「登らない富士山」が実は玄人に人気!? 目指せ富士山マスター!

もはや説明不要、日本が誇る世界遺産「富士山」。快晴の日に富士山が見えるとなんだか1日が気持ち良く送れたりしませんか? やはり日本人にとって富士山は特別な存在。富士登山をする自信はないけれど富士山を満喫したい!という方も多いのではないでしょうか。実は、そんな方におすすめの穴場スポットがあるんです。歴史を学びつつ観光を満喫できる、『登らず楽しむ富士山』をご紹介します。


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「登らない富士山」ってどういうこと!?

富士山と車 出典:PIXTA
2018年は三連休以上が10回もある連休の当たり年。充実の連休を過ごしたいあなたにおすすめなのが、都心からもそれほど遠くない富士山。いつかは登ってみたいという人も多いのでは? とはいっても、今回ご紹介するのは富士登山ではないんです!

富士山が見えるとなんだか晴れやかな気持ちに!

富士山とスカイツリー 出典:PIXTA
晴れた日に富士山の美しい姿を遠望することができると気分がウキウキしてしまいます。そんな富士山をもっと近くで見てみたいとは思いませんか? もちろん秋から春にかけては登山オフシーズンなので登ることはできませんが、麓からでも十分に富士山を堪能することができるのです。見る場所によって違った表情を見せてくれる富士山の新しい魅力を発見してしてみてはいかがでしょうか。

世界遺産は富士山だけじゃない!?

疑問を持つ人々 出典:PIXTA
富士山が世界遺産であることは多くの人が知るところですが、自然遺産ではなく文化遺産に分類されていることはご存知でしょうか。美しい山容を持つ成層火山である富士山は、山岳信仰の対象として、また富岳三十六景などの浮世絵の題材として、日本人の心の拠り所として長い歴史があります。こうした自然景観や、神社、史跡など25もの構成資産により、文化遺産としての富士山が形成されているのです。そんな構成資産を巡る旅が、密かな人気を集めています。


富士山の周りをぐるりと一周する旅はいかが? ~山梨側~

富士山 出典:PIXTA
文化遺産富士山の周りに点在している構成資産は、実は観光の穴場。その中でも、1年を通じて訪れることができるスポットを、山梨県と静岡県のそれぞれからピックアップしてご紹介します。美しい富士山を望み、歴史を読みながら旅を楽しんでみてはいかがでしょう。まずは山梨県側から!

①山中湖

山中湖
出典:PIXTA
富士山の裾野に点在する富士五湖。中でも一番面積が大きいのが山中湖です。湖の周囲には企業や大学の保養地が建ち並び、夏には多くの観光客で賑わいます。山梨県と神奈川県を流れる相模川の源流でもあります。

②忍野八海

忍野八海 出典:PIXTA
忍野村にある八つの湧水池が忍野八海です。富士山の雪解け水で、地下に染み込み、長い時間をかけて地上に湧き出した透明度の高い水質が特徴です。富士山信仰の霊場で八つの池それぞれに竜の神様が祀られています。

③御師旧外川家住宅

御師旧外川家住宅 出典:PIXTA
富士山信仰の拠点として、参詣者の食事や宿泊を世話する宿坊が御師住宅です。旧外山家住宅の母屋は1768年に築造された貴重な建物で、江戸時代の山岳信仰を伝える貴重な資料として、国の重要文化財にもなっています。

④北口本宮冨士浅間神社

北口本宮冨士浅間神社 出典:PIXTA
全国にある浅間神社の一社ですが、その歴史は古く日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの地に祠を建てたことが始まりとも伝えられています。江戸時代に富士山信仰が庶民の間に広がると、多くの信者が集まるようになりました。


⑤船津胎内樹型

船津胎内樹型 出典:PIXTA
富士山から噴出した溶岩が大木を飲み込み、木の形を残したまま冷えて固まった空洞が溶岩樹型です。船津胎内樹型は複数の木が重なった状態で形作られた大きな洞窟で、有機的なうねりやしわが表面を覆いまるで人の胎内のいるかのような雰囲気です。

⑥河口浅間神社

河口浅間神社 出典:PIXTA
浅間神社の一社で河口湖の側にあるのでこの名を冠しています。山裾にひっそりと佇む趣きのある社殿、古木が周囲を囲み、中でも「七本杉」と呼ばれる樹齢1200年の杉の木は、山梨県指定天然記念物に指定されています。

⑦河口湖

河口湖 出典:PIXTA
面積こそ山中湖に譲るものの周囲の距離は一番長いのが河口湖です。入り組んだ湖岸線からは、多彩な自然景観を楽しむことができます。遊覧船やロープウェイ、美術館などの観光施設がある他、近年は温泉街としても賑わっています。

⑧本栖湖

本栖湖 出典:PIXTA
富士五湖の中で最も西に位置し、水深が一番深いのが本栖湖です。観光地的な賑わいは少なく自然を多く残す景観も特徴です。とりわけ有名なのが湖に富士山の姿を映すいわゆる「逆さ富士」の名所で、五千円札の裏面に描かれる逆さ富士のモデルとなっています。

山梨側マップ
出典:Google Map
山梨県には富士山構成資産はもちろん、自然の美しさを堪能できるスポットが豊富。ちょっと足を延ばして、一緒に訪れたい場所をご紹介します。

