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【下山めしハンター!#07】<北アルプス・立山連峰>登山後は富山湾の恵みを!キトキトの絶品●●【washio daisuke編】(2ページ目)

キトキトな海の幸に舌鼓!絶品の鮨でしめくくる立山連峰の山旅

JR富山駅構内にある富山湾鮨のオブジェ

撮影:washio daisuke(JR富山駅構内にある富山湾鮨のオブジェ)

登山と海の幸の組み合わせは意外に感じるかも知れませんが、前述の通り「海(富山湾)に近い山」である立山連峰の場合は特別。
浅瀬がなく一気に水深最大1000mまで落ち込む富山湾と、そこからわずか30kmあまりの位置にそびえる標高3000m級の立山連峰は、標高差4000mのひとつの谷とも言える地形。立山連峰からの酸素や栄養分を豊富に含んだ雪解け水が、黒部川や片貝川などの急流を経て流れ込むことから、富山湾は豊かな漁場となっているのです。
寒ブリ・ホタルイカ・シロエビをはじめ新鮮で多彩な海の幸に恵まれた富山市内には美味しい寿司店が多く、JR富山駅には「天然の生け簀・富山湾鮨」のオブジェも。
筆者イチオシの富山湾鮨は…?

撮影:washio daisuke(筆者イチオシの富山湾鮨は…?)

そんな魅惑の富山湾鮨は、富山県内約50店舗で食すことが可能。下山めしとしては少し贅沢かも知れませんが、登山で酷使した身体へのごほうびとして、立山連峰の恵みとも言えるご馳走をぜひとも味わってほしいものです。そんな数ある名店の中で、筆者が選んだのは…?

washio daisukeの激推しポイント

・駅から2分の好立地&一見さんでも入りやすい!

・富山ならではのネタと地元産のシャリが奏でる絶妙のコンビネーション!
・新鮮な魚貝は炙っても美味…視覚・聴覚・嗅覚でも楽しめる!
・富山の伝統工芸・木彫りを活かしたモダンなテイストのインテリア!

絶品の富山湾鮨を食せるのは…炙庵 とやま鮨

かわいらしいヘッドマークも展示されている電鉄富山駅

撮影:washio daisuke(かわいらしいヘッドマークも展示されている電鉄富山駅)

立山黒部アルペンルートの富山県側の終点・立山駅から、富山地方鉄道(富山地鉄)に乗りローカル線の旅を楽しみながら、約1時間強で電鉄富山駅に到着します。北陸新幹線の開通により隣接するJR富山駅から約2時間強で東京駅まで戻れることから、関東圏からのアクセスも向上。
今回ご紹介する「炙庵 とやま鮨」は、この富山駅から徒歩約2分の好立地。新幹線の乗り換え待ちの時間にも、気軽に立ち寄ることができるのです。
ビジネスホテル(ダイワロイネットホテル富山駅前)の1階にあり、立山連峰の山旅の帰路に訪れた一見さんでも抵抗感なく入店できるのも嬉しいですね。

美味しい鮨はシャリ(&地酒)も美味!

富山湾名物・シロエビの軍艦巻きはおぼろ昆布に包まれています

撮影:washio daisuke(富山湾名物・シロエビの軍艦巻きはおぼろ昆布に包まれています)

富山湾鮨の特徴はネタだけでなくシャリにも富山県産米を使用していること。立山連峰からの雪解け水は、富山湾だけでなく富山平野も潤し、肥沃な水田が広がります。同じ水源に育まれたネタとシャリの相性は抜群!季節に合わせた新鮮な魚貝と富山県産米のコンビネーションを堪能してください。
富山の地酒は最高のおとも!

撮影:washio daisuke(富山の地酒は最高のおとも!)
言うまでもなく、米どころは酒どころ。立山連峰の清冽な雪解け水は、米の旨味を十分に感じながらもキリッとした飲み口の銘酒『立山』をはじめ、数々の地酒も生み出します。お洒落な酒器で供される地酒と絶品鮨とのマリアージュはまさに至福…飲み過ぎて帰路の新幹線に乗り遅れない程度に、楽しんでくださいね。

味覚以外でも楽しめる…炙り焼きの誘惑!

卓上で炙られる新鮮な干物

撮影:washio daisuke(卓上で炙られる新鮮な干物)

店名の通り、炙庵 とやま鮨では富山湾の海の幸を卓上コンロで炙りながら賞味できるのも魅力。干物をはじめ、貝類の串焼きやバター焼き・カニの甲羅焼き・アヒージョまでを、目の前で調理しながら食べることができます。
新鮮な魚貝から滲み出るエキスを視ながら、パチパチと脂が跳ねる音を聴きながら、香ばしい匂いを嗅ぎながら…焼き上がりを待つのは至福のひと時ですよ。

美味を引き立てる富山ならではの空間演出!

富山の伝統工芸 木彫のテイストを活かした建具

撮影:washio daisuke(富山の伝統工芸・木彫のテイストを活かした建具)

富山県の伝統工芸のひとつが木彫り。なかでも井波彫刻は「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」として日本遺産に認定されています。欄間をはじめ店内の建具は、そんな富山県らしい和モダンの明るいテイストで統一。富山の旅のしめくくりとなる下山めしを味わう空間として、ぴったりのインテリアですね。

炙庵 とやま鮨|ホームページ

下山めしを制すものは山旅を制す!

登山

撮影:washio daisuke

立山黒部アルペンルートで気軽にアクセスできながら、レベルに合わせた様々なルートを楽しむことができる立山連峰。下山後にその存在と密接な関わりを持った富山湾の海の幸を堪能すれば、山旅の思い出もより鮮烈なものとなるでしょう。
下山めしを制するものは、山旅を制す!
そこに山と美味いめしがある限り、ハンターの旅はつづく……。

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