いつも日帰り、たまには・・・
九州の山は、比較的市街地から近く、日本アルプスのような高山がない事から、日帰り登山がほとんどという方も多いのではないでしょうか。ですが、泊まるからこそわかる“山の魅力”もあるんです!!
今回は九州本島でおすすめの、1泊2日でいける登山プランをご紹介していきます。
魅力①神秘的な山の夜を体験できる
日帰り登山では絶対に味わえないのが山の夜。街では体験できない漆黒の暗闇、降ってくるような満天の星空、鳴き声やなんとなく感じるケモノの気配。麓では味わえない神秘的な雰囲気を体験できます。場所によっては、手軽に朝のご来光を拝むことができます。
魅力②いつもはできなかったことができる
日帰り登山ではタイム的に厳しくて我慢していた寄り道や、パスしていたピークもチャレンジできます。また、心に余裕ができるので花をていねいに撮影したり、野鳥を観察したりと、いつもはできなかったことができたり。ちょっと凝った山ゴハンやお酒も楽しみですね。
宿泊場所など事前にしっかりと確認を
そんな楽しい1泊登山ですが、小屋やキャンプ場など工事などで突然使えないことも。そんな事態は非常に困るので、事前にHPやSNSなどで確認しておきましょう。また、宿泊場所のルールは厳守。管理人の方や、周りの人へのあいさつなども大切です。
山泊の練習にも!宝満山キャンプセンタープラン
全行程距離 | トータルタイム | 所在地 |
---|---|---|
約6km | 約3時間30分 | 福岡県太宰府市 |
1日目:竈門(かまど)神社から宝満山キャンプセンターへ
行程距離 | コースタイム | 宿泊地 |
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約3km | 約2時間 | 宝満山キャンプセンター |
竃門神社→休堂跡→中宮跡→宝満山キャンプセンター
宝満山正面登山道の登山口である竈門神社からスタート。途中、長く続く石段をグイグイと登り標高を上げていきます。日帰りであれば、そのまま山頂を目指しますが、テントなど重い荷物を背負っていたら、鎖やハシゴを通る山頂はパスして、横道(通称:女道)を通り、一旦、宝満山キャンプセンターへ。重い荷物を置いた後、山頂へ登りましょう。
2日目:宝満山キャンプセンターから竈門神社へ
行程距離 | コースタイム |
---|---|
約3km | 約1時間30分 |
宝満山キャンプセンター→中宮跡→休堂跡→竃門神社
【宿泊場所】宝満山キャンプセンター
宝満山キャンプセンターは、山頂から5分程度下ったところにある山小屋とキャンプ場の総称。ふもとの登山口でもある竈門神社の管理で、現在、九州では2つしかない営業小屋のひとつです。平日は無人で寝具などはありませんが、バイオトイレなどよく管理されているきれいな小屋です。キャンプ場は平坦な広場になっており設営も簡単です。
【宝満山キャンプセンター】
問い合わせ先: 092-922-4106
宿泊料金:(小屋) 大人500円 子供200円 (テント)無料
登山口アクセス情報(竈門神社)
【マイカー利用の場合】
九州道太宰府I.Cから約8.5km(約20分)。竈門神社の駐車場(100台有料)や周辺にも駐車場があります。週末は込み合うので注意。
【公共交通機関利用の場合】
西鉄太宰府線「太宰府駅」より徒歩約40分。または、太宰府市コミュニティバス利用で西鉄太宰府駅より内山(竈門神社前)バス停へ約10分です。