペースがあり、その突き当りに登山口があります。登山口の手前には水洗トイレもあります。
登山道
スタートして間もなくはゆるやかな樹林帯の中を登り進みます。二つほど小さな沢を越えるとまもなく分岐点にたどり着きます。分岐点には水場がありますので、必要な場合は補給してください。
黄金山分岐
分岐点に向かって右へ進む方が新道、左へ進む方が旧道です。いずれの道も危険な箇所がありますが、旧道の方が断崖のトラバースをするなどやや難易度が高め。両方とも歩きたいという方は、登りに旧道を、下りに新道を選択することをお勧めします。
黄金山登山道
提供:石狩市
旧道へ進路を取り、登り進むと道は徐々に傾斜が増してきます。途中ロープが張られた急斜面やトラバースする箇所がありますので注意して進行してください。山頂の手前で新道と合流します。
岩場のトラバース
雨の日は足元が滑りやすく危険な場所も。ロープを使いながら慎重に歩きましょう。

前衛峰
提供:石狩市
分岐合流点から頂上までは約150m。急な岩場を手を使いながらよじ登ると前衛峰(サブピーク)に到着。目の前に見えるのが山頂です。樹木のない岩峰は、頂上よりも眺めが良いとの声が多いほど。
黄金山山頂
提供:石狩市
サブピークと向かい合わせで頂上が見えます。低木に囲まれていますが、やはり頂上からの眺望は格別。山頂はそれほど広くはありませんが、混雑していなければ食事を摂るスペースはあります。
新道下り
下りは新道を利用します。分岐から間もなくロープが張られた急斜面がある他、危険な箇所が少ない道です。途中日本海を望みながら下り進む箇所もあり、登山の終盤に元気を与えてくれます。

黄金山へのアクセス方法

黄金山登山口までのアクセスを紹介いたします。公共交通は直接登山口まで経由していませんので、アクセスにはマイカーか、レンタカーが便利です。

車の場合

オロロライン(国道231号)→国道451号
※未舗装の林道であるため、普通乗用車及びマイクロバスでのみ通行可能。

バスの場合

沿岸バス札幌駅前ターミナル→特急はぼろ号(増毛経由便)行き→柏木下車
※柏木から登山口までは距離約11kmあります。
沿岸バスの時刻表はこちら

駐車場情報

黄金山 駐車場
提供:石狩市
駐車場は兼平沢林道の終点にあります。それほど大きな駐車場ではないので混雑することも多いそうです。

住所:石狩市浜益区実田
電話番号:0133-79-2213(こがね山岳会事務局)
駐車台数:約10台
駐車料金:無料

ココだけは一緒に行っておきたい!周辺情報

せっかく黄金山まで来たのなら、このスポットは押さえておきたい。そんな山旅をより充実させる素敵な場所をご紹介。

黄金山のイチイ

イチイの木 黄金山の登山口にアクセスする兼平沢林道の途中には、推定樹齢1500年のイチイの木があります。樹高18m、幹回り5mの風格ある大木です。北海道の厳しい自然を長年生き続けてきた黄金山のイチイ、ぜひその崇高な姿を拝んでください。
所在地:兼平沢林道から約2.6kmの地点に案内看板があります。看板から徒歩約200m

オロロラインで絶景ドライブ

オロロンライン 出典:PIXTA
小樽から稚内まで、日本海の海沿いを走る道路がオロロラインです。総延長380kmの道中には見どころが沢山。このあと紹介する黄金岬や、高さ100mにもなる風力発電プロペラが沿道3kmに渡って続く光景、また最北の富士として知られる利尻富士が海上に屹立する姿など、北海道の雄大さを実感することができます。
出典:PIXTA
黄金山から少し離れてしまいますが、オロロラインにある黄金岬(留萌市)から見る夕陽は絶景!黄金山登山の際にはぜひ訪れてみて欲しいおすすめスポットです。

一般登山が長く楽しめる黄金山

出典:PIXTA
積雪シーズンが長い北海道の山々にあって、標高がそれほど高くない黄金山は、一般登山シーズンが5月~10月とやや長めです。雪山登山はまだ敷居が高いかなというハイカーにとって、長い期間登山が楽しめる黄金山はありがたい存在。ルートにはスリリングな場所もありますが、登山のスキルアップにぜひチャレンジしてみてください。


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kei noda
kei noda

広告ライター/ハイキングとロードバイクそして居酒屋が好きなミドルエイジです。

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