富士山を望む!富士五湖周遊の絶景ドライブ
富士山が好きだけれど、登山は難しそう……と考えているあなた。富士山は麓から景色を眺めるだけでも十分楽しめます。富士五湖周辺を巡ってそれぞれの湖から見える富士山を堪能しつつ、地元の観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は時間的にゆったりと楽しめる1泊のプランを紹介します。
ところで富士五湖って?
富士五湖とは富士山の北側に位置する5つの湖(本栖湖・精進湖・西湖・河口湖・山中湖)の総称です。度重なる富士山の噴火によって形が変わり、約1100年前に現在の姿になったとされています。富士五湖は世界文化遺産の構成資産でもあり、富士山の絶景と湖の自然を一緒に感じることができます。
本栖湖
本栖湖は富士五湖で最も深く、最大深度は約121メートルにもなります。「本栖(もとす)」という名前は、富士山の噴火で移住を余儀なくされた人たちが、やはり元の巣がよいと戻ってきたことから名付けられたとされています。本栖湖からは千円札の裏面に描かれた富士山のモデルとなった「逆さ富士」を見ることができます。
精進湖
精進湖の面積は約0.5平方キロメートルほどで、富士五湖の中で最も小さい湖です。その特徴的な湖の形から湖岸線が入り組んでおり、富士山の眺望をさえぎる高い建物がないため眺めが良いです。精進湖からは、富士山が側火山である大室山を抱いているような「子抱き富士」を見ることができます。
西湖
西湖は「乙女の湖」とも呼ばれ、山塊や樹海に囲まれた静寂で神秘的な湖。近年、絶滅したとされるクニマスが再発見されたことでも知られています。西湖の西側にある「根場浜」からは樹海と足和田山の尾根越しに富士山が見える、人気のビュースポットとなっています。
河口湖
河口湖は都心からのアクセスがよく、宿泊施設や温泉といった観光の拠点として発展してきました。富士五湖の中では唯一島があったり、青木ヶ原樹海も近くにあったりと、自然と町が隣り合わせな湖です。河口湖越しの富士山は左右対称に見えるのが特徴的で、花火イベントのときには美しい景観に出会えるでしょう。
山中湖
山中湖は富士五湖最大の湖で、夏でも涼しく過ごせる避暑地としても人気のスポットです。標高約1,000メートルのところにあり、富士山からの距離が最も近いので、末広がりの大きな富士山が見ることができます。冬には白鳥が訪れることでも知られ、条件が揃えば白鳥がたたずむ富士山の絶景を拝めるかもしれません。