アイキャッチ画像撮影:セツ・マカリスター
4月22日はアースデイ!あなたは何をする?

撮影:セツ・マカリスター
毎年4月22日はアースデイ。地球環境のことを考える日として、日本でも、さまざまなイベントが行われるようになり、少しずつ広がりをみせています。
YAMA HACK編集部も2021年より、アウトドアブランドであるマウンテンハードウェア主催のアースデイイベントに参加するようになり、ライブ配信をしたり、イベントの取材をしたりして、「山や地球のためにできること」に取り組んできました。
特別じゃなくても、まずは行動をすることが大事!

撮影:セツ・マカリスター
しかし、かつては編集部も「ぶっちゃけ、地球のためって言われても何をしたらいいのか、よくわからない」という正直すぎる悩みがありました。
しかし、登山道整備への参加、マイボトルやマイバック利用、環境にやさしい素材や技術の発信など、小さなことだとしても行動をすることによって、自然への向き合い方に変化が生まれたのです。
そこで2024年のアースデイイベントでは、少しでも多くの人が山や自然のために何かを始めるきっかけを作ろうと思いました。
2024年はみんなで宣言!「山を守るために何をする?」

撮影:YAMA HACK編集部
そこでYAMA HACKのイベントブースでは、来場者の皆さんに「山を守るために何をする?」ということを木のボードに書いてもらうことで「最初の行動」を起こしてもらうことにしました。
イベント全体の様子をあわせて、見ていきましょう!
行動のきっかけになるイベントが満載!

撮影:セツ・マカリスター
今年もマウンテンハードウェアのコラボTシャツの販売をはじめとして、様々なブースの出展がありました。
- 南極遠征写真展示
- 写真家 福本玲央さん
- 環境活動紹介&アースデイTシャツ販売
- マウンテンハードウェア
- 清掃登山
- マウンテンハードウェアアスリート中川政寿、松下沙織、Mt.TAKAO BASE CAMP
- サステナブルプロダクトの販売
- BELAY
- シューズメンテナンス実演
- コロンビア
- フォトスポット
- YAMA HACK
それぞれのブース内容を簡単に紹介していきます。
地球にある美しい世界を届ける(写真展示)

撮影:セツ・マカリスター
エベレストベースキャンプでも使用されているマウンテンハードウェアのテント「スペースステーションドーム」と「Mt. TAKAO BASE CAMP」で写真家の福本玲央さんの展示が行われました。
学生の頃から旅が好きな福本さん。今回は南極遠征で撮影した写真を本人と話をして、写真の裏側などを聞きながら多くの人が写真に心奪われていました。
地球には、まだこんなにもきれいなところがある

撮影:セツ・マカリスター
「確かにネガティブなことも多いですが、地球にはまだこんなにもきれいなところがあるって思ったんです」と話してくれた福本さん。
編集部 大迫
環境問題の話になると、山や自然が破壊されている様子を伝えることが多いですが、福本さんの言葉からは、今も残っているきれいなものをこのまま残していくことも大切ではないか?と思わされました。
山の中に好きな景色や守りたいものを持つことで、今まで以上に自然を気にしたり、大切にしたりすることに繋がりそうです。
ボロボロになるまで長く着て欲しい

撮影:セツ・マカリスター
マウンテンハードウェアのブースでは福本さんの写真をデザインに落とし込んだTシャツが販売されていました。Tシャツの素材には、リサイクルポリエステルを100%使用。デザインには「ペンギンハイウェイ」と「上から見た南極大陸」が採用されており、それぞれに込められたメッセージがあります。
編集部 大迫
「不要なものをむやみに買わないこと」がまずは大切ですし、ウェアを買うときも「できればリサイクル素材を使ったものを選んでみる」なども、誰でもチャレンジ可能な行動ですね。

提供:マウンテンハードウェア
行動をすることで新たな気づきを得る(高尾山クリーンナップ)

撮影:セツ・マカリスター
今年は、マウンテンハードウェアアスリートのトレイルランナー中川さんと松下さん、高尾山の麓にあり継続的に高尾山の清掃活動を実施しているMt.TAKAO BASE CAMPと一緒に清掃登山が行われました。
ただゴミを拾うだけでも十分地球のための行動になりますが、ゴミを拾いながら「なぜこんなところにゴミがあるのか」 「このゴミはどうやったら減らせるのか」など、実際に行動してみたことで新たな気づきが生まれていたことも、素晴らしいことです。
編集部 大迫
プライベートで山に登っている時も以前よりゴミが目につくようになりました。意識って大切ですね。
ちなみに僕は山に入る人が見かけたゴミを拾うようにしたら、山ってめちゃくちゃキレイになるだろうな~と密かに思ってます。

撮影:セツ・マカリスター
環境に配慮した製品を知る(BELAYブース)

撮影:セツ・マカリスター
アウトドア用品を世の中に普及させることで自然と共生しながら暮らせる世の中の実現に取り組むBELAYのブースでは、「マイボトルプラス」というボトルに入れるだけで浄水をするスティックや植物由来成分で高い洗浄力を誇る衣料用洗剤などが販売されていました。
編集部 大迫
こういった商品を購入し使うことはもちろん重要ですが、環境に配慮した商品の機能やその存在について多くの人が興味を持っていたことがすごく大切だと思います。
正しくメンテナンスをして長く使い続ける

撮影:セツ・マカリスター
コロンビアブースでは、シューズのメンテナンス方法を実演しながら解説。「今あるものを長く使い続ける」ことも、とても大切なことです。そのために重要なのが「メンテナンス」。詳しい人から実際に教えてもらうことで、多くの人が新しい発見を持って帰っていました。
編集部 大迫
使ったら汚れを落とす、通気性のいい場所に保存するなど本当にちょっとしたことで道具のもちは変わります。コロンビアの他にも、いろんなメーカーがメンテナンス方法を発信しているので、一度チェックしてみてください。
アスリートたちも自分の取組を紹介

