弥彦山|佐渡島を望む日本海の絶景!山全体がパワースポットの新潟の小さな名峰

2021/04/23 更新

新潟県にある弥彦山は日本百名山には惜しくも選ばれませんでしたが、佐渡島を望む日本海側の眺望が素晴らしい山。ロープウェイがあり初心者にも登りやすく、また山全体がご神体というパワースポットでもあります。そんな弥彦山の見どころや登山コースを紹介します!

制作者

ライター

黒田猫太郎

近所の山から遠くの山まで、春夏秋冬、毎週のように山で遊んでいたら、いつの間にか25年、山歴だけは長くなってしまいました。山遊び経験を活かした様々なウェアやギアのレビュー、身近な山や自然の魅力を発信していきます。特に「くじゅう連山」や「脊振山地」あたりに出没中。

黒田猫太郎のプロフィール

...続きを読む
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、山小屋営業ならびに交通状況などに変更が生じている可能性があります。 山小屋や行政・関連機関が発信する最新情報を入手したうえで登山計画を立て、安全登山をしましょう。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

名山だけど日本百名山に選ばれなかった山「弥彦山」

弥彦山
出典:PIXTA(弥彦山)
標高所在地最高気温
(6月-8月)
最低気温
(6月-8月)
634m新潟県西蒲原郡弥彦村・長岡市26.7℃18.4℃
参考:ヤマレコ
新潟県越後平野に連なる弥彦山脈の主峰「弥彦山(やひこやま)」。北に位置する「多宝山」と双耳峰になっており、標高は東京スカイツリーと同じ634mです。

海からいきなり突き出した山容で、『日本百名山』の著者である深田久弥氏が「名山には違いないが標高が足りない」と、百名山から外した経緯があるほど、秀麗な姿で知られています。

山全体が神域

弥彦神社 弥彦村
出典:PIXTA(弥彦神社 弥彦村)
弥彦山は、彌彦神社の祭神・天香山命(あめのかぐやまのみこと)を祀った山で、山全体が神域になっています。修験道の山でもあり、英彦山(福岡県)、雪彦山(兵庫県)と共に日本三彦山として、古くから敬われています。

初心者も安心の弥彦山登山

弥彦山登山道
出典:PIXTA(弥彦山登山道)
弥彦山は、地元では小学生の遠足で登る山。標高が低く、登山道がよく整備されているため、初心者でも安心して登山でき、様々な登山コースがあるので、多くの登山者でにぎわいます。ロープウェイもあるので、子連れや、体力に自信がない人でも安心して登山ができるため人気です。

こちらで天気をチェック

安全登山のため、弥彦山登山をするときは、天気を必ずチェックするようにしましょう。天気がいい日のほうが、山頂で絶景を見られますよ!

てんきとくらす|弥彦山

弥彦山の見どころや魅力をチェック!

弥彦山から越後平野の展望
出典:PIXTA(弥彦山から越後平野の展望)
多くの見どころがある弥彦山。その中でもおすすめポイントを紹介します。

登山前にパワースポットを「彌彦神社」を参拝

弥彦神社 拝殿
出典:PIXTA(弥彦神社 拝殿)
古くから「おやひこさま」として、人々に慕われる「彌彦神社(いやひこじんじゃ、やひこじんじゃ)」。弥彦山の麓に鎮座し、弥彦山をご神体山として祀っています。弥彦山の表参道登山コースはここを登山口としているため、多くの登山者が、登山前に参拝する姿が見られます。

ユキワリソウ、カタクリなどの山野草がたくさん

カタクリ
出典;PIXTA(カタクリ)
弥彦山の春の訪れを告げる、ユキワリソウとカタクリ。弥彦山の中腹、毎年3月下旬から4月中旬ごろ、見ごろを迎えます。そのほか、春から夏にかけ、多くの山野草を見ることができます。

貴重な変種「ヤヒコザクラ(弥彦桜)」が見られる!

