天然ハーブで虫除け対策!
アウトドアシーンで、やっかいなのが「虫」の存在。登山では、手足を覆うことが多く、身体への虫刺されはあまり気にならないかもしれませんが、顔回りは無防備なので刺されてしまうこともあります。しかし、顔に虫除けスプレーをかけるのは、化学薬品の身体への影響が心配…という方も多いと思います。特に女性や子供は多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めしたいのが、「天然ハーブ」を使った虫除け対策。最近はオーガニックの虫除けスプレーなど販売されてきておりますが、自分で作れたら一番安心ですよね。

今回は「育てるだけで虫除け効果のあるハーブ」と「ハーブを使ったスプレーの作り方」、さらに手作りが苦手の人のためにおすすめの「虫除けハーブスプレー」をご紹介します。
そもそもハーブとは?

ハーブ(英: herb)は、一般的に料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で、緑の葉を持つ草、茎のやわらかい植物などを指すことが多い。同様の有用植物であっても、種子、実、根、樹皮などは香辛料と呼ばれることが多いが、苔から木本まで、香りや薬効がある有用植物全般をハーブとして扱う場合もある。反面、旺盛な繁殖力を持ち駆除困難な害草となる種もある。ハーブは「草」あるいは「野草」、「草木」を意味するラテン語: herba を語源とし、フランス語でherbe(エルブ)、古英語でherbe(アーブ)となり、これが変化して英語のherbとなり、日本に伝わってハーブという言葉が使われるようになった。
一般的に、緑色の有用植物の事を言いますが、植物によって使用される部分も使用用途も様々です。ハーブごとの特徴を把握して、好みのハーブを育てましょう!
庭に植えて虫除け おすすめハーブ8選
ヨーロッパの国々では、よく窓辺にゼラニウムを置いて虫除けをしています。寄せ植えやガーデニングで栽培できる、虫除け効果のあるハーブをご紹介します。ハーブは生命力が強いものが多く、雑草のように増える場合もありますので、プランターで育てるのがよいでしょう。ローズゼラニウム

和名:匂い天竺葵
◇花言葉:「選択」「恋煩い」
◇特徴:蚊など害虫が嫌う「シトロネラール」という成分を多く含み、植えておくと虫が寄りつかないという働きがあります。
◇主な働き:虫除け、イライラ・不安感の緩和、ホルモン分泌の調整
ペパーミント

◇花言葉:「心の暖かさ」「真心」
◇特徴:ペパーミントの和名はセイヨウハッカ。ミントに含まれる「メンソール」という成分に虫の忌避作用があると言われています。清涼感がある香りで、紅茶にして飲んだりすることもできます。植えるだけでは、さほど強い防虫作用はありませんが、煮だしてスプレーにするとよいです。
◇主な働き:防虫、集中力向上、神経沈静、眠気覚まし、鼻づまりや頭痛の改善、胃もたれ、不眠、ストレス、口臭予防、消化促進、口臭予防など
ティーツリー

◇主な働き:虫除け、菌の抑制、口内炎、歯肉炎など
レモングラス

◇特徴:ススキのような細長い葉っぱで、レモンに似たさわやかな香りが特徴でタイ料理によく使われます。虫が嫌う「シトラール」という成分が含まれています。
◇主な働き:虫除け、血行促進、疲労回復、食欲増進、消化不良の改善など
ローズマリー

◇花言葉:「記憶」「追憶」「思い出」「私を思って」「変わらぬ愛」
◇特徴:非常に香りが強く、虫があまり寄り付きません。抗菌作用や抗酸化作用に優れているため、肉料理の香り付けや臭み消しといった調味料に使われたり、精油やポプリにして虫除けとして使われたりしています。
◇主な働き:菌の抑制、集中力・記憶力を高める、脂肪分の消化・分解の促進など
シロバナムシヨケギク

◇特徴:蚊取り線香の原料となる花ですが、種子から育てて開花は翌年の初夏と栽培には時間がかかります。防虫には茎や花などを乾燥させて燃やして使います。植えているだけでも虫除けの働きがあるとされています。
◇主な働き:虫除け
梅雨から夏は高温多湿で蒸れるので株元の葉を整理するなどの対策が必要です。
加湿を嫌います。土の表面が乾いた頃にたっぷりと与えます
レモンバーム

