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「蒸れるかも」は杞憂だった。ユニクロ「UVカットパーカ」を標高1,500mで試した結果(2ページ目)

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【フィールドレビュー】標高1,500mの春山でポテンシャルの高さを実感

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」を着て登山中の後ろ姿
撮影:willow

▼検証シチュエーション▼

時期・場所:4月中旬・標高約1,500mの山
行動時間:往復約4時間
天候・風:くもりのち晴れ・ほぼ無風
気温:登り始め8℃→下山時17℃

【登山中】 汗をかいても蒸れにくく、体温が安定

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」をダウンの上から着ているところ
撮影:willow

登り始めは早朝で気温10℃を下回っていたため、Tシャツ+薄手ダウン+UVカットパーカの3枚重ねでスタート。
ダウンの上から重ねても窮屈さはなく、動きやすさも問題ありませんでした。

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」を着用し腕を上げている場面
撮影:willow

30分ほどで体が温まりダウンを脱ぎ、Tシャツの上にUVカットパーカ1枚に。
袖を通した瞬間は、生地がさらりとしていて少しひんやりした感触があります。

さらに歩いて汗ばんできても不快感は出ず、体温が上がりすぎないよう自然に調整してくれる印象でした。

山道をバックにユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」のフード部分に風を通しているところ
撮影:willow(フード部分は少し汗がたまりやすいかもしれません)

首の後ろにフードが触れている部分だけは、やや汗がたまりやすいと感じましたが、これはフード付きウェア全般に共通する特徴かもしれません。 

下山時の気温は17℃ほどでしたが、暑すぎると感じることもなく、最後まで快適に歩けました
行動中にかいた汗も、時間が経つにつれて自然と乾いていき、濡れたまま不快感が続くことはありませんでした。

見た目以上にタフで動きやすい

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」を着て笹が茂る登山道を歩いているところ
撮影:willow(笹にあたっても気になりませんでした)

今回歩いたルートには、笹藪のように生地がこすれやすい場所も。
見た目は透けるほど薄手ですが、笹に当たりながら進んでも生地が裂けたり、大きく汚れたりすることはありませんでした。 

「この薄さで本当に大丈夫?」と少し心配していましたが、日帰りの低山や整備された登山道であれば、十分な耐久性を実感できます。 

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」を着て段差のある山道で体を大きく動かしている場面
撮影:willow

動きやすさも期待以上。素材自体にストレッチ性はありませんが、大きな段差で手を使うような場面でも、ゆとりのあるシルエットのおかげで動きが制限される感覚はありませんでした。

フードのフィット感も調節可能

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」のフードのアジャスターを絞って頭にフィットさせているところ
撮影:willow(フードのアジャスターはかなりしっかり絞れます)

フードのアジャスターはしっかり効いてフィットさせやすく、強い風を受けない通常の登山シーンであれば扱いやすい印象でした。

頭部を日差しから守りつつ、行動中も十分視界が確保できます。

【休憩中】 動きを止めたら、一枚プラスが正解

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」ポケット内側のメッシュ生地のアップ
撮影:willow(ポケットの内側はメッシュ生地になっていて通気性Good!)

約2時間で山頂に到着。
通気性が良いおかげか汗抜けがよく、「びっしょり濡れている」という状態にはなっていませんでした。
登りで湿りを感じたフード部分も、休憩中に自然と乾いていきました。この乾きやすさは、登山では安心材料になります。

一方、保温性はそれほど高くないため、休憩時にはダウンを重ねて体温調整しました。「風よけ兼日よけ」として使い、保温はインナーに任せるのが正解です。

日差しの強い山頂で、UPF50+の実力を体感

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」のフードをかぶって標高1500mの山頂で日差しを浴びているところ
撮影:willow(フードに前ツバがあるので日よけもバッチリ!)

標高1,500mの山頂では春でも紫外線が強く、日焼けが気になる状況でしたが、終始UVカットパーカを着ていたためか日焼けはせずに済みました。

短時間の検証ではありますが、「着るだけで日差しを防げる」安心感は十分。
体力の消耗を抑える意味でも、紫外線対策を後回しにしがちな登山者には心強いアイテムです。

筆者

willow

レディースモデルには前ツバが付いていて、顔まわりの日よけとしても頼もしかったです!

【下山後】 登山ウェアっぽくなく、街でも浮かない

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」を着てショップ前に立つ女性
撮影:willow

下山後もそのまま着用して移動してみましたが、登山ウェアっぽさがなく、街中でも違和感はありませんでした。

山からそのまま街へ移動できる気軽さは、日帰り登山や旅行先での軽いハイキングでは大きなメリットになりそうです。

筆者

willow

ラグラン袖がかわいくて、山用ウェアにはあまりないデザインなのもうれしいポイント。
丈が短めなので、気持ちスタイルアップして見える……かも?

