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何を持っていこう……?

登山に必須な「行動食」。持っていくことはマストなのに、「これを持っていけ!」といった決まったものがないので「どれを選んだらいいの?」と悩む方もいるかもしれません。
コンパクトさやカロリーなどは行動食を選ぶ点として外せないポイントですが、そのほかにはどんな点に注目して購入しているのでしょうか。YAMA HACK編集部の「推し行動食」とともに、選んだ理由や商品の魅力なども語ってもらいました!
どんなところがポイント?編集部が推す行動食7選

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今回は、編集部メンバーがよく登山に持っていく行動食を紹介。登山だけでなく家でも楽しめるものから、ご飯がわりになるものまでさまざま。気になったものがあればぜひ一度口にしてみてください!
ANDO_(アンドゥー)|福壽堂秀信


撮影:YAMA HACK編集部
あんこが好きなので羊羹をよく持っていきますが、激しく体力を消耗した際は固形物がきつい場合も。 これは液体なのでさらっと飲むことができ、食欲がなくてもしっかり補給できます。
ポケットに入るサイズなので、行動中の補給もスピーディにできるのが嬉しいですね。
青木
<Point>
テント場の夜などで少し肌寒い時には、カップに移し替えて温め、おしるこのように楽しむこともできます。
Break Nuts(ブレイクナッツ)8P|カネタ


撮影:YAMA HACK編集部
たくさんの種類のナッツとフルーツが入っているのですが、多過ぎず少な過ぎず、ほのかに塩味も感じられます。
8パック入りなのでしっかりと量があり、泊まりがけの山でもケチらず満足する量を食べることができます(笑)。これで糖分摂取もばっちり!
浅野
<Point>
山に行かない日はヨーグルトに混ぜて食べています。家でも、ちょっとしたアレンジで楽しめるのがいいですね。
牛乳仕込みのチュロッキー|セブン‐イレブン


撮影:YAMA HACK編集部
1個あたりのカロリーが高いのでしっかりエネルギー補給ができるし、少しずつつまめる点が好きです。袋止めシールもついていて便利。
チュロッキー以外にも4個入りシリーズがたくさんある上に、定期的に新商品が出るので飽きないですね。パッケージに大きくカロリーと消費期限が書かれているのも選びやすい点だと思います。
杉浦
<Point>
泊まりの山行では朝食としても活躍!食べ応えもあり、重宝しています。
完熟ドライみかん|ファミリーマート


撮影:YAMA HACK編集部
ドライフルーツはどんな山行でも、季節問わず必ずもっていきます。ですが、特に暑さで食欲が低下しがちな夏の山行では、柑橘系など酸味の強いものを持っていくことが多いです。
その中でもこのファミマのドライみかんは、オレンジほど甘すぎず、レモンほど酸味も強すぎず、お気に入り。さっぱりとした甘みで、バテ気味なときも食べやすいですね。
川尻
<Point>
ドライフルーツを選ぶ時は、カロリーや栄養などはあまり気にしていません。山での”リフレッシュ用”として、その時の気分で選んでいます!
スティックサラミ|セブン‐イレブン


撮影:YAMA HACK編集部
ハードめな山行で暑い時は、固形物が喉を通らなくてゼリー飲料ばかりを行動食にしていたときもあったのですが、咀嚼しないからか食べたという満足感を得られず……。その点、サラミ・カルパスは食べ応えあり。
脂質が多い分パサパサとしておらず、口の中の水分を奪われることが少ないので固形でも食べやすいんです!
少量でも高カロリーで塩分の補給もできるため(食べ過ぎると喉が渇くので注意)、熱中症対策としてゼリー飲料(糖分)とセットで持って行くようになりました。
荻原
<Point>
テント場での山ごはんはだいたいフリーズドライ製品なので、「なんか味気ないな」「物足りないな」というときに、おかず感覚でも食べられます。
尾西のわかめごはん|尾西食品


撮影:YAMA HACK編集部
登山中の行動食でもガッツリ食べたいのでお米を持っていきたいのですが、おにぎりなどは痛むことも考えると2日目以降に食べるのは厳しい…。
その点、アルファ化米だと、朝食を作る時に一緒にお湯をいれて持っておけば、行動中に食べられるので重宝しています。
大迫
<Point>
山ごはんとして選ばれやすいアルファ化米やフリーズドライ食品ですが、意外と行動食にぴったり。チャックがついているので、途中で食べるのを止めることもでき、食べる量も調整しやすい!さらに、手も汚れないのでベスト行動食だと思っています。
食べやすさやサイズ、カロリーなど、選ぶポイントはたくさん!

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「自分の好きな食べ物を持っていく」というのは、もちろん山での食事を楽しくしてくれますが、やはり「行動食だからこそ」の選ぶポイントがたくさん。
メンバーに行動食を選ぶポイントを聞いてみると
- 腹持ちや食べ応え
- ゴミの量が少ない
- 運動中に喉を通りやすい
- 短時間で食べられる
- カロリーや栄養をとれるかどうか
- 手が汚れない
- 取り出しやすさや運びやすさ
- 日常で慣れ親しんだ味
- 山ごはんに使いまわせるかどうか
など、多数の点が挙がりました。
「日帰りではあまり体力を使わないので、カロリーや栄養はあまり気にしない」「テント泊では、山ごはんに使いまわせるようなものを選んでいる」など、登山プランによって選ぶポイントが変わることも。自分の好みや体力、登山プランなどを考えながら、ベストな行動食を探していきましょう!
行動食は十人十色!だから面白い

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登山ギアやウェアなどはもちろん、行動食においても選び方は人それぞれ。今回は編集部がどんなものをどういった理由で選んでいるのかを紹介しましたが、完璧な正解はありません。
「必要な栄養をとるために行動食を持たなきゃ」はもちろんですが、栄養補給や食べやすさなどの自分にとって「大事にしたいポイント」をおさえていれば、意外なものも行動食になるかも。自分だけの「推し行動食」を探すのも、登山の楽しみ方の1つかもしれませんね。
尾西食品 尾西のわかめごはん