◇特徴:爽やかな香りを放ち、長寿のシンボルとされているハーブですが、虫除けにも効果があります。庭に植えておくと雑草のように増殖する強さもあります。
◇主な働き:虫除け、鎮静、神経強壮、発汗、消化促進など
ラベンダー

◇花言葉:「あなたを待っています」「期待」「清潔」「繊細」「沈黙」「不信」「疑い」
◇特徴:「ハーブの女王」とも呼ばれ、香りゆたかなハーブです。植えるだけでも多少虫除けもあるようですが、ラベンダーの香りには防虫作用があるとされているので乾燥させてポプリにしたりするとよいでしょう。
◇主な働き:虫除け、鎮痛、菌の抑制、防腐、鎮静など
→次は庭に植えたハーブで手作りの虫除けスプレーをご紹介!
天然ハーブで手作り虫除けスプレーを作ろう!
庭やベランダで育てているハーブで虫除けスプレーを手作りできたらいいですよね。生の葉で作る方がいいもの、精油を使って作る方がよいものと両方ご紹介します。庭のハーブでできる手作りスプレー
【ペパーミント、レモンバーム】
作り方:フタ付のガラス容器にミントの葉と茎を詰めこみます。容器いっぱいになるまでホワイトリカーや焼酎(甲種)などのアルコールを入れます。定期的に振りつつ冷暗所で1~3週間ほどおきます。使う時はスプレー容器に入れて直接スプレーするか、アルコールが強く感じる場合は水で薄めてスプレーして虫除けにします。お酒として割って飲むこともできます。(アルコールを肌につけるのが心配な場合はパッチテストを)
【ローズマリー】

作り方:レモン1個を、薄くスライスし、耐熱容器に、レモン、ローズマリーの細かく刻んだものを入れ、そこに熱湯を200ml注ぎ、荒熱がとれたら冷蔵庫で一晩冷やします。こしてスプレーボトルに入れかえ、虫除けスプレーとして使用します。
精油で作る手作りスプレー
【レモングラス】
作り方:ボトルに無水エタノールを入れ、精油を加え、最後に水を加えて良く振って混ぜて完成。
【ラベンダー】

作り方:清潔なスプレー容器に精製水を入れ、さらにラベンダーオイルを10滴程度入れよく振ったら完成。
【ブレンド】
材料:スプレータイプのボトル(30~50ml程度、アルコールに使用可能なもの)、レモングラスオイル(7滴)、ゼラニウムオイル(2滴)、ラベンダーオイル(1滴)、アルコール(無水エタノールまたはウォッカ3ml)、水(精製水やミネラルウォーター50ml)
作り方:清潔なスプレー容器にアルコールを入れ、精油をそれぞれ加え、最後に水を加えて良く振って混ぜて完成
※その他、防虫作用のあるシトロネラやミント、ティーツリー、ユーカリなどの精油をお好みでブレンドして作ってもいいでしょう。
虫除けにおすすめの精油
虫除けハーブスプレー材料
指で上からシュッと押す、フィンガースプレータイプです。
アロマ、アルコール、次亜塩素水などの 消臭剤や手作り化粧品、消毒、虫よけなど様々な用途で利用できます
→次は、手作りがちょっと・・・という方におすすめの虫除けハーブのスプレー紹介!
手作りはちょっと…という方!虫除けハーブスプレー3選
虫除け ハーブを作るのはちょっと・・・・手作りは苦手だし時間がない!という方におすすめの虫除け ハーブスプレーをご紹介します。シトロネラ、ペパーミント、ユーカリ、ティートリーなど、選び抜いたエッセンシャルオイルとベジタブルオイル、香水に使用される高品質のアルコールのみを使用。清涼感のある香りです。パーフェクトポーションは、世界中から厳選した天然素材のみ使用し、人間が本来持つ自然治癒力を高めてくれるオーストラリア発のナチュラルセラピーブランドです。
ティートゥリーやユーカリ、マートルなど抗菌・抗ウィルス効果の高い精油をブレンドした「スッキリとした香り」の天然成分100%のアロマスプレー
天然ハーブで体にやさしい虫除け対策を!

【※注意※】
ハーブによっては、妊婦さんや授乳中の女性、ペット、乳幼児に悪影響を及ぼすものもありますので、ご使用の際は、充分ご注意下さい。また、アルコールや精油などは肌に合わない人もいるので、事前にテストをしてご使用下さい。肌に合わない場合は使用を中止して下さい。
Herbs will keep bugs off!
ハーブで虫除け!