赤岳|憧れの八ヶ岳最高峰へ!初級~上級者まで楽しめるコース総特集

赤岳は八ヶ岳連峰最高峰の山。バラエティ豊かな登山コースがあり、初級者から上級者まで楽しめる山です。赤岳のみを登頂するのも良いですが、周辺の阿弥陀岳、横岳や硫黄岳など縦走で訪れるのもおすすめです。初級者~中級者向けのコースは階段やハシゴ、鎖で比較的整備されており、注意して登れば大丈夫。一方上級者向けのコースは、鎖場が連続、かなりの斜度を登るコースです。自分のレベルに合わせて赤岳を制覇!おすすめの山小屋も合わせてご紹介します。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

八ヶ岳最高峰から大展望を望む!赤岳ってどんな山?

赤岳
出典:PIXTA
標高山頂所在地山系最高気温(6月-8月)最低気温(6月-8月)
2899m長野県南牧村・原村・茅野市・山梨県北杜市八ヶ岳12.3℃5℃
参考:ヤマレコ
赤岳は日本百名山の一つであり、八ヶ岳最高峰の山です。山名の由来となった赤茶色の山肌は、時間や季節によって様々な表情を見せてくれます。八ヶ岳の山々だけでなく、奥秩父や富士山まで見渡せる眺望の良さも人気。健脚者なら日帰りも可能なルートから八ヶ岳をゆっくり楽しめる縦走ルートまで、幅広く楽しめる山です。

北アルプスから奥秩父、富士山まで見渡せる大展望

赤岳山頂からの眺望
出典:PIXTA(赤岳山頂から望む富士山)
赤岳の山頂からは他の八ヶ岳の峰々だけでなく、奥穂高などの北アルプス、北岳などの南アルプスから、富士山まで見渡すことができます。果てしなく続く雲海に浮かぶ日本有数の山々を一度に目にすることのできる大展望は、登頂の達成感と相まって感動もひとしおです。

縦走が楽しい山

赤岳から横岳、硫黄岳稜線
出典:PIXTA
最高峰たる赤岳のみを目的に登るのもいいですが、せっかく行くなら八ヶ岳を堪能すべく縦走にチャレンジするのもおすすめです。赤岳の目と鼻の先には阿弥陀岳、北に進めば横岳に次いで硫黄岳と周回がしやすく、1泊2日での縦走が人気。体力のある上級者はこの全てを一日で踏破することもあるとか。

赤岳の難易度は?初心者でも登れる?

赤岳山頂を登る登山者
出典:PIXTA
信州 山のグレーディングによると、赤岳の難易度は登るコースによってC~Dまで様々あります。ご自分の登山レベルに合わせて選べば、初級者から上級者まで幅広く楽しめる山と言えます。
信州 山のグレーディングを見る

赤岳の天気

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山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰

ITEM
山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰
発行元:昭文社

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難易度★★★ 美濃戸~赤岳(1泊2日)

車でも公共交通機関でもアクセスの良い美濃戸口からのピストンコースです。少し距離はありますが難所も少ないため、一泊できるなら初級者にもおすすめです。

【難易度評価】
1泊以上が適当・難易度C(地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要)

①美濃戸口~地蔵尾根~赤岳~文三郎尾根~美濃戸口

①美濃戸口~地蔵尾根~赤岳コース
出典:ヤマプラ(地図をクリックすると拡大されます)
距離コースタイム標高差日程難易度
約16.1㎞約9時間30分約1409m1泊2日★★★
【1日目】
美濃戸口(60分)→美濃戸山荘(150分)→行者小屋(1泊)

バス停のある美濃戸口から美濃戸山荘までは緩やかな林道を歩きます。美濃戸山荘の分岐では南沢方面へ。

美濃戸山荘の分岐
出典:PIXTA(美濃戸山荘の分岐)
そこからは鬱蒼とした原生林の中を沢沿いに進みます。ヘリポートのある開けた河原に出たらまもなく行者小屋が見えてきます。

行者小屋のテント場と赤岳
出典:PIXTA(行者小屋のテント場)
1日目はこちらの行者小屋に泊まります。山小屋泊の他、テント場も利用できます。ラーメンとおでんが名物ですので、ぜひ試してみてください。

