意外と知らない? 実はいっぱいある『○○三山』
日本の山は、3つの山を『○○三山』とまとめて称することがよくあります。3つの山が連なっていることもあれば、点在している場合もあり、その名の由来は様々。地蔵岳・観音岳・薬師岳からなる鳳凰三山のように、「鳳凰山」という1つの総称があることも。
そんな『○○三山』、どのくらい知っていますか? 実は、日本各地に30を優に超える『○○三山』があるんです!
秘かに人気! 縦走におすすめの『○○三山』
みなさんがよく耳にするのは、縦走コースとしても人気の「白馬三山」や「立山三山」、「白峰三山」でしょうか。今回は、縦走が楽しめる『○○三山』の中でも、知る人ぞ知る魅力がたっぷりの『○○三山』を7つご紹介します!
①山花の魅力も味わえる![比企三山]
比企三山とは、埼玉県比企郡にある笠山・堂平山・大霧山のことです。
最高点の標高: 867 m
最低点の標高: 201 m
累積標高(上り): 2076 m
累積標高(下り): -2090 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:6時間50分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい

【コースのポイント】
比企三山の登山道は春になるとカタクリやイワウチワ、ミツマタをはじめ、レンギョウやスイセンなどたくさんの花々が咲き誇ります。堂平山の山頂はなだらかで、現国立天文台の堂平観測所が設置されています。一番展望の良いのは大霧山で、浅間山や谷川岳など数多くの山々を見渡すことができます。
②健脚向けのロングトレイルを楽しめる![奥多摩三山]
最高点の標高: 1503 m
最低点の標高: 519 m
累積標高(上り): 3931 m
累積標高(下り): -3650 m
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コースタイム:12時間5分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要

【コースのポイント】
奥多摩三山の縦走は登山口と下山口が豊富で、好きなところを設定できるのも魅力。どこから登っても距離が長いですが、コースを変えて何度も登るのにも楽しい縦走コースです。富士山や江ノ島、東京のビル群などの展望を楽しみながらも、奥多摩の山深さを味わえます。