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紅葉した月山

どこまでも続く稜線を彩る紅葉!月山の日帰り登山&お手軽散策コース

東北を代表する名峰、月山。秋になると赤や黄色の紅葉がどこまでも続き、その様子は昔から登山者の心を捉えて離しません。リフトを使えば日帰りで紅葉登山を楽しめるので、近隣だけでなく全国から人々が訪れます。そんな月山の人気登山コースと、1時間で周れる弥陀ヶ原散策コースをまとめました。ついでに寄りたいドライブコースや温泉情報も!

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

一度は訪れたい、月山の紅葉の見頃はいつ?

紅葉した月山

出典:PIXTA(月山の紅葉)

月山は山形県の中央にそびえる標高1984mの火山で、日本百名山にも数えられる名峰です。山頂には月山神社が祀られ、山岳信仰の山としても有名。湯殿山、羽黒山と共に出羽三山の1つとしても知られています。

山肌を染める赤や黄色の紅葉

月山の紅葉

出典:PIXTA(紅葉の月山)

月山のなだらかな山肌に、鮮やかな色が満ちあふれる秋。真っ赤なナナカマドやミネカエデ、金色の草紅葉などが織りなす秋色の絨毯は、登山者への最高の贈りものです。

リフトを利用して日帰り登山

月山 紅葉とリフト

出典:PIXTA(秋の月山登山道)

月山は麓からリフトが利用でき、一気に1500mあたりまで登ることができるのも魅力のひとつ。リフトを使うと山頂まで往復4時間の行程なので、気軽に日帰りで圧巻の紅葉を堪能することも可能です。

2022年の見頃はいつ?

月山紅葉の見頃

作成:YAMA HACK編集部

月山の紅葉は、例年ですと9月の上旬から色づきはじめ、9月中旬から10月中旬が見頃となっています。

登山前に紅葉状況が知りたい方は、月山ビジターセンターや西川町観光協会のHPにアクセスしてください。

月山ビジターセンター
ぶらり西川ガイド

リフトを使って日帰り登山!

月山は「やまがた百名山のグレーディング」で難易度A(概ね整備済み、転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い、道迷いの心配は少ない)の山です。もし体力的に不安がある場合は、途中の「姥ヶ岳」までの山行もおすすめ。十分に絶景の紅葉を楽しむことができます。

姥ヶ岳~月山周回コース(リフト使用)

合計距離: 5.75 km
最高点の標高: 1968 m
最低点の標高: 1508 m
累積標高(上り): 823 m
累積標高(下り): -800 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

 

ルート概要(往復)
リフト上駅(30分)→姥ヶ岳(20分)→金姥(30分)→牛首(60分)→頂上小屋(50分)→牛首(20分)→牛首下分岐(30分)→リフト上駅

姥沢駐車場から歩いて10分ほどで月山ペアリフトに到着。リフト下駅から乗車後は、10分ほどの空中散歩を楽しみながらリフト上駅を目指します。

月山ペアリフト

出典:PIXTA(月山リフト・紅葉)

リフトを降りるとすでに森林限界。赤、黄色、緑の絨毯が敷き詰められた景色の中、登山をスタートします。登り始めは緩やかな木道。雄大な景色に抱かれながら歩みを進めていきましょう。

月山の紅葉

提供:ヤマレコ/yukky3(リフトを降りてすぐに、色とりどりの紅葉が)

姥ヶ岳からは壮観な景色が広がる稜線歩き、木道と石畳の登山道は整備されているので快適です。登山道脇のカエデや、大草原のキャンバスに映える鮮やかな紅葉を眺めながらの贅沢な山行。

月山の紅葉

提供:ヤマレコ/yukky3(どこまでも続く稜線と紅葉)

牛首からは岩場の登山道になり傾斜もやや急に。山頂に到着すると立派な月山神社が祀られており、神社の裏手にある三角点からは東北の名峰、鳥海山も見渡せます。

月山からの眺め

出典:PIXTA(山頂から望む鳥海山)

山頂からの絶景に別れを告げ、下山を開始。牛首までの急坂やガレ場の箇所は、足元に十分気をつけてください。牛首から牛首下の分岐を通りリフト上駅方面に向かいます。下りながらも山肌の紅葉や、草紅葉を十分に堪能しましょう。