【2日目】
行者小屋(75分)→地蔵の頭(5分)→赤岳天望荘(40分)→赤岳(80分)→行者小屋(100分)→美濃戸山荘(50分)→美濃戸口

行者小屋から地蔵尾根に出ると、徐々に傾斜がきつくなり足元は岩場になります。鉄製の階段から始まり、後半は鎖場や梯子もある急登です。

地蔵尾根の階段
提供:ヤマレコ/ma34s(地蔵尾根の階段)
背後に広がる北アルプスの絶景を眺めるのはほどほどに、慎重に進みましょう。

地蔵の頭直下の鎖場
提供:ヤマレコ/ma34s(地蔵の頭直下の鎖場)
急登を登りきって稜線上に出れば地蔵の頭です。展望が開けて素晴らしい景色が見られます。

地蔵の頭
出典:PIXTA(地蔵の頭)
地蔵の頭からすぐにある赤岳天望荘を通り過ぎて、赤岳山頂まではもう一息です。最後の登りは急斜面の岩場になっていますので、手をつかいながら登りましょう。グローブを着用して登ることをおすすめします。

赤岳山頂
出典:PIXTA(赤岳山頂)
山頂からの絶景を堪能したら、中岳方面から下山します。

文三郎尾根方面への分岐
提供:ヤマレコ/ragetrekking(文三郎尾根方面への梯子)
急勾配の岩場ですので、鎖を上手く使いながら焦らず下りましょう。途中の分岐から文三郎尾根方面に進むと、徐々に勾配が緩やかになって樹林帯に入ります。そこを抜ければ間もなく行者小屋です。

文三郎尾根の階段
提供:ヤマレコ/ragetrekking(文三郎尾根の階段)
行者小屋から美濃戸口までは、登ってきた道を戻ります。山頂付近に比べると緩やかな道ですが、沢沿いの苔むした岩場は滑りやすいので、最後まで気を抜かずに。

行者小屋(1日目の宿泊地)

行者小屋
出典:PIXTA
行者小屋は1日目の宿泊地に設定した小屋です。阿弥陀岳、赤岳、横岳などの八ヶ岳登山のベース基地として利用される山小屋で、数少ないテント場があります。谷の中にありますが、八ヶ岳の雄大な山々に囲まれており、景色は抜群です。

所在地:長野県茅野市豊平
電話番号:090-4740-3808
営業期間:4月~10月 ※年末年始は12/29(金)~1/7(日)泊営業、1月~3月は、週末のみ泊営業
収容人数:150名
テント設営数:50張
料金
1泊2食9,000円
1泊夕食8,500円
1泊朝食8,000円
素泊まり6,000円
テント1,000円/人
行者小屋のHPを見る

難易度★★★★ 真教寺尾根~赤岳~県界尾根(1泊2日)

標高差は約1,300m、鎖場の連続する難コースです。途中に山小屋もなく、初心者には不向きですが、適度な緊張感と素晴らしい眺望で中~上級者にはおすすめの魅力的なコースです。

【難易度評価】
1泊以上が適当・難易度D(地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要、ルートファインディングの技術が必要)

②美し森~牛首山~真教寺尾根~赤岳~県界尾根~美し森

美し森~赤岳コース
出典:ヤマプラ(地図をクリックすると拡大されます)
距離コースタイム標高差日程難易度
約14.2㎞約9時間20分約1425m1泊2日★★★★
 【1日目】
美し森(25分)→羽衣池(40分)→賽ノ河原(90分)→牛首山(180分)→赤岳(1泊)

美し森から賽ノ河原までは緩やかな遊歩道を樹林帯の中進みます。足元は笹に覆われていますが、よく刈られており歩きやすくなっています。賽ノ河原は平坦で眺望も良好です。

羽衣池
出典:PIXTA 
賽ノ河原からは途中の分岐を真教寺尾根方面に進むと、緩やかですが本格的な登山道になってきます。牛首山付近は木々に覆われており眺望はあまりありません。

牛首山山頂
提供:ヤマレコ/takanepon(牛首山山頂)
牛首山から扇山を経て森林限界を越えて岩場になると一気に傾斜が増してきます。鎖場が連続する急登で、終盤では垂直に近いと感じる傾斜と長い鎖場が続く箇所もあります。落ち着いて落石に注意しながら焦らず登りましょう。

