尾瀬の山小屋の特徴は?
群馬県、福島県、新潟県にまたがる日本最大の高層湿原、尾瀬。何度も行きたくなる壮大な景色をいたるところで見ることができます。写真撮影や絵が趣味の人も大好きな場所!初心者やファミリーでも行きやすい!など、尾瀬の魅力は尽きません。そして尾瀬に行くなら、ぜひ山小屋に泊まってください!尾瀬は夕焼け、星空、朝焼け、朝霧など、日帰りでは堪能できない絶景がたくさんあります。そして、尾瀬の山小屋は、山小屋初心者でも比較的快適に過ごすことができるのもポイントです。では、一般の山小屋と尾瀬の山小屋との違いを3つご紹介します。
1.尾瀬の山小屋には個室がある!
通常、山小屋は相部屋で利用する事が多いのですが、尾瀬の山小屋には個室があります。特定日や繁忙期を除けば2名から個室に宿泊できます。特定日や個室の予約に関しては、直接小屋に確認してみて下さい。2.尾瀬の山小屋にはお風呂がある!
山小屋にはめずらしく、尾瀬の山小屋ではお風呂に入ることができるので、ゆっくりと疲れを癒すことができます。ただ、環境保護のため、石鹸やシャンプー類は使用できないのでご注意下さい。3.尾瀬の山小屋は原則完全予約制!
一般の山小屋は緊急時を想定し、予約なしでも宿泊可能ですが、尾瀬の山小屋は予約するのが原則です。事前にホームページや電話で予約をしてから尾瀬に行きましょう。今回は、尾瀬の山小屋の決め方と、尾瀬ヶ原、尾瀬沼にある口コミで好評だった山小屋をご紹介します。
※注意:尾瀬の山小屋が開いているのは、おおよそ4月下旬~10月下旬までです。オープン時やクローズ間際は、雪と寒さにもご注意下さい。
尾瀬の山小屋の決め方。まずは、ルートを決めて山小屋を予約しよう!
尾瀬には見どころがたくさん!尾瀬ヶ原・尾瀬沼、あるいは至仏山や燧ケ岳の登山をするか、によって宿泊する小屋は変わってきます。まずは、行きたいルートを決めてみましょう。もちろん、尾瀬の山小屋に泊まりたいからコースを選ぶ!でもOKです。尾瀬初心者におすすめのルート
1日目:鳩待峠~山の鼻~尾瀬ヶ原~尾瀬ヶ原にある山小屋で宿泊2日目:山小屋~尾瀬ヶ原~山の鼻~鳩待峠
静かな尾瀬沼を楽しみたい人
1日目:大清水~尾瀬沼~尾瀬沼にある山小屋で宿泊2日目:山小屋~尾瀬沼周遊~大清水
尾瀬ヶ原と至仏山を楽しみたい人
1日目:鳩待峠~山の鼻~尾瀬ヶ原~竜宮十字路~尾瀬ヶ原~山の鼻にある山小屋で宿泊2日目:山小屋~至仏山登山~鳩待峠
※至仏山登山は、一方通行で、山の鼻~至仏山は上り専用となっています。また、残雪期は植生保護のため通行禁止の場合もあります。
通行止め情報をチェック
尾瀬ヶ原と尾瀬沼を楽しみたい人
1日目:鳩待峠~山の鼻~尾瀬ヶ原にある山小屋で宿泊2日目:山小屋~尾瀬沼~大清水
尾瀬沼と燧ヶ岳登山を楽しみたい人
1日目:大清水~尾瀬沼にある山小屋で宿泊2日目:山小屋~燧ヶ岳登山~尾瀬沼にある山小屋で宿泊
3日目:山小屋~大清水
●尾瀬ワンポイントアドバイス●
・尾瀬では電波が届かず携帯電話が使えません。
・マイカーで鳩待峠から入山して、尾瀬ヶ原→尾瀬沼へ抜け大清水に下る場合、路線バス(丸沼高原・戸倉発)でマイカーが駐車してある戸倉まで戻ることができます。
口コミで評判の尾瀬ヶ原の山小屋
弥四郎小屋
弥四郎小屋は、前面に尾瀬ヶ原が広がり、お部屋やお風呂から尾瀬ヶ原の景色を堪能することができる素敵な山小屋です。
尾瀬に行く度に利用しています。尾瀬ヶ原を庭のように過ごせる山小屋です。お風呂の浴槽からも尾瀬ヶ原を見ることが出来るんですよ。他の見晴小屋の方もここの広場でビールを飲んだりしてから、自分の山小屋に帰ったりしています。混雑時期以外なら、二人以上のグループは、新館の個室に宿泊できます。(要確認)
尾瀬ヶ原の端っこ燧ケ岳の麓・・・でも、尾瀬のど真ん中に位置します。
尾瀬の見晴地区には5件ほどの山小屋がありますが、自分は必ずここに宿泊しています。
何故かというと、尾瀬ヶ原を見ながらビールやコーヒーが飲めたりお風呂に入れるんです。
最高です。(^^)
料金(1泊2食付):大人9,000円、小人7,560円
電話番号:090-8316-2864(現地)、0467-24-8040(予約)
弥四郎小屋のHP
東電小屋

