日本にはいくつの世界遺産がある?
世界遺産とは?
ユネスコのサイトによると、「世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物」であるとされています。2017年7月20日時点で1073件の指定があり、条約締約国は191か国。世界遺産には、「文化遺産」、「自然遺産」、「複合遺産」の三つの種類があり、有形の不動産が対象です。
文化遺産
文化遺産は、2017年7月現在で832件。顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観や産業遺産などが登録されています。今年7月、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が新たに登録されました。沖ノ島は、中国や朝鮮半島への海道の要衝として重要な役割を果たし、4~9世紀に聖地として崇められ、8万点を超える宝物が出土しています。
自然遺産
自然遺産は、2017年7月現在で206件。自然遺産に登録されるためには、10項目ある世界遺産の登録基準を1項目以上満たし、さらに登録基準4項目(自然の美、地形・地質、生態系、生物多様性)のうちの1項目以上を満たし、それに加えて「完全性」を満たすこと、十分な「保護管理」保護管理がを備えていること、という条件を満たす必要があるそうです。とても厳しい基準ですね。
複合遺産
複合遺産は、「文化遺産」、「自然遺産」それぞれの登録基準のうち、少なくとも1項目ずつ以上適用されたものになります。一帯の自然環境と、そこでの人間の文化的営為が顕著に普遍的な価値を有するもの、ということになるようです。この厳しい条件を満たした物件は2017年7月現在で35件しかなく、日本にはありません。
全部で4箇所!“登れる”世界遺産
日本にある世界遺産のうち、実際に登山することができるのは4箇所あります。