鎖場
提供:ヤマレコ/takanepon(このような鎖が延々と続きます)
稜線まで出れば赤岳山頂まではあとわずか。

赤岳山頂への分岐 山頂までの道も鎖場が続き、ハシゴもありますので、最後まで気を抜かずに慎重に登ってください。

赤岳山頂へのはしご
提供:ヤマレコ/dai_t(山頂付近の梯子)
鎖場を苦労して登ってきた分、登頂の感動もひとしお。たっぷりと景色を堪能しましょう。

赤岳山頂からの眺め
出典:PIXTA(赤岳山頂からの眺め)
景色を堪能したら、1日目は赤岳頂上山荘に宿泊。天気が良ければ、夕方には美しい夕焼け、翌朝には神々しいご来光を拝むことができます。

赤岳山頂から見る朝日
出典:PIXTA
【2日目】
赤岳(70分)→大天狗(50分)→小天狗(105分)→美し森

赤岳山頂からの下りは鎖場、ハシゴと続く急斜面です。かなり傾斜がきつく、浮石も目立ちますので慎重に下りてください。下りきると、赤岳天望荘からの道と出会う分岐が見えてきます。

下山時の梯子
提供:ヤマレコ/dai_t(下山時に使う梯子)
分岐を大天狗方面へさらに下ります。引き続きハシゴと鎖が連続し、斜度もかなりあります。斜面をトラバースするところもあり、足元が岩場で滑りやすいので焦らずゆっくりと下りましょう。

真教寺尾根のハシゴと鎖場
出典:PIXTA(コース中のハシゴと鎖場)
緊張感のある難所を過ぎ、大天狗から先は緩やかな登山道を進みます。しばらくすると小天狗の標識が見えてきますので、この先の分岐を清里方面に下りましょう。

分岐
提供:ヤマレコ/dai_t(小天狗を少し過ぎたところにある分岐)
小天狗からきれいに刈られた笹道を下って行きます。歩きやすいですが、難所が続いた疲れで思ったより長く感じるかもしれません。2時間弱ほど進めば、ゴールの美し森に到着です。

赤岳頂上山荘(1日目の宿泊地)

赤岳頂上山荘
出典:PIXTA
1日目に泊まる小屋です。赤岳山頂に立つ山小屋で、眺望が素晴らしく、美しい山々を、朝にはご来光、夕方には美しい夕焼けとともに堪能できます。水場がないので注意してください。

所在地:山梨県南佐久郡北杜市海ノ口 赤岳山頂
電話番号:090-2214-7255
営業期間:4月~11月
収容人数:300名
テント場:なし
料金
1泊2食8,800円
素泊まり5,300円
赤岳頂上山荘のHPを見る

赤岳~中岳~阿弥陀岳縦走コース(1泊2日)

登りは①と同じ道程で、赤岳山頂から中岳、阿弥陀岳へと縦走しながら下るコースです。多少体力は必要ですが、初心でも十分に挑戦できるレベルと言えます。

【難易度評価】
1泊以上が適当・難易度C(地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要)

③美濃戸口~赤岳~中岳~阿弥陀岳~御小屋尾根~美濃戸口

赤岳~阿弥陀岳コース
出典:ヤマプラ(地図をクリックすると拡大されます)
距離コースタイム標高差日程難易度
約15㎞約11時間5分約1409m1泊2日★★★
【1日目】
美濃戸口(60分)→美濃戸山荘(150分)→行者小屋(75分)→地蔵の頭(5分)→赤岳天望荘(40分)→赤岳(1泊)

①と同じコースで美濃戸口からスタートし、今回は行者小屋には宿泊せずに一気に地蔵尾根から地蔵の頭を通って赤岳山頂まで登ります。地蔵尾根から山頂までは勾配がきつくなり、岩場になりますので適度に休憩を取りながら進んで下さい。1日目は山頂の赤岳頂上山荘で1泊します。

阿弥陀岳
出典:PIXTA(赤岳から見た阿弥陀岳)
【2日目】
赤岳(60分)→中岳のコル(25分)→阿弥陀岳(80分)→不動清水(70分)→御小屋山(御柱山)(90分)→美濃戸口

赤岳山頂から中岳方面に下っていきますが、岩場の急斜面ですので足元に十分注意して下さい。また途中に、権現岳に向かう道など分岐が多くありますので、間違えないように道標や地図をよく確認しながら進みましょう。

中岳への登り
出典:PIXTA(中岳への登り)
中岳から阿弥陀岳山頂までは、傾斜がきつく鎖場や梯子がありますが、それほど高度感を感じないので、初心者でも問題なく進めるレベルです。ただし、浮石が多いので落石には十分注意して下さい。山頂からは先ほど下りてきた赤岳の勇姿をのぞめます。

