取り付け方法は2つ。今回は帽子に付けてみたよ
現状では「効果があるかないのか、何とも言えない」というおにやんま君。それこそ実験する甲斐があるというものです。大人の自由研究として、張り切って取り付けてみましょう。

取り付け方法は2種類です。
- 安全ピンでザックや帽子へ
- 背中の金具に糸を通しぶら下げる
②のぶら下げる方法はキャンプなどの定点の使用に有効。木からおにやんま君を吊すことで、オニヤンマが空を飛んでいるような見た目になります。
登山では①の方法でおにやんま君をセットしてみます。今回は帽子につけてみました。

街では奇抜なファッションセンスの人になってしまいそうですが、山なら不思議と馴染みますね。むしろ「虫めづる姫君(※)」を彷彿させ、なかなかイケていると思いました。(筆者の個人的見解)
※虫めづる姫君→平安時代に書かれた堤中納言物語に記載されている短編物語の1つ。
おにやんまくんと山登り

さて、真夏のとある日。おにやんま君を引き連れて出かけたのは筑波山です。以前登ったときに、耳元でハエがブンブンとわめき、なかなか不愉快だった記憶があります。おにやんま君よ、我が身辺よりハエを追い払ってくれ……!
今回の検証条件
- 実施日:8月上旬
- 実施場所:筑波山
- 虫除けスプレー:もちろん、なし
それでは登っていきましょう。

木々の生い茂る登山道をガシガシ進みます。真夏の登山は暑さこそネックですが、木々の色が濃く気持ちが良いですね〜。ほら鳥の声も聞こえてきますよ……と気分は上々。ハエの羽音ひとつせず、のどかな登山タイムが続きました。

結果から申しますと、不愉快な虫との遭遇はゼロ。それがこの日の山の状態だったのか、おにやんま君の力だったのかは判別ができません。
山頂にはたくさんのアゲハチョウが舞っていたのですが、不思議と筆者の方に近付いて来ませんでした。服装の影響か、はたまたチョウたちの気まぐれか、それともおにやんま君の力なのか……? 考察がはかどりますね。

小さいお子さん連れにはぴったりかも

登山中、同じくおにやんま君を付けた登山者を発見! その登山者は赤ちゃんを乗せた背負子におにやんま君を付けていましたよ。
火や薬剤も使わないため、小さいお子さん連れの登山者にとっても、お守り代わりのアイテムになるかもしれませんね。
おにやんま君の威を借りていこう

補食される昆虫の強敵・オニヤンマの威厳を拝借した「おにやんま君」。
姿形は本物そっくりで、帽子やザックに取り付ければアクセントに大変身。昆虫が大好きな少年少女にはもちろん、家族連れや一般登山客、すべてのアウトドア愛好家におすすめできるユニークなアイテムでしょう。
そして筆者はおにやんま君のおかげで、オニヤンマの習性に詳しくなり、夏空飛ぶトンボを探すのが楽しみのひとつになりましたよ。
▼今回紹介した『おにやんま君』はこちら
サンライン おにやんま君
サイズ | 11cm |
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おにやんまは飛んでいる様々な小型の虫を捕食します。 アブや蜂にとって天敵の姿をした「おにやんま君」を帽子やウェアに付けることで嫌がって逃げていくことでしょう! キャンプ場などで吊るし、風になびかせての使用にも忌避効果が見られます。
▼ストラップ付きの『おにやんま君』はこちら