③山ギアを活用したおひとりさま仕様 ~nikoさん~
続いては、愛知県からお越しのnikoさん。
nikoさんは主にソロで車中泊をしており、テント泊時に使用するマットを活用した山ヤ仕様。
床下収納はありませんが、片側に就寝スペース、片側に荷物という、まるでテント内のようなレイアウト。これはハイカーにとっては使い勝手が良さそうですね!
かつ、クーラーボックスやギアコンテナはそのままテーブルにもなるという利便性の良さも。車中泊時は、ここで食事をしたりコーヒーを飲むのだそうです。ワクワクしますよね!
そしてギアコンテナ内には満載された登山ギア。なんとも山ヤらしい山女子さんですね。
そんなnikoさん、女性でソロのため、防犯も兼ねて目隠しシェードでしっかり全面遮断するように気をつけているとのこと。また、SAやPA、道の駅などで駐車場が狭いところでは、仮眠でも泊まらないように配慮されているよう。nikoさんもマナーには配慮していますね。
それと宿を取る必要がないので、行動に制限がなく自由なところも魅力です。
なるほど、目的地まで到着できなくても、出発地よりはずいぶんと近づいているはずなので、確かに翌日が楽ですね。
④2人仕様時々ソロ。ふかふかマットで熟睡 ~elyさん~
さて、次は東京からお越しのelyさん。前出のnikoさんの友人で、翌日はそれぞれ別の山へソロハイクとのこと。なんとも山ヤらしいですね!
ミニバンのため、こちらもベッドが広いですね!クッションや毛布、シーツなどが持ち込まれており、家庭用寝具を利用しているため、寝心地はかなり良さそうです。
また、母親とも登山の前泊で車中泊をするとのことで、2人分の就寝スペースが確保されています。
さらに寝心地を追求し、車中泊専用の10cmもの分厚いウレタンマットレスを導入。しっかり睡眠を取って万全の体調で登山に臨んでいるようです。
こちらも収納は大容量。10日前後の長期車中泊旅へも行くため、そんな時にスマホやタブレットを充電できる大容量ポータブル電源を積み込んでいます。長期になればなるほど、荷物と電源は重要になりますので、そのあたりの対策もばっちり取られていますね!
車中泊時は、車中泊がOKかどうか、温泉やコンビニが近隣にあるかなど、登山同様しっかり下調べをして出掛けます。後は防犯上の問題ですね。ソロのことも多いため、要らぬトラブルに巻き込まれないよう注意を払っています。
しっかりとしたマイルールに基づき車中泊を楽しんでいるようです。
⑤扇風機に冷蔵庫まで!車中泊上級者ご夫婦 ~IZAK夫妻~
最後に埼玉からお越しのIZAK(アイザック)夫妻。ご主人、なんと車中泊歴20年のベテランです!
こちら、専用ベッドキット設置のうえ、家庭用寝具(ひんやりジェルマット)で見るからに快適そう。さらにグリーンなどを取り入れてデコレーションし、インテリア性をあげていますね!手前にぶら下がったハンガーなど、しっかりと使い勝手も工夫されていそうです。
ポータブル電源を積んでおり、なんと冷蔵庫と扇風機まで搭載されています。夏の車中泊でのキンキンに冷えた缶ビールはさぞ最高でしょうね!
気になる収納ですが、二段の上部収納棚+ハンギングバーが設置されており、収納力バツグン。設置バーは温泉後のタオル干しに大活躍するのだそう。ご夫婦で趣味の登山と温泉三昧だなんて最高ですね。
缶ビール片手に満面の笑みで力説するIZAKさん。
そのすばらしさ、充分に伝わってきます!
表情を曇らせビールを煽るIZAKさん。
そうですね、私も車中泊歴が長いため同様の心配をしています。詳細は後述しますが、モラルとマナーはしっかり守らないといけませんね。
それにしても、皆さんそれぞれ車中泊で得られる恩恵を思う存分堪能していますね!そしてこの取材をとおして、皆さんが共通して感じているものがはっきりと見えてきました。