阿弥陀岳山頂
出典:PIXTA(阿弥陀岳山頂)
阿弥陀岳山頂からは不動清水方面に下っていきます。山頂付近はガレ場の急斜面ですので、落石に注意しながら慎重に下りましょう。

御小屋尾根の岩場
提供:ヤマレコ/omatsu(御小屋尾根の岩場)
鎖場が途切れ、稜線から緩やかな樹林帯に入ってしばらく進むと不動清水です。

阿弥陀岳から御小屋尾根を下る登山者
出典:PIXTA(阿弥陀岳から御小屋尾根を下る登山者)
不動清水からは緩やかな御小屋尾根を通って御小屋山(御柱山)まで進みます。アップダウンが少ないので歩きやすいです。

御小屋山
提供:ヤマレコ/omatsu(御小屋山)
御小屋山からの道はよく整備されています。マツタケの群生地を横目に、舟山十字路の分岐を美濃戸口方面に行き、しばらく進めばゴールです。

美濃戸口への分岐
提供:ヤマレコ/omatsu(美濃戸口への分岐)

阿弥陀岳についてはこちらの記事をお読みください


編笠山~権現岳~赤岳縦走コース(1泊2日)

八ヶ岳南方の観音平からスタートして編笠山、権現岳を経て赤岳へと至る縦走コースです。権現岳から赤岳までは深く落ち込んだキレットになっていることもあり難易度は高めです。

【難易度評価】
1泊以上が適当・難易度D(地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要、ルートファインディングの技術が必要)

④観音平~編笠山~権現岳~赤岳~美濃戸口

編笠山~赤岳コース
出典:ヤマプラ(地図をクリックすると拡大されます)
距離コースタイム標高差日程難易度
約15.6㎞約12時間5分約1409m1泊2日★★★★
【1日目】
観音平(60分)→雲海展望台(50分)→押手川(85分)→編笠山(20分)→御小屋山(御柱山)(90分)→美濃戸口

駐車場のある観音平からスタートして、雲海まで緩やかな笹原の道を進みます。雲海からはその名の通り、雲海に浮かぶ美しい富士山を眺めることができます。

観音平からの登山道
提供:ヤマレコ/neneta(観音平からの登山道)
雲海から先は少し傾斜が強くなり、足元は大きな岩が目立ってきます。一段と急な斜面を登った先が分岐となる押手川です。

押手川
提供:ヤマレコ/neneta(押手川)
ここから直接青年小屋まで行くコースもありますが、分岐を編笠山方面に入り山頂を目指します。山頂に近づくにつれ傾斜が急になり、終盤にはハシゴもありますが、難易度は高くありません。森林限界を越え、視界が開けたら編笠山山頂まですぐです。

編笠山
出典:PIXTA
山頂からの景色を堪能したら、青年小屋へと下ります。小屋の手前は足元に大きな岩が広がるゴーロ帯になっていますので、ケガをしないように注意して進んで下さい。

青年小屋
出典:PIXTA
青年小屋から緩やかな登山道を進み稜線に出ると眺望の良いノロシ場が見えてきます。そこから樹林帯を抜けるとガレ場になり、西ギボシ、東ギボシと続きます。鎖場がありますが、それほど高度感はなく、難易度は高くありません。

ギボシの鎖場
提供:ヤマレコ/mammupon(ギボシの鎖場)
斜面を右に巻くようなトラバースから東ギボシ山頂へ登攀し、そこから少し下れば権現小屋です。

権現岳の鎖場
出典:PIXTA
権現小屋からは5分ほどで権現岳山頂に到着します。山頂は少し狭いですが展望が良く、赤岳・中岳・阿弥陀岳を一望できます。

権現岳山頂
出典:PIXTA
山頂から小屋に取って返して、1日目は権現小屋に泊まります。

【2日目】
権現小屋(70分)→キレット小屋(120分)→赤岳(80分)→行者小屋(100分)→美濃戸山荘(50分)→美濃戸口

権現小屋を出発し、権現岳山頂から旭岳のコルへと下ります。鎖場を慎重に下りた先にあるのは、61段のゲンジー梯子。

ゲンジー梯子
出典:PIXTA(写真真ん中に見えるのがゲンジー梯子)
長いハシゴですが、見た目ほど傾斜はないので、途中で休憩しながらゆっくり下りましょう。

ゲンジー梯子
提供:ヤマレコ/neneta(ゲンジー梯子)
旭岳へと登り返すかたちで進み、山頂直下で斜面西側を巻くようにトラバースします。鎖場もありますが、さほど高度感はありません。ここから灌木帯を抜けるとツルネです。ツルネは南峰と北峰が連なっています。