ヤヒコザクラ
出典:PIXTA(ヤヒコザクラ)
ヤヒコザクラは、全国的にも珍しい山桜の変種で、弥彦山の9合目にある樹齢170年以上といわれる大樹です。見ごろは少し遅い5月上旬ごろ。登山の際にぜひ満開のヤヒコザクラを楽しみましょう。

弥彦山山頂の絶景

日本海
出典:PIXTA(弥彦山山頂から日本海)
弥彦山は、すぐ下に日本海が広がることから、海の眺望が抜群で、遠く佐渡島まで遠望できます。

越後平野
出典:PIXTA(弥彦山山頂から越後平野)
反対側は越後平野を一望。2つの絶景を楽しめます。

 楽々空中散歩なら「弥彦山ロープウェイ」

弥彦山ロープウェイ
出典:PIXTA(弥彦山ロープウェイ)
彌彦神社から弥彦山山頂公園を結ぶロープウェイ。眼下に越後平野を見ながら、5分間空中散歩を楽しめます。山頂駅より、弥彦山山頂まで徒歩5分。登山の場合、表参道コースであれば、例えば、登りは徒歩、下りはロープウェイなど、組み合わせることも可能です。
■弥彦山ロープウェイ 料金:大人往復 1,500円  / 小人往復 800円  / 大人片道 750円 / 小人片道 400円 営業時間: 9:00~17:00(15分間隔) ※天候により時刻の変更があります
弥彦山ロープウェイ|公式サイト

表参道コース|弥彦山登山の王道を歩こう

 弥彦山登山道
出典:PIXTA( 弥彦山登山道)
合計距離: 5.94 km
最高点の標高: 614 m
最低点の標高: 122 m
累積標高(上り): 1102 m
累積標高(下り): -1102 m

【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間30分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(往復)
表参道登山口(81分)→里見の松(31分)→九合目(19分)→弥彦山(14分)→九合目(17分)→里見の松(47分)→表参道登山口
弥彦山登山コースでは、最も一般的なコース。彌彦神社から山頂を目指す、由緒ある登山コースです。ロープウェイと並行していますので、登りまたは下りに、ロープウェイを使用すると楽々登山できます。危険箇所や迷うようなところもなく、初心者やファミリーでの登山に最適です。

表参道登山口からスタート

表参道登山口 彌彦神社に、安全登山祈願の参拝をし、境内脇の道を進むと、ほどなく登山口が現れます。鳥居をくぐり、登山スタートです。

よく整備された登山道が続く

石の標柱 表参道なので、よく整備されています。ゆるやかな階段が続き、1合目から山頂まで合目を表す標柱が建っているので、登山の励みになります。

「里見の松」で休憩

里見の松からの展望 7合目手前、このあたりで登山開始して約1時間。休憩所がある「里見の松」で少し休憩しましょう。眼下に越後平野が広がります。

日本海に浮かぶ佐渡島を見渡す

日本海と佐渡島
出典:PIXTA
9合目へ到着。他の登山コースからも合流する分岐で、天気が良ければ、日本海とともに遠く佐渡島まで見渡せます。

弥彦山山頂到着

弥彦山山頂
出典:PIXTA
9合目からしばらく登ると、山頂へ到着。山頂は彌彦神社の奥の宮になっています。登らせていただいたお礼に参拝しましょう。山頂からは、日本海、越後平野を一望。ベンチなど休憩施設もありますので、休憩に最適です。
双耳峰のひとつ、多宝山までは戻りながら1時間。時間に余裕があれば、足を延ばしてみては?

弥彦山登山口茶屋で一休み

弥彦山登山口茶屋 下りは、往路を戻りますが、登山口手前に「弥彦山登山口茶屋」があります。なんとも風情がある佇まいで、弥彦山から下りてくると「お帰りー」と声をかけてくれます。甘酒やラムネなどが売られており、山の色々なお話を聞くことができます。登山口はすぐそこですが、ちょっと、休んでいきましょう。

裏参道コース|海を背にして登っていこう

弥彦山スカイラインからの眺め
出典:PIXTA(弥彦山スカイラインからの眺め)
合計距離: 5.51 km
最高点の標高: 607 m
最低点の標高: 149 m
累積標高(上り): 1058 m
累積標高(下り): -1058 m

