では実際、どのような【山を連想させる名前】が人気なのでしょう。YAMA HACKのインスタグラムで「あなたのまわりで「山」を連想させる名前の人はいますか?」とアンケート調査してみました。
ところが、純粋に名前となると結構票が割れてしまう結果に…。そこで、名前に使われていた漢字ごとにランキングを発表していくことにします!
第5位【峰】
ヤマレコ代表の的場さんにも入っていた「峰」という字が5位となりました。峰には「山の頂上」や、物の高くなっている所という意味があります。スケールの大きい人間になってほしい、何かの1番になってほしい、などの意味合いが込められていそうですね。
主な名前:旅峰(りょう)、峰子(みねこ)など
第4位【歩】【聖】
4位は割れる結果になりました。山を歩く「歩」、また聖岳の「聖」を連想させる漢字ですね。
「歩」は前に進む、前進するなどの意味があり、現状をもっとよりよく、自分の足で何でも切り開いてほしいという想いからでしょうか。
「聖」には賢い、清らかである、知的などのイメージがあります。誠実な、尊敬されるような子に育ってほしいという願いが込められていそう。
主な名前:
歩…雪歩(ゆきほ)、歩(あゆむ)など
聖…聖(ひじり)、聖美(きよみ)など
第3位【梓】

3位は「梓」。特に女性の名前に多かったです。梓は樹木や植物を表す漢字だと言われています(どの樹木、植物を表しているのかは諸説あるようです)。大きな樹のように、のびのび育ってほしい、まっすぐ大きく育ってほしい、という願いが込められていそう。山好きとしては「梓川のように雄大な人間になってほしい」などの意も込められていそうですね。
主な名前:梓(あずさ、あづさ)、梓美(あずみ)など
第2位【穂高】
「穂」には、穀物の茎の先の実のつく部分の意があり、実り豊かな人生になってほしい、などの意味が込められていそうです。「高」には、人柄などが優れた人になる、前向きで誇り高く生きてほしいなどの願いが込められていそうです。ですが、やはり山好きとしては「穂高連峰のように凛々しく、たくましく生きてほしい」という意味が込められているのでは?
男性のほうが多めでしたが女性もいらっしゃいました。
第1位【岳】

やはり堂々の一位は「岳」。「岳」には高くて大きな山、険しい山、という意味があります。山のように大きな心を持った人間になってほしい、スケールの大きな人になってほしいなどの願いが込められていそう。
名前にも使いやすい漢字だからか、たくさん名前のパターンがありました。
主な名前:岳(がく)、岳大(たけひろ)、岳人(がくと)、岳彦(たけひこ)、岳秀(たけひで)、岳雄(たけお)、岳志(たけし)、剣岳(けんが)など多数
番外編!こんな名前もありました
「兄弟で山の名前がついている」という人が実はちらほらといらっしゃいました。
「梓」と「穂高」、「空木(うつき)」や「蓮華(れんげ)」で兄弟ですという人もいれば、「五郎」「岳」(野口五郎岳)の兄弟です、という人も。表札や年賀状に家族の名前が書かれた時の「山好き感」を、想像しただけですごい…。
兄弟そろって山に関係する名前を付けるとは、親御さんはもう100%山好き認定して間違いないでしょう。
本人が山好き!とは限らないけれど…
山に関係する名前の人は、本人が山好きかどうかは置いておいて、命名されたご両親や親戚の方はかなりの確率で山好きだと思われます。親としては「(いろんな願いはあるけれど)子供にも山好きになってほしい!」と期待を抱きながら命名しているのでしょう。まあ、実際山好きになるかどうかは「本人次第」ですけどね…!