カムイエクウチカウシ山ってどんな山?

| 標高 | 所在地 | 体力レベル | 難易度レベル |
|---|---|---|---|
| 1,979m | 北海道日高郡新ひだか町・ 河西郡中札内村 | ★★★★★ | ★★★★★ |
北海道日高郡新ひだか町と河西郡中札内村にまたがるカムイエクウチカウシ山。幌尻岳に次ぐ日高山脈第二の高峰で、「カムエク」の愛称でも親しまれてきました。沢に始まり、雪渓やカール、山頂付近の花畑など、めまぐるしく変わる景色を楽しむことができる日本二百名山の一座。一方で、アイヌ語で「熊の転げ落ちる山」を意味する名前通り、難易度が高いことでも知られています。
多くの登山者が目標とする日本二百名山最難の山

整備された登山道がなく、難所が多いことが大きな特徴のカムイエクウチカウシ山。繰り返し沢を渡渉したり、藪漕ぎや急登をこなしたりする必要があるなど、山頂までの道のりは非常に険しく、滑落による事故も数多く発生しています。また、ヒグマと遭遇する可能性もあるため、気を抜けない山行となります。難易度が高いことから、日本二百名山の最後に挑戦する登山者も多いようです。
日高山脈を一望のもとに見渡せる大パノラマ

上級者向けの山ですが、その分、登り切ったあとの達成感は、山頂の絶景と相まって格別。天候に恵まれれば、すぐそばにそびえるピラミッド峰のほか、札内岳や幌尻岳、1839峰、ペテガリ岳など、日高山脈の名峰を見渡すことのできる大パノラマが眼前に広がります。
カムイエクウチカウシ山の適期は?

避難小屋もなく、9月中旬以降は雪に閉ざされるカムイエクウチカウシ山。7月下旬~9月初旬が登山適期となりますが、7月下旬でも雪が残っている場所があるため、注意が必要です。また、渡渉箇所は、増水すると危険な場合もあります。必ず現地の河川の状況を事前に確認しておきましょう。
カムイエクウチカウシ山の天気をチェック
カムイエクウチカウシ山に行く前に天気をチェックしましょう。また、事前に地図を用意してルートを確認してください。
カムイエクウチカウシ山のふもと(中札内村)の10日間天気
| 日付 | 12月06日 (土) |
12月07日 (日) |
12月08日 (月) |
12月09日 (火) |
12月10日 (水) |
12月11日 (木) |
12月12日 (金) |
12月13日 (土) |
12月14日 (日) |
12月15日 (月) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 天気 | ![]() 晴のち曇 |
![]() 曇時々晴 |
![]() 晴時々曇 |
![]() 晴 |
![]() 晴時々曇 |
![]() 晴時々曇 |
![]() 曇時々晴 |
![]() 晴時々曇 |
![]() 雪時々止む |
![]() 曇時々晴 |
| 気温 (℃) |
4 -7 |
8 -3 |
4 -3 |
1 -5 |
0 -7 |
-1 -5 |
-5 -11 |
-1 -12 |
0 -7 |
0 -4 |
| 降水 確率 |
40% | 40% | 40% | 20% | 40% | 30% | 30% | 20% | 90% | 40% |
データ提供元:日本気象協会
カムイエクウチカウシ山の登山指数
| 日付 | 12月06日 (土) |
12月07日 (日) |
12月08日 (月) |
12月09日 (火) |
12月10日 (水) |
12月11日 (木) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 登山 指数 |
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登山指数の留意点
登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。
- 雷の発生の可能性
- 前日の天気による道のぬかるみ
- 局地的大雨
- 土砂災害の発生の可能性
- 雪崩の発生の可能性
- 噴火の可能性
- 積雪の有無
- 濃霧
- 低温または高温
- 虫やヒルなどの発生状況
山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。
データ提供元:日本気象株式会社![]()
【1泊2日】八ノ沢コース

- 【体力レベル】★★★★★
- 1泊2日
- コース距離:約18km
- コースタイム(参考):約13時間
- 【技術的難易度】★★★★★
- ・岩場、雪渓を長時間継続して通過できる技術が必要
・ルートファインディングの技術に加え、撤退などの判断能力ができる
カムイエクウチカウシ山を登るにあたって、メジャーなルートとなるのがこの「八ノ沢コース」です。メジャーとはいえ、決してやさしいルートではありません。十分な準備をしたうえで入山するようにしましょう。







