③知床
知床は北半球で最も低緯度に位置する季節海氷域であり、海氷が育む豊かな海洋生態系と原始性の高い陸域生態系の相互関係に特徴があること、シマフクロウ、シレトコスミレ等の世界的な希少種やサケ科魚類、海棲哺乳類等の重要な生息地を有すること等が評価され、2005年に世界自然遺産に登録されました(陸域48,700ha、海域22,300ha)。
知床の見どころは?
日本百名山で知床最高峰である羅臼岳や、知床連山縦走など、変化にとんだ登山ルートが楽しめるほか、知床連山を背景にたたずむ神秘的な知床五湖や、知床横断道路を使って車でアクセスできる知床峠からの展望は素晴らしく、知床八景に選ばれています。また、海岸線をめぐり、ヒグマや珍しい野鳥の観察もできるクルーズ、流氷体験など、知床の魅力は多岐にわたります。
④富士山
日本最高峰で日本三名山(三霊山)、日本百名山にも選ばれている富士山ですが、2013年、「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されました。富士山域(山頂の信仰遺跡群や北口本宮富士浅間神社、四つの登山道、本栖湖等の3つの湖、青木ヶ原樹海)、富士山本宮浅間神社等の神社や河口湖、忍野八海、三保松原等25件が登録の対象です。
富士山の見どころは?
日本の最高峰として、信仰の山として昔から登山の対象とされてきた富士山。山容の優美さ、三保松原など観光スポットからの景観の素晴らしさなどは、様々な芸術の対象として描かれ、詠われ、親しまれてきました。また、白糸の滝や忍野八海、多くの関連神社等の観光スポット、富士山を眺めながらの温泉の楽しみも、見どころの一つです。
日本の世界遺産を“登る”ことの意味とは?
日本は小さな島国ですが、実にたくさんの世界遺産があります。変化にとんだ地形や多様な気候が育んでくれた自然遺産、また長い歴史の中で、人々が育んできた文化や芸術などの文化遺産。“登れる”世界遺産を“登る”ことで、私たちはこれらの世界遺産の素晴らしさを体験し、貴重さを肌で感じ、守り伝えていくことの大切さを実感できるのかもしれません!
Let’s Feel and experience our world hegitage sites in Japan!
日本にある世界遺産を肌で感じ、体験しよう!