一風変わったアウトドアショップへ。編集部の気になるショップ探訪
今回訪れたのは、栃木県那須塩原市、黒磯駅から徒歩10分ほどのところにあるアウトドアとライフスタイルの店『LUNETTES(リュネッツ)』。ウルトラライトな山道具に特化した、センスの光るセレクトに定評があり、関東を中心に全国から山好きが訪ねてくる人気のショップです。
ガラス張りの店内には自然の光が差し込み、洗練ムードたっぷり。アウトドアショップによく見られる武骨な雰囲気とは正反対の、落ち着いた空間が広がっています。
それもそのはず、『LUNETTES』代表の水戸岳志さんは、那須塩原に拠点を置くコーヒーショップ『SHOZO COFFEE(ショウゾウ コーヒー)』が手掛けるセレクトショップ『SHOZO 04 STORE(ショウゾウ ゼロヨンストア)』の立ち上げに携わった経歴の持ち主。
そのときの経験が存分に生かされているのです。
『LUNETTES』の始まりは洋服屋さん
2012年にオープンした『LUNETTES』は洋服屋からスタート。天然素材の飽きのこない洋服をメインに取り扱っていたそう。
そのコンセプトは今も変わらず、飾らずにセンスよくファッションを楽しめる、着ていて心地の良い服や小物が並んでいます。
<山と道>のスリーピングパッドが、“山の道具屋”の原点
学生時代からフライフィッシングや山登りを楽しんでいたという水戸さん。『LUNETTES』を始めた頃、<山と道>のスリーピングパッドがほしかったため、デザイナーの夏目さんに声を掛けたそう。そんなことがきっかけで、洋服屋の一角で<山と道>のスリーピングパッドとサコッシュを置き始めたのだとか。
「その当時、“ウルトラライト”という言葉が少しずつメディアに露出するようになり、個人的にも実物を見たいと思うようになりました。だったらお店にした方がいいのかなと思って……」
こうして、2013年には洋服屋のすぐ隣に“山の道具屋”をオープン。コンセプトの異なる2つの店が店内で繋がっている、一風変わったショップが誕生しました。
現在『LUNETTES』は、“山の道具屋”を始めるきっかけとなった<山と道>のパートナーショップ。スタッフである廻谷朋行さんは、全国に4人いる<山と道>アンバサダーのひとりです。
<山と道>をはじめ、さまざまなブランドのウルトラライトな山道具を手に取ってみたい方は、ぜひ訪れてみては。道具選びの相談にも乗ってもらえますよ!
『LUNETTES』オリジナルブランド<Shelt>にも大注目!
『LUNETTES』では、セレクトギアだけでなく、オリジナルのブランド<Shelt(シェルト)>も展開。代表の水戸さんは<Shelt>のデザイナーでもあるのです。
ショップでひとつひとつ丁寧にハンドメイドされたギアは、ガレージブランドならではのこだわりがいっぱい。今回は、おすすめのアイテムを5つ紹介してもらいました。