アイキャッチ画像撮影:まつだしなこ
レインパンツが面倒なら「レインスカート」という選択肢を!

登山中に急に雨が降り始めたとき、野外でレインパンツを履くのって少し面倒ですよね。登山靴を履いたままだと裾に泥がついたり、片足立ちでバランスを崩してしまったり……。
そんな「履きにくさ」に悩まされている方におすすめしたいのが、「レインスカート」という選択肢です!
レインスカートはこんな人におすすめ!
・低山ハイクやライトな登山で、手軽な雨対策を求めている方
・”さっと脱ぎ履きできる”ことを重視したい方
・通勤通学にも使えるようなファッション性を重視したい方
実は男性にも人気!ユニセックスで使えるモデルも
「スカート」というと女性用のイメージがあるかもしれませんが、もちろん男性が使用してもOK!最近では、男性の体型にもフィットするユニセックスモデルを展開するブランドも増えており、登山やトレイルランニングで愛用する男性も少なくありません。
ただし、着用時のウエストやヒップのフィット感には個人差があるため、自身のサイズに合っているか事前に確認しておくのがおすすめです。
レインスカートはなぜ便利?メリットや注意点とは

トレッキングパンツの上から腰に巻いて留めるだけのレインスカート。レインパンツにはない魅力をご紹介します。
着脱簡単でサッと使える!歩きやすさも◎

最大の魅力は、やはり着脱の簡単さ。巻きスカート型なので、登山靴を履いたままでもスムーズに装着できます。クルっと巻いて、パチっと留めるだけでOK。30秒もかからずに装着完了です。
また、トレッキングパンツの上にレインパンツを重ね履きしたときの歩きにくさも軽減されます。足を大きく上げるような岩場では動きにくさを感じる場面もありますが、歩行メインの低山ハイクであれば快適に歩けます。
休憩時の敷物や荷物カバーとしても活用可

レインスカートは着用する以外にも、意外と活躍の場面が多いんです。濡れたベンチに腰掛けるときは、広げて敷物代わりに。荷物にかければ雨よけとしても活用可能。
また、雨が降っていないときでも、風よけや防寒アイテムとして着用できるので、常にバックパックに入れておきたい便利アイテムです。
足元までカバーしきれないので、使う場面には注意

脚全体をカバーしているわけではないので、激しい雨や長時間の移動では足元は濡れてしまうこともあります。
悪天候が予想される場合は、ゲイターを併用すれば、より快適かつ安全に行動できます。
登山にも使えるレインスカートの選び方

レインスカートは、自転車用の手頃な価格のものから、アウトドアフィールドでの使用を想定した高機能タイプまで、さまざまな種類があります。
ここでは、「登山で使うならここは外せない」ポイントをご紹介します。
レインスカートを選ぶポイント
- 丈の長さ|使用シーンに適した長さを選ぶ
- 生地の性能|耐久性や透湿性もチェック
- 着脱のしやすさ|ウエストの調整方法を確認
丈の長さ|使用シーンに適した長さを選ぶ

アイテムによって大きく違いがでるのが「スカート丈」です。
着用したままアクティブに活動することを想定するなら、膝下丈で「動きやすさ」を重視しましょう。膝がしっかり隠れるくらいの長さが、脚を雨から守りつつ、脚を大きくあげたときに裾を踏んでしまわない、ちょうどよい丈感です。
一方、フェスなどあまり動かないシーンで「とにかく濡れないこと」を重視したい場合は、足首近くまでしっかり覆うタイプがおすすめ。より安心感があります。
生地の性能|耐久性や透湿性もチェック

レインウェアとして撥水性や防水性は標準機能ですが、登山で使うのであれば、透湿性や耐久性も備わっていると安心して使えます。
汗をかいても蒸れにくい透湿素材なら、長時間の使用も快適。引き裂きや摩耗に強い生地なら、枝や岩による破損リスクも軽減できます。
着脱のしやすさ|ウエストの調整方法を確認

