アイキャッチ画像撮影・加工:はらぺこworks
相模湖エリアの新定番!?昭和レトロな老舗の新たなる看板メニューとの出会い

標高702m。登り始めの奇石怪石がごろごろとした登山道が特徴の石老山は、相模湖エリアを代表する山のひとつ。急登などはほぼなく初心者でも歩きやすく、展望台からは相模湖と山々の眺望を楽しむことができます。
そんな石老山下山後の「いただきます!」に、ぜひおすすめしたいのが「いかりやレストラン デミタス」。昭和レトロな雰囲気を今に伝える店内で、相模湖エリアの魅力を食の面からもがっつりと味わえてしまう幸せ。山も麓も楽しめる、こんなゲザン道はいかがでしょう。
迫力ある奇石を乗り越えて進む、ダムカレーへの道

コース概要
石老山入口バス停~顕鏡寺~石老山~大明神展望台~さがみ湖MORIMORI前バス停
▼参考コースタイム:約3時間40分(休憩を除く)
▼合計距離:約7.0km
▼累積標高(上り):664m
▼累積標高(下り):636m
▼主な山頂:石老山702m
※コースタイムや累積標高などは、ヤマタイムを参考にしています。
※歩く時の注意点:登山道は歩きやすく体力的、難易度的に登山初心者でも楽しく登れるコースです。ただし、雨天時や雨上がりの際はすべりやすい箇所が多いので要注意。また山中にはヤマビルがいるため、ヤマビル用の虫よけスプレーや塩を持っていくなどすると安心です。
石老山入口のバス停から、奇石怪石の登山道を経て顕鏡寺を目指す

相模湖駅から「さがみ湖MORIMORI前方面 三ヶ木」行のバスに乗車。石老山入口のバス停が今回のスタートになります。

石老山入口のバス停から歩いて数分のところにある石老山橋。この橋の向こうには、公衆トイレや自動販売機があります。

登山口までは道標も多いため、比較的わかりやすい道が続きます。石老山表参道と書かれた看板近くの石段を登ると、奇石怪石が特徴的な顕鏡寺までの道に入ります。


登り始めから石畳みや大きな岩がごろごろとしていて、山名に石が入っているのにも納得。

滝不動と呼ばれる大きな岩。かつては水量が多かったため、ここで身を清めてから参詣していたそうです。

こちらの力試岩、文殊岩をはじめ巨大な岩がさまざまあり、この迫力ある風景は石老山ならではの魅力のひとつです。


しばらく登ると顕鏡寺に到着。登山道は寺院とは反対側ですが、こちらにはトイレもあり、また見晴らしもいいため、ちょっと休憩してもいいかもしれません。
緩やかな勾配の樹林帯をのんびりと歩きながら石老山へ


登山道を登っていくと途中、桜山展望台を経由するコースと八方岩を経由するコースが現れます。どちらも山頂へは通じていますが、今回は桜山展望台コースを選択。展望台付近には桜の木があり、相模湖の町並みを見下ろすことができます。

晴れた日に木漏れ日の下を歩くのも気持ちいいですが、多少霧が出たときに歩くと神秘的な雰囲気を楽しむことができます。

石老山山頂。展望はないものの山頂付近は広々としており、テーブルやベンチが充実しているのでここでのんびりと過ごす登山客も少なくありません。

石老山から15分くらいのところにある東雲山。尾根上にある山頂のため、注意していないと山頂と気づかず通過してしまうかもしれません。

東雲山から30分ほど歩くと現れる大明神山。山頂には小さいながらもがっしりとした、赤い祠が祀られています。


大明神山のすぐそばには、相模湖を見下ろせる展望台が。周囲にはベンチやテーブルもあるため、休憩にも最適なスペースです。


大明神展望まで来れば、ゴールのバス停までは1時間程度。ここから先は樹林帯の中を下っていきます。

今回はバスを使って相模湖駅に向かうコースですが、渡し船を使って相模湖駅に向かうことも可能です。コース途中にある看板に「運航中」の表示があるときは、渡し船を利用するのもおもしろいかもしれません。

今回はさがみ湖MORIMORI前のバス停がゴールとなりますが、「もっともっと歩きたい!」という方におすすめなのが、嵐山を経由して相模湖駅に向かうコース。その場合、コースタイムは5時間40分程度になり、より歩きごたえを感じることができます。