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ここ本当に東京!? “歩く”が楽しい絶景道「大多摩ウォーキングトレイル」(2ページ目)

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みどころ満載!寄り道が楽しい、大多摩ウォーキングトレイル・コースガイド

JR青梅線・古里(こり)駅
撮影:YAMA HACK編集部(古里駅の近くにセブンイレブンがあります)

スタートはJR青梅線・古里(こり)駅から。まずは20分ほど道路沿いのアスファルト道を進みます(青梅街道を奥多摩駅方面へ)。

ウォーミングアップにはちょうどいい区間。やがて多摩川の清流と山並みが近づいてきます。標識が見えたら、いよいよ多摩川左岸沿いのトレイルに入っていきます。

撮影:まつだしなこ(道標が要所にあるのでわかりやすい)

大多摩ウォーキングトレイルは、分岐などの要所ごとに標識があるため、コースがわかりやすいのもポイントです。

観光わさび田を経由して進むと、やがて寸庭橋に到着。ここで今度は右岸に渡ります。橋の上からは、奥多摩ならではの深い渓谷が一望できテンションアップ!

寸庭橋から眺める奥多摩の渓谷美
撮影:YAMA HACK編集部(寸庭橋から眺める奥多摩の渓谷美)

このコースでは、この先も多摩川にかけられた橋の上から渓谷の絶景に何度も出会うことができます。

松の木尾根
撮影:YAMA HACK編集部

途中で滝を発見したり、巨大な岩を通り過ぎたりとワクワクするポイントを通過しながら、松ノ木尾根という道に入っていきます。

ちょっとした急登を超えた先には東屋があるので、ここで一息つくのもよいでしょう。

ルート上にある休憩スポット
撮影:YAMA HACK編集部(ルート上にある休憩スポット)
休憩スポットからの展望
撮影:YAMA HACK編集部(休憩スポットからの展望)

心地よい風に吹かれながら奥多摩の山並みを眺める、贅沢なひと時です。リラックスして、ついつい時を忘れてしまいそう…….。

しばらくして道路に出ると、見えてくるのが雲仙橋。ここからの景色もまた癒されます。

雲仙橋からの景観
撮影:YAMA HACK編集部(雲仙橋からの景観)

先へと歩みを進めると双竜の滝への分岐があるので、滝に立ち寄ってもよし。

双竜の滝
撮影:YAMA HACK編集部(双竜の滝)

大多摩ウォーキングトレイルに戻り、水神橋の先に見える鳥居は水神宮(玉川水神社)。

玉川水神社(水神宮
撮影:YAMA HACK(水神橋)

水神社は「鳩ノ巣」の地名発祥の地だそうで、奥多摩観光協会HPによると、「この水神社のある森に二羽の鳩が巣をつくり、その仲のむつまじい様子からこの地が鳩の巣の飯場と呼ばれるようになり、地名として定着した」とのこと。

その先に現れる鳩ノ巣小橋は、このコース屈指の絶景ポイント。新緑の季節はみずみずしい緑が、紅葉の季節は渓谷全体が赤や黄色に染まり、まるで絵画のような風景が広がります。

鳩ノ巣小橋
撮影:YAMA HACK編集部(鳩ノ巣小橋)
鳩ノ巣小橋からの景観
撮影:YAMA HACK編集部(鳩ノ巣小橋からの景観。写真左の断崖絶壁の上に水神社の祠が見える)
鳩ノ巣小橋のたもとにある絶景カフェ「ギャラリーぽっぽ」
撮影:YAMA HACK編集部(鳩ノ巣小橋のたもとにある絶景カフェ「ギャラリーぽっぽ」)

橋のたもとには、趣のある佇まいの絶景カフェ「ギャラリーぽっぽ」があります。なんと窓から鳩ノ巣渓谷が一望できるそう!立ち寄りスポットが多いのも、このトレイルの楽しさのひとつですね。

橋を渡ったら渓谷沿いに降り、木漏れ日が差し込む川沿いの遊歩道を歩きます。木々と川の音に包まれながら進むこの区間は、歩くだけで心が軽くなっていくような癒しの時間です。

渓流歩きの終盤にある白丸ダムは、ぜひ立ち寄ってほしいスポット。

白丸ダム
撮影:YAMA HACK編集部(白丸ダム)
上から見た白丸ダム
撮影:YAMA HACK編集部(白丸ダム)

魚がダムを超えて上流へ遡上できるように設置された“魚道”を見ることができる珍しいダムです。ダム湖の水は、まるで絵の具を溶かしたような鮮やかなエメラルドグリーンで、一度見ると忘れられない美しさ。