レインスカートは、マジックテープやスナップボタンでウエストを調整するタイプが一般的。ウエスト全体にゴムが入ってジャストフィットさせる設計ではないので、自身のウエストサイズに合わせて調整できるかをしっかり確認しましょう。
アウトドアブランドの登山向けレインスカート
ここからはおすすめのレインスカートを紹介。まずは、登山にも安心して使える機能が備わった、アウトドアブランドのレインスカートです。
モンベル レインラップスカート
素材 | ドライテック®3レイヤー(表:50デニール・ナイロン・リップストップ) |
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平均重量 | 136g |
カラー | 2色 |
サイズ | S、M、L |
スカート丈 | 62cm(Mサイズ) |
高い防水透湿性で、衣服内の蒸れを軽減
モンベル独自の防水透湿素材「ドライテック®」を採用したレインスカート。雨を防ぎながら衣服内の蒸れを逃し、快適性が長持ちします。薄手で軽量なつくりなので、ハイキングはもちろん、普段使いにも便利です。
ザ・ノース・フェイス タプトレインラップ(ユニセックス)
素材 | HYVENT Clear D(2.5層)(表側:ナイロン100%、裏側:ポリウレタンラミネーション) |
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平均重量 | 約135g |
カラー | 2色 |
サイズ | フリーサイズ |
スカート丈 | 68cm |
調整機能でウエストまわりがしっかりフィット
ウエスト周りのフィット感を追求する方におすすめ。ストレートな形状ですが、ウエスト周りは内側についた長めのマジックテープとウェビングベルトで自分好みに調整可能。ユニセックスデザインなので、男性の着用も可能です。
ストレッチ性のある防水透湿性素材を使用しており、トレッキングにもしっかり対応。
ミレー ブリーズバリヤーラップスカート
素材 | ブリーズバリヤー® タスラン ナイロン100% |
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平均重量 | 152g |
カラー | 3色 |
サイズ | XS-S、M-L |
スカート丈 | XS-S:75cm、M-L:78cm |
長めのスカート丈が広範囲で雨をブロック
とにかく濡れたくない方へ!超耐久撥水素材を採用し、水を弾く効果が長続きします。さらに縫製に撥水糸を使用する徹底ぶりで、縫い目からの雨水の浸入を徹底ブロック。長めの丈なので、広範囲を守ってくれます。
また、収納袋と本体が一体化していることも特徴。収納袋をいつの間にかなくしてしまった、といううっかりを防止します。
フーディニ ザ・スクエア(ユニセックス)
素材 | Loop Hardshell™ (リサイクルポリエステル:70%、リサイクルポリエステル :30% ) |
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平均重量 | 214g |
カラー | 1色 |
サイズ | One Size |
スカート丈 | ー |
足さばきの良さを重視した、ユニークデザイン
ユニークなデザインが特徴のレインスカート。あえて中心をずらして巻くことで足捌きをよくし、ダイナミックな動きを妨げません。防水性、透湿性、伸縮性、通気性と、登山に必要な要素をまんべんなく備えています。
普段使いやフェスにおすすめのレインスカート
続いてご紹介するのは、普段使いにおすすめのレインスカートです。アウトドアブランドのものに比べると強度は劣りますが、その分リーズナブルな価格で手に入ります。
普段使いやキャンプ、フェスなど、あまり激しく動かないシーンでの使用がメインの人におすすめ。
マック レインラップスカート(ウィメンズ)
素材 | 表:ポリエステル100% PVCラミネート 裏:ポリエステル100% メッシュ |
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平均重量 | 500g |
カラー | 2色 |
サイズ | One Size |
スカート丈 | 79cm |
普段使いしやすいカジュアルなデザインが魅力
自転車乗車時でもめくれあがりにくいデザインのアイテム。自転車にも取り付けできる防水仕様の収納袋つきです。
女性らしさを感じさせるAラインのシルエットなので、アウトドアから旅行、お出かけまで幅広いシーンで活用できます。
キウ ウォータープルーフロンジースカート
素材 | ANETXーTECH生地(表地:ポリエステル100%、中間層:TPUラミネート、裏地:ポリエステル100%) |
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平均重量 | ー |
カラー | 4色 |
サイズ | One Zine |
スカート丈 | 90cm |
長めの丈でも透湿性ばっちり。蒸れによる不快感を軽減。
くるぶしまでしっかり防水する長めの丈ですが、後ろにスリットが入っているため動きやすくなっています。また透湿性に優れた生地を使用しているので、スカート内部の蒸れを軽減。
生地のデザインバリエーションが豊富なのも魅力です。
レインスカートで雨の日のストレスにさようなら!

クルっと巻くだけで簡単に着用できるレインスカートがあれば、雨の日もストレスなくアクティブに活動することができますよ。
軽量でコンパクトなので、山はもちろん、キャンプやフェス、スポーツ観戦、旅行など、さまざまなシーンで活躍。ザックやカバンに忍ばせておけば、急な雨でもストレスを軽減できるので、ぜひ試してみてくださいね!
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