【下山めしハンター! #03】 <高尾山>の玄関口で食す絶品○○○○と名物蕎麦【washio daisuke編】

2020/08/21 更新

下山後のグルメ(とビール)。それは登山者の心の支えでもあり、崇高なモチベーション。この連載ではライター諸氏が各地で見つけてきた、絶品下山めしを連載で紹介いたします。第3回はいまやインターナショナルな人気のミシュラン三つ星<高尾山>。疲れた身体に沁みわたるアレは日本酒ほいほい。さあ、下山めしを目指して山へ登るのだ!!


アイキャッチ画像撮影:washio daisuke(ライフルと照準のイラスト出典:PIXTA)

ミシュラン三ツ星を誇る<高尾山>

賑わう高尾山頂
出典:PIXTA(賑わう高尾山頂)
都内から電車に乗って最短で1時間弱、アクセスも良く四季を通して親しまれている高尾山。ミシュランガイドで最高ランクの“三つ星”観光地に選定され、年間約260万人と言われる「世界一の登山者数」を誇る山でもあります。

古来は修験道の霊場とされ、山中にある高尾山薬王院有喜寺の寺域であることから守られた豊かな自然。関東近郊の登山者なら、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。

バラエティに富んだ登山コース

高尾山の魅力は様々ですが、地形や景観の異なる様々な登山コースから自分好みのルートが選べるのも人気の理由。ここでは代表的な3コースをご紹介します。

・1号路(表参道)
たこ杉
撮影:washio daisuke(たこ杉)
言わずと知れた高尾山の王道コース。ほぼ舗装されており、谷間の渓流沿いから展望ポイントの多い尾根へと地形の変化も楽しめます。沿道には複数の茶屋をはじめ、ビアマウント・たこ杉・巨木の杉並木・壮大な伽藍(がらん)の薬王院など見どころも点在。

ルートの途中にケーブルカー・リフトが架設されているので、天候や体力に合わせてエスケープ手段としても利用でき、初心者にもオススメです。


・6号路(びわ滝コース)
出典:PIXTA(琵琶滝)
清滝川の清流沿いに歩くマイナスイオンたっぷりのコース。滝に打たれながら修行を行う「琵琶滝」が途中にあることから名づけられました。

コース後半は階段が続きますが南東斜面に当たるため日当たりが良く、春にはスミレなど様々な花々が登山道の傍を彩って疲れを癒してくれますよ。地形的に登山道の幅が狭いため、混雑時は「登り」専用になります。


・稲荷山コース
稲荷山コースの旭稲荷
撮影:washio daisuke(稲荷山コースの旭稲荷)
登山口から5分程の広場にある旭稲荷を経由し、稲荷山尾根と呼ばれる稜線沿いを歩くコース。地形的に水はけが良いため、2019年の台風被害でも比較的早く復旧しました。

山頂直下はじめところどころに設置されている階段以外はいわゆる登山道がメインで、色濃い自然を楽しめるのが魅力。適度なアップダウンはトレイルランニング愛好者にも人気です。

さらに足を延ばす「縦走」も可能!

景信茶屋 青木のおでん・きこの汁・地酒
撮影:washio daisuke(景信茶屋 青木のおでん・きこの汁・地酒)
いわゆる「奥高尾」と呼ばれる山々をスタート地点に、高尾山への縦走ルートを設定することも可能。小仏城山・景信山・陣馬山とも山頂に複数の茶屋があり、山グルメも楽しめます(※注)。
※注:多くの茶屋は週末・休日のみの営業なので登山前に確認が必要です。

体力やスケジュールに合わせて、高尾山をゴールにした縦走ルートを設定するのもオススメ。以下に主な縦走コースをご紹介します。

・小仏城山〜高尾山
一丁平の桜並木
出典:PIXTA(一丁平の桜並木)
JR高尾駅北口から大垂水峠バス停へ。高尾山頂まで約4km・2時間10分の道のり。
ルート上の一丁平は4月中旬には桜のトンネルを楽しめます。


・景信山〜小仏城山〜高尾山
景信山の山頂
出典:PIXTA(景信山の山頂)
JR高尾駅北口から小仏バス停へ。高尾山頂まで約6.5km・3時間の道のり。
景信山頂からの高尾山、いにしえの小仏峠を経て高尾山に至るルートです。