定員制の山小屋なので、押し込まれることもなく、5人のグループで1部屋を使わせてもらいました。早朝散歩すると熊が出ると管理人に脅されましたが、本当らしいです。幸いに会いませんでしたが。食事も美味しいです。ただ、5月最終週や6月第1週の週末は3月の予約開始時に確保しないと厳しいです。
尾瀬小屋

登山経験に乏しい私ですが、その乏しい山小屋体験のなかでも大変に「快適な山小屋」でした。入浴もできるし・・・個室対応だし・・・(季節にもよる?) 尾瀬は日帰りでも大丈夫ですが、やはり、一泊でもして、日の入り、日の出は体験するのがおすすめ。宿泊しての尾瀬は尾瀬ヶ原から尾瀬沼へまわることもできるし、アヤメ平など、多方面にも足が延ばせ、とてもおすすめです。
龍宮小屋

大湿原の景色は言うに及ばず、この宿の食事の充実さは、素晴らしいです。胃に、重くも軽くもなく、家庭料理で味付けが美味しいのです。家族3人でいきましたが、相部屋でということでしたが、たまたま利用者が少ないせいか家族部屋にして頂きました。お風呂は石鹸、シャンプー禁止ですが、湯船が気持ち良く、疲れが取れました。尾瀬ヶ原20キロの行程はアップダウンも結構あり、一泊するならまたこちらを利用したいと思います。夜には、尾瀬の花の紹介ビデオ上映会もあります。自由参加です。
至仏山荘

山の鼻にある至仏山荘は、施設が綺麗で充実しています。至仏山登山と尾瀬ヶ原を満喫したい人におすすめの宿です。
昨年、至仏山荘に泊まりました。他の山小屋とは比較にならないほどの施設の充実ぶりです。お風呂もゆっくり入れますし、食事も食べきれないくらいです。(美味しい)スタッフさんもとても対応が丁寧です。の~んびりくつろげます。夕食後、支配人さんから尾瀬の自然についてビデオ説明もあります。
口コミで評判の尾瀬沼の山小屋
尾瀬沼ヒュッテ

尾瀬沼東岸にある宿泊施設ですが、「山小屋」と呼ぶには設備も豪華で規模も大きいです。尾瀬沼ビジターセンターの裏手にあります。なんと桧枝岐村営の、いわば「公共の宿」。
前庭も広く、落ち着い佇まいは好感が持てます。風呂があったり広いウッドデッキがあったり、連泊にも耐えられる宿でしょう。
長蔵小屋

尾瀬沼東岸に建つ、尾瀬最古の山小屋です。建物外観は、昔の小学校を偲ばせるもの。玄関前には豊富な湧水、磨きこまれた廊下や階段。山小屋と呼ぶのはためらわれるほどの、しっかりした宿です。個室対応や入浴可能な点も、通常の山小屋とは大きく異なるところ。電気も通っているので、部屋にはコタツもコンセントもあります。食堂、談話室、売店と設備も充実。食事も立派。昼食用におにぎり弁当も用意してくれます(別料金)。尾瀬を堪能する拠点として連泊したい宿です。
尾瀬にはまだまだ魅力的な山小屋がたくさん!
