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非防水vs防水イメージ

【検証】 防水 vs 非防水シューズ!登山ではどう履き分けるのが正解?

「防水シューズは安心だけど、ムレが気になる……」そんな悩みを持つハイカーに注目されているのが「非防水シューズ」。軽量でムレ知らず、濡れたとしても行動中に乾く速乾性があるため、登山でも使う人が増えてきました。

とはいえ、濡れたらしっかり乾くか不安だし、やっぱり防水が最強では?と思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、非防水と防水シューズを濡らして歩いて、乾きやすさや快適さを比較。メリットとデメリットを明らかにした上で、履き分け方を調査してみました!

アイキャッチ画像撮影:筆者

なんとなく防水シューズを選んでない?

登山靴イメージ
出典:PIXTA

「水に濡れて足元がビショビショに……」想像するだけで嫌なシチュエーションですよね。
そこで多くの登山者から選ばれてきたのが、ゴアテックスなどの防水透湿性素材を採用した防水シューズです。悪路や急な雨でも安心なため、最初の一足としてたくさんの支持を集めてきました。

ただその防水シューズ、なんとなく選んでいませんか?

防水シューズも完璧ではなく、「通気性が低い」という弱点があります。熱が逃げないためムレやすく、さらには一度内側まで濡れてしまうとなかなか乾きづらいというデメリットも。

間違いなく優れた靴ではありますが、すべての環境にベストな靴ではないんです。

実は登山で「非防水シューズ」を履いている人も多い!?

非防水シューズイメージ
出典:PIXTA

防水シューズとは反対に、高い「通気性」と「速乾性」を備えているのが「非防水シューズ」です。

暑い日でもムレにくく、もし濡れても行動しているうちに乾いてしまうことも。さらには軽量で歩きやすいシューズも多いことから、登山で履く人も増えてきました。

これまでは防水シューズが登山の定番でしたが、天気や環境に合わせて非防水を選択するのも確かにアリ。とはいえ、外からの濡れを考えるとやっぱり不安……。非防水シューズがどのくらいで乾くものなのか、気になるところです。

そこで今回は、非防水シューズの「乾きやすさ」について、防水シューズと比較しながら検証してみました!

【検証】 防水と非防水、「乾きやすさ」はどれくらい違う?

シューズ並び画像
撮影:筆者

同モデルの防水タイプと非防水タイプのシューズを用意。シューズをしょびしょに濡らしたうえで、片足に防水タイプを、もう一方の足に非防水タイプを着用し、登山道を5時間ほど歩いて、乾くスピードを調査してみました。あわせて、足の濡れ具合による不快度もチェック!

検証方法

撮影:筆者


①非防水シューズ、防水シューズ、靴下を完全に濡らす
片足に非防水シューズを、もう一方の足に防水シューズを履き、登山道を約5時間ハイキング
③1時間ごとに靴と靴下の重さを計り、重量の変化で乾き具合を評価。あわせて、快適さを10段階の「不快指数」で評価

※靴下はウール素材
※もともと防水シューズのほうが16g重かった、スタートの時点から若干の重さの差あり
※本検証は安全確保のため、同伴者ありの状況のもと替えの靴と靴下を用意して行っています

<検証環境>
・検証場所:丹沢 鍋割山
・天気:晴れ
・気温:10~17℃
・風:微風

【結果】 やっぱり高かった、非防水シューズの速乾性!

予想通り非防水シューズのほうが「速乾性」「快適性」ともに高い結果になりました!グラフで詳しく見ていきます。

▲時間経過による重量の変化
評価項目防水シューズ非防水シューズ
単位シューズ+靴下の重さ(g)不快指数 (1-10)シューズ+靴下の重さ(g)不快指数 (1-10)
濡らす前388374
濡らした後4961048210
1時間後47594589
2時間後45684316
3時間後44364164
4時間後42744153
5時間後42134012
一晩乾かした後38813741
※不快指数:数値が大きいほど不快(あくまで今回の条件下での個人の感覚です)

「速乾性」は非防水シューズが勝利

スタート時と5時間後の重量の差は、防水が75g、非防水が81g。5時間の間に、非防水のほうがより多くの水分が蒸発したことが分かります。

とくに1時間を過ぎた後、ピンク線の非防水シューズの乾き方が加速。4時間後にはややその差が埋まることもありましたが、最終的にも非防水シューズのほうがもとの重量に近づくスピードが速く、乾きやすかったと言えます。

「快適性」も非防水シューズに軍配

防水シューズは、2時間経過しても濡れた感覚が強く、かなりの不快感がありました。3時間後、ようやく不快感は薄れ、5時間後には内側がやや湿っている程度まで乾きましたが、足が若干ふやけた感じに。やはり一度濡れると乾きにくいことを実感しました。

非防水シューズは最初の1時間は防水シューズと同様に不快でしたが、その後は乾燥スピードが加速。4時間後にはほとんど気にならなくなりました。5時間後にはほぼ完全に乾いており、足がふやけることもありませんでした

「防風性」では防水シューズのほうが優秀

山頂での休憩中、非防水シューズは通気性が高いぶん風が当たっている感覚があり、足が冷えてくることも。

一方で防水シューズは、防水のために生地目がふさがれているので防風性が高く、風で濡れた足が冷えるのを防いでくれました

結果まとめ

・非防水シューズのほうが防水シューズより乾きが早く、不快感からもより早く解放される
・最初の1時間はそれほど差はないが、その後少しずつ乾くスピードに差が出てくる
・5時間後、防水シューズではやや足がふやけ、非防水シューズではふやけなし
・防風性が高い防水シューズとは反対に、非防水シューズは風をシャットアウトできず、濡れた足が冷えやすい

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