名山だけど日本百名山に選ばれなかった山「弥彦山」
標高 | 所在地 | 最高気温 (6月-8月) | 最低気温 (6月-8月) |
634m | 新潟県西蒲原郡弥彦村・長岡市 | 26.7℃ | 18.4℃ |
新潟県越後平野に連なる弥彦山脈の主峰「弥彦山(やひこやま)」。北に位置する「多宝山」と双耳峰になっており、標高は東京スカイツリーと同じ634mです。
海からいきなり突き出した山容で、『日本百名山』の著者である深田久弥氏が「名山には違いないが標高が足りない」と、百名山から外した経緯があるほど、秀麗な姿で知られています。
山全体が神域
弥彦山は、彌彦神社の祭神・天香山命(あめのかぐやまのみこと)を祀った山で、山全体が神域になっています。修験道の山でもあり、英彦山(福岡県)、雪彦山(兵庫県)と共に日本三彦山として、古くから敬われています。
初心者も安心の弥彦山登山
弥彦山は、地元では小学生の遠足で登る山。標高が低く、登山道がよく整備されているため、初心者でも安心して登山でき、様々な登山コースがあるので、多くの登山者でにぎわいます。ロープウェイもあるので、子連れや、体力に自信がない人でも安心して登山ができるため人気です。
こちらで天気をチェック
安全登山のため、弥彦山登山をするときは、天気を必ずチェックするようにしましょう。天気がいい日のほうが、山頂で絶景を見られますよ!
弥彦山の見どころや魅力をチェック!
多くの見どころがある弥彦山。その中でもおすすめポイントを紹介します。
登山前にパワースポットを「彌彦神社」を参拝
古くから「おやひこさま」として、人々に慕われる「彌彦神社(いやひこじんじゃ、やひこじんじゃ)」。弥彦山の麓に鎮座し、弥彦山をご神体山として祀っています。弥彦山の表参道登山コースはここを登山口としているため、多くの登山者が、登山前に参拝する姿が見られます。
ユキワリソウ、カタクリなどの山野草がたくさん
弥彦山の春の訪れを告げる、ユキワリソウとカタクリ。弥彦山の中腹、毎年3月下旬から4月中旬ごろ、見ごろを迎えます。そのほか、春から夏にかけ、多くの山野草を見ることができます。
貴重な変種「ヤヒコザクラ(弥彦桜)」が見られる!
弥彦山山頂の絶景
弥彦山は、すぐ下に日本海が広がることから、海の眺望が抜群で、遠く佐渡島まで遠望できます。
反対側は越後平野を一望。2つの絶景を楽しめます。