ツルネ
提供:ヤマレコ/mammupon(ツルネ)
ツルネ北峰を通り過ぎて、岩場の斜面を下ります。目印がなく迷いやすいので注意してください。針葉樹林帯に入ると間もなくキレット小屋が見えてきます。

キレット小屋
提供:ヤマレコ/mammupon(キレット小屋)
キレット小屋からは樹林帯をしばらく登った先に、ルンゼ状の険しい岩稜が見えてきます。鎖場やハシゴがいくつかありますが、ホールドやスタンスが多くあるので、比較的登りやすくなっています。浮石がありますので落石には十分注意して下さい。

赤岳山頂直下のハシゴ
提供:ヤマレコ/neneta(赤岳への梯子)
真教寺尾根分岐を過ぎれば間もなく赤岳山頂です。

赤岳山頂
出典:PIXTA
山頂からの帰りは、①のコースと同様に文三郎尾根を通って行者小屋方面に下山し、美濃戸口まで歩けばゴールです。

権現小屋(1日目の宿泊地)

権現小屋
出典:PIXTA
1日目の宿泊地である、権現岳山頂付近にある山小屋です。夕飯のカレーは自慢の一品。最近バイオトイレが新設されてより快適になりました。水場がないので注意してください。

所在地:山梨県北杜市小淵沢町8881
電話番号:0551-36-2251
営業期間:4月下旬~10月下旬
収容人数:40人
テント場:なし
料金
1泊2食8,500円
素泊まり5,500円
権現小屋のHPを見る

編笠山・権現岳についてはこちらの記事をお読みください


赤岳~横岳~硫黄岳縦走コース(1泊2日)

八ヶ岳を満喫できる周回コースです。美濃戸口からスタートして文三郎尾根を通って赤岳へ登り、横岳、硫黄岳と縦走して赤岳鉱泉方面へ下ります。

【難易度評価】
1泊以上が適当・難易度C(地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要)

⑤美濃戸口~赤岳~横岳~硫黄岳~美濃戸口

⑤美濃戸口~赤岳~横岳~硫黄岳コース
出典:ヤマプラ(地図をクリックすると拡大されます)
距離コースタイム標高差日程難易度
約20.2㎞約11時間23約1409m1泊2日★★★
【1日目】
美濃戸口(60分)→美濃戸山荘(150分)→行者小屋(110分)→赤岳(20分)→赤岳天望荘(1泊)

美濃戸口から行者小屋まで行き、行者小屋からは分岐を文三郎尾根方面へ。山頂に近づくにつれ急登の階段が連続しますが、危険な箇所はありません。

文三郎尾根中の赤岳と阿弥陀岳の分岐
出典:PIXTA(文三郎尾根中の赤岳と阿弥陀岳の分岐)
赤岳山頂から地蔵の頭方面に下ります。岩場の急斜面ですので、足元に注意しながら進みましょう。20分ほど下りた先にある赤岳天望荘で1日目は宿泊します。

赤岳天望荘と横岳、硫黄岳
出典:PIXTA(赤岳天望荘と横岳、硫黄岳)
【2日目】
赤岳天望荘(5分)→地蔵の頭(45分)→三叉峰(10分)→奥ノ院(30分)→硫黄岳山荘(20分)→硫黄岳(95分)→赤岳鉱泉(60分))→堰堤広場(28分))→美濃戸山荘(50分)→美濃戸口

赤岳天望荘からは二十三夜峰、日ノ岳などいくつものピークがあります。いずれも斜面を巻くトラバースで、途中ハシゴや鎖場もありますが、足場はしっかり確保できるのでそれほど難易度は高くありません。石尊峰を過ぎて、杣添尾根分岐に出ると三叉峰分岐です。

硫黄岳側からの稜線から見た三叉峰と富士山
出典:PIXTA(硫黄岳側からの稜線から見た三叉峰と富士山)
緩やかなピークになっている無名峰を通り過ぎて進み、ハシゴを登ってやせ尾根を行くと奥ノ院です。奥ノ院が八ヶ岳で2番目に高い横岳の山頂になります。