気軽に散策したい、弥陀ヶ原

月山の8合目には、広大な「弥陀ヶ原湿原」があり大小合わせ数十の池塘(ちとう)が点在。秋は一面に広がる草紅葉が素晴らしく、毎年多くのカメラマンや観光客が訪れます。

弥陀ヶ原散策コース

合計距離: 2.34 km
最高点の標高: 1466 m
最低点の標高: 1400 m
累積標高(上り): 134 m
累積標高(下り): -134 m
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:1時間7分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

弥陀ヶ原湿原の周囲には、約2キロの木道が整備されており、1時間ほどかけて周遊できます。秋には黄金色に輝く草紅葉と、空が映り込んだ青い池塘のコラボレーションが楽しめます。幻想的な風景の中、紅葉に染まる月山を眺めながらのんびり散策するのも風情があるでしょう。

弥陀ヶ原の紅葉

出典:PIXTA(秋の弥陀ヶ原湿原)

弥陀ヶ原の紅葉

出典:PIXTA(秋の弥陀ヶ原湿原)

弥陀ヶ原の散策マップを羽黒町観光協会のサイトからダウンロードすることができます。登山時に参考にしてみてください。
羽黒町観光協会 弥陀ヶ原湿原のページを見る

ドライブや温泉も見逃せない!

月山の周辺には紅葉が楽しめる快適なドライブコースや、下山後に疲れを癒してくれる温泉もあります。登山の際に一緒に満喫してみてはいかがでしょうか。

月山花笠ラインをドライブ!

月山湖と花笠ライン

出典:PIXTA(月山湖の紅葉と花笠ライン)

「月山花笠ライン」は出羽三山をつなぐ幹線道路で、かつては行者も歩いた信仰の街道。「日本の道100選」にも選ばれ、錦秋の月山を車窓からも眺望できます。沿道にある寒河江ダム(月山湖)では日本一の高さを誇る112mの大噴水が見事です。

温泉も豊富!

志津温泉

出典:PIXTA(志津温泉と紅葉)

月山の周辺には、湯殿温泉や肘折温泉など温泉場が多く点在しています。特におすすめは月山スキー場からもほど近い志津温泉です。温泉街には宿坊が立ち並び、泉質は切り傷やヤケドなどに効果的な食塩泉。登山の疲れを癒やしに訪れてみてはいかが?
山形県 志津温泉のページを見る

登山口へのアクセス・駐車場情報

登山口である姥沢と弥陀ヶ原までのマイカーと公共交通機関のアクセス方法をご案内します。マップや駐車場情報も一緒に参考にしてください。

姥沢(月山スキー場)までのアクセス

【車の場合】
山形自動車道 月山IC-国道112号線-県道114号線-姥沢(月山ICより約20分)
※登山口のリフト乗り場までは徒歩で10分ほどです。

<駐車場>
駐車可能台数:約500台
料金:無料
トイレ:あり

【電車・バスの場合】
JR山形駅-山交バス 山形駅前①乗り場-西川バス停-西川町営バス-姥沢バス停(山形駅前より約1時間半)

バスの時刻表を調べる

月山8合目(弥陀ヶ原)までのアクセス

【車の場合】
庄内あさひIC-県道44号線-広域農道-県道211号線-月山8合目(庄内あさひICより約1時間)

<駐車場>
駐車可能台数:約150台
料金:無料
トイレ:あり

【電車・バスの場合】
JR羽越本線 鶴岡駅-庄内交通バス羽黒・月山線-終点下車(鶴岡駅から約2時間)

バスの時刻表を調べる

紅葉の名所月山で、錦秋の絶景に酔いしれる

月山の紅葉

出典:PIXTA(月山の草紅葉)

山形県の名峰月山の紅葉はいかがでしたか?なだらかな山肌に、色とりどりの紅葉が織りなす景観にきっと息を飲むことでしょう。ぜひ一生に一度は訪れてみたい山の1つです。リフトで気軽に日帰り登山が可能だったり、弥陀ヶ原の景色だけでも十分満足できるのも魅力。今年の秋はのんびりと月山の紅葉に酔いしれてみませんか。

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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