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【専門家監修】『ヤマビル』の正しい対策&対処法とは?(2ページ目)

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ヤマビル対策におすすめのスプレー(忌避剤)

登山の前に忌避剤を吹きかけておくことでヤマビル対策をすることができます。咬まれてしまった際、皮膚から剥がすためにも有効なアイテムなので、事前に準備しておきましょう!

① ヤマビル専用のスプレー

ヤマビル専用のスプレー。自然界で分解される材料のみで合成されているので、安心して使用することができます。

エコ・トレード ヒル下がりのジョニー

内容量 140mⅼ

口コミ・レビュー

嘘だと思って購入してみて。
これは良い。長靴、ズボンにスプレーするだけで、本当に山ビルがつかない!もっと早く購入しておけば、良かった。

出典: 楽天市場

② 食塩水スプレー

食塩水のスプレー
出典:PIXTA

自宅にある食塩でヒル除けスプレーを簡単に作ることもできます。水8:塩2(重量比)の割合で溶かし、濃度20%以上の食塩水を作りましょう。塩は飽和状態で35%くらいなので、水に溶け残りが出るまで塩を入れると重量を計らなくても簡単に作れます。
100円ショップなどに売っているスプレーボトルに入れて持ち歩けば、ヤマビル対策にも◎。

ただし、ザックやウェアにスプレーしたまま長時間放置してしまうと傷みの原因になるので、帰宅後のケアはしっかり行いましょう。

③フマキラー 天使のスキンベープ プレミアム

子供も使用できるイカリジン配合の虫よけスプレー、「天使のスキンベープ プレミアム」もおすすめ!普段使いもできるので、一本持っておくと便利です。

フマキラー 天使のスキンベープミスト プレミアム

内容量 200mⅼ

※ヤマビルに対しても効果があると厚労省でも確認され、2020年6月から製造している製品より「『効能・効果』:蚊成虫、ブユ、アブ、マダニ、イエダニ、トコジラミの忌避」にヤマビルの忌避が追加されています(フマキラー株式会社 確認済)。

口コミ・レビュー

香りもキツくないし、虫除けスプレーの香り特有の感じがしなくていいですよね。ベビーソープの香りなのでお風呂上がり感の感じで虫除けスプレー出ない感じがして使いやすいです

出典: 楽天市場

④お酢

家庭で料理に使う「お酢」も、ヒルは嫌がる傾向があります。ただし、ここまでで紹介したものと比較すると効果は低めでニオイもきついため、ほかに用意できるものがないときの代替品として考えておくと良いでしょう。

ヤマビルを引き寄せるのは『熱・二酸化炭素・振動』

ヤマビルを引き寄せるの原因は熱・二酸化炭素・振動
編集:kimi

ヤマビルは哺乳動物の血を吸うため、振動・呼気(二酸化炭素)・熱を敏感に察知して私たちに近づいてきます。
そのため、私たちがそこにいるだけで、彼らを引き寄せてしまうのです。
ヤマビルが生息しているエリアへ出かける際は、正しい知識や対処法を身につけて、対策を万全にして行くことが大切。

ヤマビルが潜伏しやすい登山道の脇
出典:PIXTA(登山道のイメージ)

ヤマビルは、草や石の下、落ち葉の下など、湿気の多いところに潜んでいます。登山道を歩くときには、特に日陰になりやすい山側の足元に注意しましょう。

ヤマビルに咬まれないためには、休憩中などの行動にも注意を!

山歩きや休憩の際、ちょっとした行動に気を配ることでヒル対策をすることができます。山に入る前に確認しておきましょう!

① こまめに吸血されていないか確認する

登山中はこまめにヤマビルの確認
出典:PIXTA

足元や腕、首元などにヒルが付いていないか、こまめに確認しましょう。背中などの見えにくい部分に付いていることもあるので、仲間と一緒に登山する場合は、お互いにチェックし合うのがオススメ。

② 休憩する際は、足踏みや息を吹きかけてヒルがいないか確認する

休憩する足元のヤマビルチェック
出典:PIXTA

休憩する際には、あえて足踏みをしたり、地面に息を吹きかけたりして、ヒルが近くにいないか確認しましょう。ヒルがいる場合は、シャクトリムシのように移動しながら寄ってきます。日当たりが良いところや乾燥したところ、草むらから外れたところで休むのがおすすめです。

③ ザックなどの持ち物を地面に直接置かない

ザックは地面に直接おかずにヤマビル対策
出典:PIXTA

持ち物にヒルがつくこともあるので、安易に地面に置かないように気を付けましょう。ザックを背負う時には、ヒルが付いていないかチェックしておくと安心です。

④ 地面に直接座ったり、手を付いたりしない

休憩するときは直接地面に腰かけない
出典:PIXTA

座って手や腰をつくと、袖元から服に入り込んだり、首についたりなど、上半身の吸血被害にあう可能性があります。ヤマビルが多い湿ったエリアで腰掛けるのは、避けた方がよいでしょう。

ヤマビルに咬まれないためには”服装”も大事

次は、ヒル対策のための服装をご紹介します。ズボンや上着の裾、襟元など、肌が露出している場所が侵入しやすいポイント!取り入れやすい方法を試してみてくださいね。

① 長袖・長ズボンを着用する

ヤマビル防止には長袖長ズボン
出典:PIXTA

ヒルが生息するエリアの山を歩く際は、長袖・長ズボンを着用しましょう。日本のヒルの場合、上から落ちてきて被害にあうことは少ないので、足元の対策をしっかりととることが、一番の予防策となります。
また、上着の裾をズボンに入れるなど、出来るだけ侵入を防ぐように心がけることが大切です。

② ズボンの裾を靴下の中に入れる

ズボンを靴下の中に入れてヤマビル対策を
出典:PIXTA

靴下の中にズボンの裾をインすれば、安全度UP!靴下の素材は薄手のものや生地の目が荒いものよりも、目の細かい厚手のものの方が予防にはつながります。あらかじめ靴下にも忌避剤をスプレーしておくのがオススメです。

③ スパッツをはく

スパッツを中に履く
出典:PIXTA

登山用スパッツを付けるのも効果的。靴下にズボンの裾をいれ、登山用スパッツを着用し、その上から忌避剤をつければ、大きな予防効果が期待できます。

④ 首や足首に忌避剤を付けたタオルをまく

首などにスプレーしたタオルを巻く
出典:PIXTA

首や足首などの要注意ゾーンには、忌避剤を付けたタオルやハンカチなどを巻いておくのも対策のひとつ。

ヤマビル対策をマスターして安全に登山を楽しもう!

ヤマビル対策をして安全に登山を楽しもう
出典:PIXTA

ヤマビルの活動期間は長いので、入山前にヒルの生息するエリアかどうかをチェックしておくことをオススメします。見た目が結構グロテスクなので、遭遇してしまうとこわいですが、対策をしっかり行って安全に山歩きを楽しみましょう。万が一、咬まれてしまった時の対処法や応急処置の方法を仲間と共有しておくと安心ですよ!

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