横岳山頂
撮影:YAMA HACK編集部
奥ノ院からはハシゴを降りて、「カニの横這い」と呼ばれる切り立った斜面をトラバースします。足場は十分に確保でき、鎖も設置されているので心配はありません。ここから緩やかな岩尾根を進めば硫黄岳山荘です。

横岳稜線から見る硫黄岳山荘と硫黄岳
出典:PIXTA(横岳稜線から見る硫黄岳山荘と硫黄岳)
ここからは硫黄岳山頂まであと一息。なだらかや尾根を、濃霧でも道を見失わないように立つケルンを辿って岩場の斜面を登れば山頂です。

硫黄岳山頂
出典:PIXTA(硫黄岳山頂)
山頂は平坦で広く360度開けており、歩いてきた赤岳~横岳の稜線が一望できます。爆発的な噴火の跡である爆裂火口も間近で見ることができ、景色を眺めながら休憩するのにぴったりです。

硫黄岳の爆裂火口
出典:PIXTA
硫黄岳山頂から赤岳鉱泉方面に下山します。赤岳~横岳の美しい稜線を見納めつつ、赤岩の頭を過ぎると徐々に樹林帯になります。ダケカンパの樹林帯の中を進み、同心沢沿いをしばらく行くと赤岳鉱泉です。

赤岩の頭から見た赤岳方面の景色
出典:PIXTA(赤岩の頭から見た赤岳方面の景色)
赤岳鉱泉から分岐を北沢コースに進み、緩やかな沢沿いの道を歩いて美濃戸山荘に至ります。そこから林道を進んで美濃戸口まで下ればゴールです。

赤岳天望荘(1日目の宿泊地)

赤岳天望荘
出典:PIXTA
1日目に宿泊する宿です。トイレットペーパー付の水洗トイレを完備しているなど、山小屋とは思えない快適さで、おかわり自由のバイキング形式の食事は定評があります。

所在地:長野県茅野市豊平玉川11400
電話番号:0266-74-2728
営業期間:4月~11月 ※年末年始は12/25~1/10 2月~3月まで厳冬期営業あり
収容人数:200名
テント場:なし
料金
1泊2食9,000円
1泊夕食8,000円
1泊朝食7,500円
素泊まり6,500円
赤岳天望荘のHPを見る

横岳・硫黄岳についてはこちらの記事をお読みください


赤岳登山口へのアクセス・駐車場情報

赤岳登山口へのアクセスと駐車場情報をご紹介します。車だけなく公共交通機関でアクセスも良好なのが魅力です。

美濃戸口へのアクセス(①・③・⑤の登山口)

【車の場合】
中央自動車道 諏訪南IC-県道425号-県道484号-美濃戸口

<駐車場>
駐車可能台数:約120台
料金:500円/日
トイレ:あり


【電車・バスの場合】
JR 茅野駅-アルピコバス「美濃戸口線」乗車-美濃戸口バス停にて下車

美濃戸口線 バス時刻表を見る

美し森へのアクセス(②の登山口)

【車の場合】
中央道長坂IC-県道28号-県道11号(八ヶ岳ライン)-美し森駐車場

<駐車場>
駐車可能台数:50台
料金:無料
トイレ:あり


【電車・バスの場合】
JR小海線 清里駅-清里ピクニックバス乗車-美し森駐車場

清里ピクニックバス時刻表を見る

観音平へのアクセス(④の登山口)

【車の場合】
中央道 小淵沢IC-八ヶ岳高原ライン-県道618号観音平下久保線-観音平駐車場 ※観音平下久保線は11月末~4月末まで冬季閉鎖されます。

<駐車場>
観音平駐車場
駐車可能台数:20台
料金:無料 トイレ:あり


【電車の場合】
JR中央本線 小淵沢駅からタクシーに乗車

自分に合ったコースで赤岳に登ろう

権現岳から見る赤岳
出典:PIXTA
八ヶ岳は、昔から多くの登山者に愛されてきた山です。比較的標高が高く、鎖場や急登など適度な緊張感のあるポイントが随所に見られますが、道もよく整備されており、山小屋も多いので、初心者から上級者まで幅広く楽しめる山です。是非、ご自分のレベルに合ったコースを選んで最高峰の赤岳に挑戦してみて下さい。

【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。

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n.hayato
n.hayato

登山が好きです。でも、山の上で飲む日本酒はもっと好きです。登山の魅力を少しでも多くの人に伝えられる記事を書いていきたいと思っております。

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