地蔵岳のオベリスクから、八ヶ岳にズームインしました!北八ヶ岳から2座、南八ヶ岳から1座の山を紹介します。さっそく八ヶ岳ブルーと雪景色を見てみましょう!
①北横岳|2,480m(北八ヶ岳)
【参考ルート】山頂駅~北横岳ヒュッテ~北横岳
ロープウェイ利用でコースタイム2時間強で往復登山ができる、日帰りトレッキングには最適な北横岳。山頂からの眺めは360度の大展望!眼前に蓼科山、南八ヶ岳から遠くは南アルプスまで見渡せます。
▼ビフォー
この広い坪庭は溶岩で形成された台地。乏しい土壌条件の溶岩台地には、生命力の強いハイマツやコメツガが生い茂っています。なだらかな山容と新緑に溶岩の異色コラボですが、ゆったりとした空間を得られる眺めです。
▼アフター
キュッ…キュッ…とスノーシューで雪を踏みしめる音が聞こえてきそうですね!青い空と白い雪のコントラスト、冬期の山ならではの美しさが見事です。
②天狗岳|2,646m(北八ヶ岳)
【参考ルート】唐沢鉱泉~黒百合ヒュッテ~天狗岳
天狗岳は、尖りのある男性的な東天狗と丸みのある女性的な西天狗を持つ双耳峰。二つの峰をつなぐゆるやかなS字を描く稜線は眺めも良く、開放的な稜線歩きができます。
▼ビフォー
色濃い深緑が明瞭な稜線の弧を記し、仲睦まじい夫婦山のようです。
▼アフター
樹氷で周りが遮られても、時折り覗く空と木漏れ日が樹氷の雪を輝かせます。
③赤岳|2,899m(南八ヶ岳)
【参考ルート】美濃戸山荘~行者小屋~地蔵の頭~赤岳天望荘~赤岳
八ヶ岳の最高峰でもある赤岳は、山名の通り山肌が赤く見えることから名付けられました。登山者には、周囲の小屋を利用して複数日の縦走登山が人気です。
▼ビフォー

この赤岳は硫黄岳からの眺め。裾野に続く深い緑は赤い山肌を際立たせ、その威風堂々と構える姿は登山者に感動を与えます!
▼アフター

冬期の赤岳は、澄んだ青空に映える漆黒の山肌。覆う雪は険しい山容を浮き彫りにし、立ちはだかる勇猛な壁となっていますね。圧倒されるこの眺めは忘れられない瞬間に。