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北アルプスは日本有数の絶景紅葉スポット

地形や気候の変化に富んだ北アルプスは、植生のバリエーションがとても豊かで、麓や街では見ることのできない木々が分布しています。
また、日照時間や昼夜の気温差など、葉がきれいに色づく好条件も北アルプスには揃っています。標高の高いところから麓にかけて寒冷になるにしたがい、紅葉が美しいグラデーションを描き出します。
おすすめの時期は?
標高の高さと緯度によって見ごろは変わる

北アルプスには2000mを超える高山帯から1700m以下の山地帯まで幅広い植生があります。高山帯ではダケカンバやナナカマドが、亜高山帯や山地帯ではコハウチワカエデ、ミネカエデ、ブナなどが色づきます。
紅葉の見ごろは9月の中旬から10月中旬あたりですが、紅葉スポットの標高や、南北の緯度の違いによってさまざまです。
おすすめの服装は?

ただし、北アルプスは9月に入ると一気に冷え込みます。
例えば有名紅葉スポットである北アルプス南部涸沢カール(約2300m地点)における、9月の平均気温は9.6℃。これは東京の12月の平均気温と同程度です。
低山に行くよりもしっかりとした防寒を心がけてください。
また、涸沢など一部では降雪の可能性もあります。防寒着などの装備は気温・気候を鑑みて準備を忘れないようにしましょう。
【ウェアの参考例】
アウターレイヤー
防風機能、防水機能を備えたアウタージャケットもしくはレインウェア、必要応じてダウンジャケットなどの防寒着。
ミドル・インナーレイヤー
ミドルレイヤーには厚手のフリースやウール製品。インナーレイヤーには透湿性の高いもの。
パンツ、その他
パンツは秋冬用をチョイス、タイツなどがあると安心。また防寒用のニット帽や、手袋などもお忘れなく。
▼登山の服装を調べる
観光気分で気軽に行けるスポット5選
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