白丸ダムには、ダムの紹介施設もあるので一休憩しましょう。お手洗いや自動販売機もあります。

出典:PIXTA(紅葉時期の白丸湖畔遊歩道)

白丸ダムの先は白丸湖畔遊歩道。エメラルドグリーンの白丸湖を眺めながら森の中を歩く至福の時間です。

数馬峡橋からの景観
撮影:YAMA HACK編集(数馬峡橋からの景観)

白丸湖にかかる数馬峡橋からは、これまでの橋の上ともまた違う風景を満喫できます。

数馬峡橋は渡らずトレイルに戻ると、奥多摩ハンバーグが名物の「森の中のお肉レストラン アースガーデン」があります。隠れ家的なレストランでゆっくりランチをするのもよいですね。

数馬峡遊歩道
出典:PIXTA(紅葉時期の数馬峡遊歩道)

ラストは数馬峡遊歩道。ここを抜けると奥多摩駅方面へと続く舗装道路に戻っていきます。体力を消耗しすぎない、ちょうどよい運動をした爽快感があります。これがトレイルウォークのよいところ。

途中で温泉「もえぎの湯」への分岐もありますので、温泉に立ち寄るのもいいでしょう。

ライターまつだ

全体的に整備されたコースですが、雨あがりなど地面が濡れている時は滑りやすいポイントもあります。スニーカーよりは軽登山靴が歩きやすいですよ。

ゴール地点はグルメスポットが目白押し!

奥多摩駅
撮影:YAMA HACK編集部

ゴール地点となる奥多摩駅前は、グルメスポットがたくさんあります。下山後、まっすぐ帰ったらもったいないですよ!今回は厳選して、筆者が大好きなお店2つをご紹介します。

奥多摩の香り高いクラフトビール|VERTERE Okutama Taproom

VERTERE Okutama Taproom
提供:Instagram/vertere_okutama

奥多摩に醸造所を構えるクラフトビールブランド・VERTERE(バテレ)のビールは、自信を持っておすすめできる一杯です!

ビールというとつい喉ごし重視で一気に飲んでしまいがちですが、VERTEREのビールは一口ごとに深い香りと味わいが広がり、ゆっくりと楽しみたくなるのです。しかもラインナップも豊富で、どれも個性的な風味。
醸造所近くのカフェ「Okutama Taproom」では、テラス席でビールと軽食を味わうことができます。渓谷の風を感じながら過ごす時間は格別ですね。

VERTERE Okutama Taproom

住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川212
電話:0428-85-8590
営業時間:土日 11:00-19:30(Food LO.18:00/Drink LO.19:00)
予約可否:予約不可

ふわふわの卵焼きはお土産にも◎|卵道〜TAMAコレクション〜

卵道〜TAMAコレクション〜の玉子焼き
提供:Instagram/ranway_tamacol

初めて食べた時の感動は忘れられません!ほっかほかのだし巻き卵の専門店「卵道(ランウェイ)〜TAMAコレクション〜」の卵焼きは奥多摩駅にきたらぜひ味わってほしい逸品です。

たかが卵焼き、ではありません。軽い力であっさりと切れてしまう柔らさ、じゅわっと溢れ出る出汁……かなりの大きさにも関わらず、ぺろりと食べてしまいます。しかもご飯にもお酒にもあうのでたまりません。

古里駅前に一号店があり、奥多摩駅前は二号店。店内で定食を食べることもできますが、席は10席程度とあまり多くはないので平日が狙い目です!

卵道〜TAMAコレクション〜

住所:西多摩郡奥多摩町氷川207
電話:0428-85-8687
営業時間:11:00-17:00ごろ(定食は11:00-15:00までの提供)
予約可否:不可

散歩でも登山でもない「大多摩ウォーキングトレイル」で体も心もリフレッシュ

大多摩ウォーキングトレイル
撮影:YAMA HACK編集部

大多摩ウォーキングトレイルは、渓谷や森の中で「歩くことそのもの」を楽しめるトレイルウォークの魅力が詰まったコースです。登山ほどハードではなく、散歩よりも少しだけ冒険感があり、ちょうどよく心身をリフレッシュさせることができます。

季節ごとに変わる渓流や紅葉、カフェへの寄り道など、楽しみ方は人それぞれ。ゆったりと歩く時間を味わいながら、奥多摩ならではの美しい風景に心癒される時間を過ごせます。

大多摩ウォーキングトレイルMAP

奥多摩 ツキノワグマ注意
撮影:YAMA HACK編集部(坂下登山口観光トイレ付近にあった「クマ出没注意」の掲示)

奥多摩の山々にもツキノワグマが生息しています。ラジオや鈴など音の出るものを持つようにしましょう。

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