【番外編】 気温23℃の街歩きでは熱がこもる感じも

ユニクロ「ポケッタブルUVカットパーカ/NANODESIGN」を着て街を歩く女性。ツツジの花が咲く歩道で自然な着こなし
撮影:willow

せっかくなので、気温23℃・湿度やや高めの晴れた日に、街歩きでも試してみました。

しばらく歩くとじんわり汗をかき、脇下などはかなり湿っている感覚がありました。ゆとりのあるシルエットのおかげで生地が肌にまとわりつくことはなく、その点は快適です。

ただ、気温と湿度が高い環境では体温がなかなか下がらず、熱のこもりを感じる場面も。真夏や発汗量の多い行動には、より通気性を重視したモデルのほうが良さそうです。
日差しについてはこの条件でもしっかり遮られており、日よけとしての性能は変わりませんでした。

使ってみて感じた「限界点」

もちろん、全てにおいて万能というわけではありません。

稜線など強風下では頼りなさも

撮影:YAMA HACK編集部

通気性を重視した設計のため、風を通しやすい面もあります。
穏やかな風なら問題ありませんが、稜線など本格的な風が吹く環境では、専用のウィンドシェルほどの防風性は期待できません。

またゆったりとしたシルエットなので、強風に煽られると袖などがバタついてしまい、体勢を崩しやすくなったり、無駄に体力を消耗したりといったリスクも考えられます。

強い風を受けやすい高山の稜線などでの使用は避け、強風のリスクが低いシーンでの使用に留めたほうが良さそうです。

本格的な雨には対応できない

雨が降っている山
出典:PIXTA

小雨程度なら問題ありませんが、長時間の雨では浸水します。
レインウェアの代替にはならないため、必ず別途用意してください

行動量・気温が高い場面では蒸れを感じることも

強い日差しが照りつける夏の青空
出典:PIXTA

今回の春山では蒸れによる不快感は特段ありませんでした。ただ、このパーカはもともと登山専用に設計されたウェアではないため、アップダウンが多いルート・早いペース・気温が高い時期といった条件では、暑さや蒸れが増す可能性があります。

そのような場面では、同じユニクロの中でより通気性・汗処理能力に優れたエアリズムUVカットメッシュフルジップパーカウルトラストレッチエアリズムUVカットフルジップパーカも選択肢に入れてみてください。

もちろん登山用のウェアと違う点には注意が必要ですが、ユニクロのUVカットパーカの中ではより汗をかきやすいシーンに向いているといえます。

結局、どんな登山に向いてる?

穏やかな天候の登山道
撮影:willow
シーン評価理由
春〜秋の低山ハイキング蒸れにくく日差し対策も十分
旅先での軽いトレッキング軽量・街でも使えるデザイン
気温が高い夏の低山熱がこもりやすい場面あり
稜線・強風下防風性がない・バタつく恐れあり
本格的な雨×レインウェアの代替は不可
真冬・雪山×保温性が不十分

表を見てわかる通り、穏やかな天候・低山・日帰りといった条件では十分な実力を発揮します
一方、悪天候や厳しい環境では専用装備に頼るのが安心です。

山から街への移動をシームレスにしたいとき、荷物を減らしたい旅先のトレッキングでも、この一着は頼もしい選択肢になります。

筆者

willow

向き不向きはあるけれど、山じゃない日も最近こればかり羽織るようになってしまいました。
着心地がよくて日焼けも防いでくれるとなると、ついつい手が伸びてしまって……

街と山の境界線が、なくなった

撮影:willow

標高1,500mという、低山よりは少し手応えのある環境で試した今回の検証。
正直「ユニクロで大丈夫かな?」という不安もありましたが、歩き終えて感じたのは「身近なウェアが、山をより自由に、快適にしてくれる」という新しい発見でした。

もちろん、数万円の登山専用ウェアには厳しい環境を生き抜くための絶対的な信頼があります。でもこのパーカが持つ「気軽さ」「街に溶け込むデザイン」「3,990円とは思えないスペック」は、これから山を始めたい人や、もっと気楽に自然を楽しみたい人の背中を押してくれるはずです。

山頂での景色を楽しんだあと、さらりとパーカを羽織ってそのままお気に入りのカフェへ。
そんな軽やかな山の楽しみ方を、この一着から始めてみてはいかがでしょうか。

▼今回紹介したモデルはこちら

▼ユニクロのその他のUVカットパーカはこちら

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UPF50+、紫外線カット率95%以上のUVカット機能を備えた薄手のパーカ。ストレッチ性もあり、アウトドアシーンから日常まで活躍します。

ザ・ノース・フェイス サンシェイドフルジップフーディ(メンズ)

素材 Recycled Sunshade Light Knit(複合繊維(ポリエステル)100%)
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重量 約240g(Lサイズ)

コロンビア ウィメンズヴィザボナパスⅡジャケット

素材 プレーンウィーブ(ナイロン100%)
サイズ S、M、L、XL
重量 -

UPF50のUVカット機能と撥水性を備え、低山ハイクから旅行・日常までマルチに使えるパーカです。フード・裾・袖はフィット感の調整が可能。さらりとした質感で、重ね着もしやすいシルエットです。

コロンビア ヴィザヴォナパスIIジャケット(メンズ)

素材 プレーンウィーブ(ナイロン100%)
サイズ S、M、L、XL
重量 -

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素材 トランスウェット®スコーロン®(ポリエステル100%)
サイズ S、M、L、XL
重量 140g

UVカット機能に加えて防虫機能と吸汗速乾性も備えた、アウトドアにぴったりの薄手パーカ。速乾性にも優れるので、汗をかいても快適です。

フォックスファイヤー SCフーディ(メンズ)

素材 トランスウェット®スコーロン®(ポリエステル100%)
サイズ S、M、L、XL
重量 180g

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