さらなる日本の美しさを求めて景勝地へ

昇仙峡 出典:PIXTA
<昇仙峡>
富士山と並び山梨県を代表する名勝が昇仙峡です。甲府市北部の渓谷にあり、山水画を思わせるような渓流や滝そして荒々しい岩峰が美しい風景を形作っています。中でも目を引くのが主峰の覚円峰、鋭く屹立したその姿は中国の泰山にも比較されるほどです。

【公共交通】
JR中央本線:甲府駅で下車
南口バスターミナル4番乗降口から昇仙峡行き

【マイカー】
中央自動車道:甲府南IC(東京方面)または甲府昭和IC(長野方面)から一般道へ
昇仙峡ラインを経て、昇仙峡無料駐車場で下車


富士山の周りをぐるりと一周する旅はいかが? ~静岡側~

富士山
出典:PIXTA
続いて静岡県側の構成資産をご紹介します。綺麗な円錐状の富士山ですが、静岡側から見た富士山と、山梨側から見た富士山では、やや趣が異なります。シュッと細見に立ち上がる静岡側は女富士、ゴツゴツと荒々しい山肌が特長の山梨側は男富士と言われています。みなさんは、どちら側から見た富士山が好みでしょうか。

①人穴富士講遺跡

人穴富士講遺跡
出典:PIXTA
富士講とは江戸時代に庶民の間で広がった富士山信仰の団体です。人穴富士講遺跡は溶岩流によってできた83mの洞窟で、富士講の開祖である角行が中に籠り修行をしたと伝えられます。現在は中に入ることはできません。

②白糸ノ滝

白糸ノ滝
出典:PIXTA
周囲200mほどの絶壁から、まるで白いカーテンのように水が落ちる白糸の滝、一筋一筋の水の流れが絹糸のようだと、この名前が付きました。滝の大半は崖の隙間から湧き出る地下水という珍しい滝で、日本の滝100選にも選ばれています。

③村山浅間神社

村山浅間神社
出典:PIXTA
富士山信仰における参拝登山道として古くから使われてきた富士山村山口登山道、その起点にあるのが村山浅間神社です。村山は富士山の修験道の拠点で、この場所には寺院が置かれていました。明治の廃仏毀釈により神社に置き換わり現在に至っています。

④山宮浅間神社

山宮浅間神社
出典:PIXTA
数ある浅間神社のうち最も古いとされるのがこの参宮浅間神社です。本宮浅間大社との繋がりが深く、この神社から移転されたと伝えられています。境内には富士山を遥拝するための遥拝所や、古の祭祀が行われた石塁など、歴史を感じさせる史跡が多くあります。

⑤富士山本宮浅間大社

富士山本宮浅間大社 出典:PIXTA
全国に1,300ある浅間神社の総本社が富士山本宮浅間大社です。富士宮市街にある本宮と、富士山山頂の奥宮があります。現在の本宮本殿は徳川家康が建立したもので、国の重要文化財に指定されています。境内には富士山の湧き水からなる湧玉池があります。

⑥三保松原

三保松原
出典:PIXTA
駿河湾に突き出た三保半島、その海岸線の約7kmに渡って群生している松林が三保松原です。この松林越しに望む富士の姿は、海、松、富士とまさに日本の風景そのもの。歌川広重の浮世絵にも描かれている名勝です。

*他の構成資産とは離れた場所に位置していますので、資産巡りをする場合は、ここを起点あるいは終点にすると効率的です。

⑦東口本宮冨士浅間神社

東口本宮冨士浅間神社
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富士山の東を守るかのように鎮座するが東口本宮富士浅間神社です。平安時代に富士山の東側で噴火が起こり、その鎮火を祈願するためにしつらえた祭祀場がその起源とされています。現在は須走登山道の起点としても知られています。

*住所は静岡県ですが、山中湖に近い場所にありますので、山梨側の構成資産と併せて巡るのがおすすめです。

出典:Google Map

さらなる日本の美しさを求めて景勝地へ

日本平
出典:PIXTA
<日本平>
静岡にも+αで訪れたい絶景の地があります。静岡市の有度山(うどやま)とそのゆるやかな山腹一帯である日本平です。日本武尊の伝説がその名の由来とも。ロープウェイが架設されており、広々とした山頂からは三保半島や清水港を一望。そしてその先には富士山が美しく佇み、夜景もおすすめです。

【公共交通】
東海道新幹線:JR静岡駅で下車
JR静岡駅11番バス停で乗車、県営駐車場・日本平ホテル入口へ

【マイカー】
東名高速道路:清水IC(東京方面)または静岡IC(名古屋方面)から一般道へ

「登らない富士山」は、これだけじゃない!

富士山
出典:PIXTA
登らず楽しむ富士山は、とにかく富士山周辺の色んなスポットをスタンプラリーのように訪れるも良し、1つ1つのスポットをゆっくりと楽しむも良し。休みの日数に併せて、オリジナルのプランを立てるのもワクワクしますね!

▼富士山五合目へ行く!

▼富士五湖を巡る!

▼温泉から富士山を眺める!

連休には富士山へ。旅の充実度がグッとアップ!

富士山と桜 出典:PIXTA
富士山の魅力は自然の美しさと、歴史や文化の奥深さの両面があります。世界遺産の構成資産を巡ることでそのどちらも堪能することができます。25か所もの資産のうち、日帰りで行ける場所は限られてしまいますが、連休があれば十分な数の構成資産を訪れることができるはず。次の連休は、ぜひ富士山を間近で楽しんでみてはいかがでしょうか。



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富士山
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kei noda
kei noda

広告ライター/ハイキングとロードバイクそして居酒屋が好きなミドルエイジです。

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