【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間10分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表
ルート概要(往復)
裏参道登山口(69分)→西生寺分岐(能登見平)(50分)→弥彦山(28分)→西生寺分岐(能登見平)(40分)→裏参道登山口
彌彦神社から登る表参道と反対側、海側から登るのが「裏参道コース」。表参道は階段が多いので苦手という人にはおすすめ。危険箇所はなく、初心者でも安心して登れます。交通手段があれば、裏参道から登って表参道に下るというコースも可能です。

裏参道登山口からスタート

裏登山口の駐車場 駐車場から少し入ると登山口があります。

春は山野草が咲く登山道

雪割草
登山口から、しばらくは雑木林をゆるやかに登っていきます。このあたりの春は花が咲く登山道に。3~4月にはユキワリソウやカタクリが咲き乱れます。踏まないように注意しましょう。

弥彦山スカイラインを横断

スカイライン横断 20分程度で、弥彦山スカイラインに出ます。4月から11月は、車が通行しますので、注意しながら渡りましょう。弥彦山スカイラインはあと1回横切ります。
2回目の弥彦山スカイラインに遭遇すると、能登見平になります。開放感がある展望がいい場所で、休憩に丁度いいので、少し休んでいきましょう。

輝く日本海の眺望を楽しもう

日本海
山頂近くになるにつれ、眺望が良くなります。特に日本海がよく見え、晴れた穏やかな日は、輝く海の絶景を見ることが
できます。

弥彦山山頂に到着

弥彦山山頂
出典:PIXTA(弥彦山山頂)
山頂に到着!登山口から約2時間。日本海や越後平野の絶景を眺めながら、休憩しましょう。下山は、往路を下ります。

登山口へのアクセス情報

表参道登山口(彌彦神社)

【クルマの場合】

北陸自動車道「三条燕」ICー国道289号ー表参道登山口

■神社脇駐車場
駐車台数:50台
料金:無料
トイレ:あり
■村営第一駐車場
駐車台数:345台
料金:無料
トイレ:あり
 【公共交通機関の場合】

JR弥彦線「弥彦」駅ー徒歩で約15分

裏参道登山口

【クルマの場合】
関越自動車道「長岡北スマート」ICー県道22号ー県道549号ー県道159号ー裏参道登山口

■弥彦山裏参道駐車場
駐車台数:20台
料金:無料
トイレ:なし
【公共交通機関の場合】
JR弥彦線「弥彦」駅ータクシー乗車ー裏参道登山口

周辺立ち寄り情報

弥彦山頂公園とパノラマタワー

弥彦山の展望タワーと青空
出典:PIXTA(弥彦山の展望タワー)
弥彦山の9合目付近は、公園になっており、レストランや、回転式展望塔の「パノラマタワー」など、観光施設があります。パノラマタワーは、展望室が回転しながら高さ100mのタワーを昇降し、日本海を眺望できるため人気です。弥彦山を上から眺めることもでき、まるで鳥になった気分を味わえます。
■弥彦山パノラマタワー
料金:大人650円、小人350円
営業時間: 9:00~17:00

 

弥彦村「おもてなし広場」

弥彦村営の娯楽施設。農産物直売所のほか、フードコートや喫茶店のほか、足湯や手湯もあります。登山の後、立ち寄ってみては?
住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦1121
定休日:無休
営業時間:【4/1~11/24】 9:00~18:00 【11/25~3/31】 9:00~17:00

弥彦山でパワーをもらおう!

田園風景と弥彦山
出典:PIXTA
弥彦山の見どころや、登山コースを紹介しました。よく整備された登山道や、ロープウェイや山頂公園などの施設が豊富で、1つの山でたくさん楽しめます。また、山全体がご神体というパワースポットの山でもあります。あなたも、弥彦山登山で、たくさんのパワーをもらいましょう!
※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。

こちらの記事もどうぞ


関連する記事

関連する山行記録 byヤマレコ

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
登山専用コミュニティサイト「ヤマレコ」