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これが車の中?! 広々ベッドに冷蔵庫まで、みんなの“車中泊スタイル”を大公開!(3ページ目)

車中泊で得られるもの、それは……

車中泊の魅力は真の自由

出典:PIXTA

今回、登山前泊の車中泊をエンジョイされているハイカーさん5組にお話しをうかがいましたが、皆さん口を揃えて出てきた車中泊の魅力……それはこの一文に尽きます。

真に自由であること

登山と天気は切っても切り離せない関係ですが、登山計画と天気は必ずしも一致しません。そんな時、天気図を見て自由気ままに行き先を変更でき、しっかり睡眠を取ってから登山できるのです。

さらにエンジョイできる後泊!

車中泊 ビール

撮影:三宅 雅也(たっぷり疲労したあとのビールは最高!)

また、私が考える最高の車中泊シーン、それは登山後の後泊です!

下山後、日帰り入浴される方は多いと思いますが、その後すぐにキンキンに冷えたビールを飲みたくなりませんか?

また、最高だった今日1日の登山を振り返り、その余韻を楽しむために「まだ帰りたくない!」と思ったことはありませんか?

または、「登山でクタクタなのに長距離運転したくない!」など……。

仮眠しかできない車なら早く帰ってベッドで寝たいと、がんばって長距離を運転し、いつの間にか登山の余韻はかき消されてしまいます。

でもせっかくなら、登山の充足感に満たされながらビールを楽しみ、山の麓で余韻を楽しみ、翌日は観光を楽しみながら帰っちゃう、なんて贅沢プランはいかがでしょうか!

気をつけたい車中泊時のマナー

車中泊 マナー

出典:PIXTA/加工:三宅 雅也

魅力の多い車中泊ですが、気をつけていただきたいのは「車中泊時のマナー」です。

車中泊は自由であるからこそ個々人のモラル・マナーが重要です。考え方として登山同様、「自己完結」を考えてみてください。

「ゴミは持ち帰る」「トイレで洗い物はしない」etc……

山では当たり前のことを車中泊でも当てはめてみると、ある程度は見えてくると思います。

ちなみに、道の駅での車中泊は法的にグレー

道の駅
撮影:三宅 雅也

登山口駐車場と道の駅では別の意識を持ちましょう。

・道の駅はあくまで「仮眠」する場所
・車中泊禁止を明示している道の駅もある
・家庭ゴミを廃棄しない
・トイレで洗い物をしない
・駐車枠をまたいで駐車しない
・テーブルや椅子を出してキャンプ行為はしない
・BBQなど火気を使用しない

 

しっかりマナーを守れば、登山×車中泊は「真の自由を手に入れられ、登山の楽しさを何倍にも増幅できる!」ということが伝わってきたのでは。(ちょっと大袈裟でしょうか?)

自作ベッドDIYに興味のある方はこちらもチェック!

自作ベッドDIY

撮影:三宅 雅也

なお、筆者ウェブサイトで材料準備から作り方まで詳細を紹介していますので、ベッドの自作に興味がある方は参考にしてみてください。

山グルイ・旅グルイ

この記事が皆さんの車中泊化、またはその向上のお役に立てば幸いです。

それでは皆さん、どうぞ良いハイクを!

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