撮影:セツ・マカリスター
清掃登山に参加していた中川さんは、普段行っている登山道整備や和歌山県の龍神村に関する情報の展示を行っていました。
編集部 大迫
自然の中で遊ばせてもらっているからこそ、自然のために何かできることを探す。もっといろんな人がこういった保全活動に参加できるようになるといいですね。

撮影:鈴木千花
コロンビアのアンバサダーであり、グラフィックデザイナー・フォトグラファーなど多数の顔を持つセツ マカリスターさんの関わっている乗鞍高原に関する展示も。ゼロカーボンパークとして注目を集めつつある乗鞍高原の情報を、手に取ることができました。
編集部 大迫
アメリカから乗鞍高原に移り住んできたセツさん。自分が好きなエリアに住み、その地域振興のため、いろんなことに取り組んでいます。こういった取組を知ることで、何か自分がやりたいことが見つかるかもしれませんね。
みんなで「山を守る」ために宣言!

撮影:セツ・マカリスター
それではYAMA HACKブースの紹介を見ていきましょう!
「何ができるか考える」ことが最初のスタート
来場者の皆さんに「山を守るために何をするか」を木のボードに書いてもらい、自分なりのアースデイアクションを宣言してもらいました。あなたのアクションを考えるための参考にしてみてください。
山を知る、山小屋を知る、興味を深める
高山植物にめーーーちゃ注意して歩く!

撮影:鈴木千花
山を観察する

撮影:鈴木千花
川を守る
ごみを持ち帰る!

撮影:鈴木千花
山とともに!
景色を楽しみます

撮影:鈴木千花
マイボトルと風呂敷でゴミを少なく
山をうヤマいつつたのしむ

撮影:YAMA HACK編集部
山に感謝する。たのしさをみんなにシェアする
大好きな山を汚さない。もっと皆が好きになってほしい

撮影:鈴木千花
たくさんのぼる!

撮影:鈴木千花
ゴミは持ち帰る。マイボトルを持つ。持って帰るのは思い出だけ!

撮影:鈴木千花
ギアは壊れても使える!

撮影:鈴木千花
山いくぞ。ゴミは持ち帰ろう!
山が好き。山道を歩く!!

撮影:鈴木千花
一旦、立ち止まる。そして、静かに考えてみよう

撮影:鈴木千花
鳥の声を聴く!
山に行く!

撮影:鈴木千花
ゴミを出さない。山をキレイに!!

撮影:鈴木千花
エコTシャツを着る!!

撮影:鈴木千花
山の推し活
杉苗奉納で山林保全

撮影:鈴木千花
山にゴミを捨てないで!!

撮影:鈴木千花
持っていった物はすべて持ち帰る!

撮影:鈴木千花
山派

撮影:鈴木千花
ゴミを拾う。ゴミを捨てない
天然素材を大切にする!

撮影:鈴木千花
山を好きになる
山が好き!

撮影:鈴木千花
登山道を歩く
自分の〝家〟だと思う

撮影:鈴木千花
健康のために山に登る!

撮影:鈴木千花
ゴミを出さない意識!
ゴミを捨てない。自分のゴミ以外も持ちかえろー

撮影:鈴木千花
ゴミを持ち帰る!!
マイボトルを持つ!!

撮影:鈴木千花
優しく登る

撮影:鈴木千花
自然に興味を持つ
ゴミをひろった!!

撮影:鈴木千花
ポイ捨てしない!

撮影:鈴木千花
道普請。みんなでトレイルと山の環境を持続可能に保つ

撮影:YAMA HACK編集部
Leave this world a little better than You found it. (来た時よりも少しキレイにしましょう)

撮影:YAMA HACK編集部
エコで地球に優しいファッションを作る!!

撮影:鈴木千花
お金を惜しまない(山に行けなくても、募金に参加するなどできることをやる)

撮影:鈴木千花
地球で遊び続ける!

撮影:鈴木千花
山で遊ぶ

撮影:鈴木千花
道志村での森林整備活動とわさび田再生

撮影:鈴木千花
谷山登山頑張るよ

撮影:鈴木千花
ゴミを捨てない。そしてゴミを拾う。山とキレイに・・・

撮影:鈴木千花
ちゃんとゴミを持ち帰る。ゴミの分別。
立入禁止ゾーンには絶対に入らない
マイボトルを持つ。山を好きになる。山に沢山行く

撮影:鈴木千花
自然を好きになる
楽しく山を楽しみ、みんなに良さを知らせる

撮影:鈴木千花
CARE MY GEAR(自分のギアをケアする)

撮影:鈴木千花
#地球と仲良くなる

撮影:鈴木千花
編集部 大迫
もちろん大きなことができるといいけど、ひとりひとりが小さな行動を取っていくことが続けば、それがきっと大きな変化をもたらすのだと思います。
「こんなこと大したことじゃないし……」なんて悩む必要はないので、まずはやってみましょう。すると、そこからいろんなことが見えてきます。
KEEP EARTH AWESOME

撮影:セツ・マカリスター
うだるような暑さが続いた2023年夏。テレビやインターネットのニュースで「異常な暑さ」という言葉を何度も目にしました。山の中に入ってみても、雪の量が減っていたり、頻繁にがけ崩れが起きていたりと嬉しくない自然の変化を感じてしまいます。
山や自然の中で遊ばせてもらっているからこそ、自分では「ちょっとしたこと」かもしれませんが、まずはやってみましょう。

撮影:YAMA HACK編集部