・陣馬山〜景信山〜小仏城山〜高尾山
陣馬山頂の白馬のモニュメント
出典:PIXTA(陣馬山頂の白馬のモニュメント)
JR高尾駅北口から陣馬高原下バス停へ。高尾山頂まで約13.2km・5時間30分のロングコース。
相模湖や富士山の眺望を楽しみながら、程よいアップダウンを繰り返す“縦走”の醍醐味が味わえる歩き応え抜群のルートです。


▼様々な楽しみ方ができる高尾山登山の後には……


ふわとろ……絶品の玉子焼き!

栄茶屋の「おばあちゃんの醤油玉子焼き」
撮影:washio daisuke(栄茶屋の「おばあちゃんの醤油玉子焼き」)

玉子焼きの概念を覆す食感と味わい…!?

出身地や好みによってさまざまな嗜好がある玉子焼き。筆者は東京出身ですが江戸前の甘い玉子焼きは好まず、出汁巻き玉子派です。しかし…この玉子焼きは、その想像の斜め上を行く逸品!
醤油をたっぷり使った味付けと絶妙な「生」食感を残した味付けが、まさに絶品なのです。
つけ合わせの海苔・玉ねぎ・サラダ菜とのコンビネーションで、バラエティーに富んだ味わいが楽しめるのも至福!
washio daisukeの激推しポイント
・醤油で味付けと言う珍しさ
・絶妙な火加減のふわとろの食感
・つけ合わせでバラエティに富んだ食べ方が楽しめる
 

絶品メニューを出すのはこの店!

撮影:washio daisuke(栄茶屋のもりそばと季節のおひたし)
実はこの玉子焼きは蕎麦屋の蕎麦前。つまり酒の肴として供されるメニューなのです。
薬王院に訪れる参拝客に振る舞ったのが起源とされる蕎麦。今も高尾山の山中や山麓には蕎麦を振る舞う茶店や蕎麦屋が数多く点在しています。

その中でも筆者のお気に入りがこの「栄茶屋」。ビールはもちろん、高尾錦・桑都・澤乃井など高尾山や多摩地域の地酒がワンカップで楽しめるほか、梅酒やハイボール・サワーなど全ての酒好き民の要望に応えてくれます。

天狗の耳たぶ天ぷら
撮影:washio daisuke(天狗の耳たぶ天ぷら)
また、激推しの玉子焼きのほかにも酒の肴が充実。特に高尾山の伝説に因んだ「天狗の耳たぶ」と呼ばれる大ぶりのキクラゲは蕎麦の具としてだけでなく、天ぷらなどでも楽しめます。

撮影:washio daisuke(栄茶屋の自然薯そば)
もちろん、メインメニューの蕎麦も充実!やはりオススメは、高尾山で古くから振る舞われてきた「とろろそば」。栄茶屋の「自然薯そば」は、しっかりとねばりが出るまでかき混ぜて食します。ネバトロ効果は免疫力増進にもイチオシですよ。

栄茶屋|ホームページ

高尾山周辺には、栄茶屋の他にもたくさんの蕎麦処が軒を連ねています。アクセスやコースタイムの手頃さでリピーターの多い高尾山。是非、お気に入りの店を見つけて下さい。

下山めしを制すものは山旅を制す!

ターゲットは美味い下山メシ
撮影:washio daisuke・ライフルのイラスト出典:PIXTA
初心者から健脚者までを楽しませるバリエーションと豊かな自然を満喫できる高尾山。その締めくくりに、古くから参詣者に愛された蕎麦と肴が加われば、さらに最高の山旅になること間違いなし。

下山めしを制すものは、山旅を制す!
そこに山と美味いめしがある限り、ハンターの旅は続く……。

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washio daisuke

登山の総合プロダクション・Allein Adler代表。 登山ガイド・登山教室講師・山岳ライターなど山の「何でも屋」です。 得意分野は読図(等高線フェチ)、チカラを入れているのは安全啓蒙(事故防止・ファーストエイド)。 山と人をつなぐ架け橋をめざしています。

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