夏でも冬でもマストで持ちたいアイテム「フリース」
標高が高い山では夏でも朝晩と冷え込んだり、風が吹いて体感温度が下がったりと低体温症のリスクがあるため、防寒アイテムは必須。冬も言わずもがな気温が低いため、山では通年で防寒対策をする必要があります。
そこで携帯したいのが保温性と通気性に優れ、動きやすい特徴を持つフリースジャケット。重ね着しやすくミドルレイヤーとして最適です。ただ購入したいと思ってショップへ行ってもたくさんの種類があって、どれを買ったらいいのか悩みますよね。
最初の1着はこれ!通年使うなら中厚手タイプをチョイス
フリース生地は《薄手・中厚手・厚手》と大きく3つに分かれます。その中でも抜群の使い勝手を誇るのが中厚手のフリース。厚手のものは保温性は高いものの、行動中に着るには暑すぎてしまったり荷物がかさばったりと夏山には不向きです。
薄手のものは低山用に最適ですが、保温性に欠けるため夏のアルプスなどのの高山に登る時には、適度な保温性と携帯性に優れた中厚手のフリースがおすすめ。
とはいえ、そんなにお金をかけられない…。
登山を始めるとあれもこれもと一気にお金がかかりますよね。なるべくコストを抑えて、通年使える機能的なフリースが欲しい…。
そんな人にぴったりのおすすめフリースがあるんです!
コスパ最強!1年中使うならモンベルの「クリマプラス100」
・夏は3,000m以上の高山、冬は森林限界内の低山へ行く人
安くても劣らない機能性について深掘りしていきましょう。
トータルバランスに優れたクリマプラス100
1.優れたストレッチ性
良く伸びるストレッチ性に優れている素材なので、運動性がよく、体の動きを妨げません。登山は長時間動き続けるアクティビティのため、動きやすい服装をすることで疲労を軽減し、けがも予防します。
2.速乾性と通気性に優れる
体から出る汗をそのままにしていると、ウェア内部が濡れて保温性も低下。クリマプラス100は、汗を水蒸気として素早く発散する通気性と、速乾性に優れている素材のため、いつもさらさらと乾いた着心地で快適です。
3.軽量ながらも高い保温性を備える
空気をため込む繊維を使用しているので、薄く軽量ながら保温性が高いという特長があります。
保温性は十分?編集部員が実際に登山で使ったレビュー
YAMA HACK編集部員が実際に、夏と冬の2,000mを超える白馬乗鞍岳の中腹・天狗原で着用したときのレビューをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
インナーでの調整も可能ですが、寒さが不安な人はより生地に厚みがあるクリマプラス200の購入もおすすめです。
▼クリマプラス200についてはこちらをチェック
ここでは通年使えるおすすめのフリースジャケットのほか、クリマプラス100素材を使ったパンツや小物類も紹介していきます。