六甲全山縦走大会
「六甲全山縦走大会」とは神戸市の主催で、毎年11月に開催される登山イベント。西の須磨から東の宝塚までの尾根をたどりながら、1日で六甲全山を縦走するというハードな行程。
新田次郎の小説『孤高の人』でも有名な、加藤文太郎が最初に歩いたとされ、憧れを持つ登山者も多いロングトレイルです。
全山縦走【須磨浦公園駅~宝塚駅】
- 【体力レベル】★★★★★
- 日帰り
- コース距離:約56km
- コースタイム:約18時間
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
六甲全山縦走コースは、六甲山系の尾根伝いにのびるハイキングコースを繋げたもの。コースの距離は公称56km、最も高い山は「六甲山」で、山頂の高さは931m。
コース上には山小屋などがないため、1日で完遂することが原則。健脚者のみに成し遂げられる「きっつい」トレイルです。
石鎚山系ロングトレイル
西日本最高峰、標高1,982mの石鎚山。主峰の天狗岳を中心に「瓶ヶ森」「伊予富士」「笹ヶ峰」など個性豊かな山が連なる石鎚山系をつなげるロングトレイル。
正式なルートの発表はまだされていませんが、全長約60kmに及ぶコースになる予定で、変化に富む地形や渓谷美、特有の高山植物などの自然が楽しめる素晴らしいエリアです。
くじゅう17サミッツ
「くじゅう17(いちなな)サミッツ」とは、九重連山の中で標高1,700mを超える9座(大船山・北大船山・白口岳・稲星山・中岳・天狗ヶ城・久住山・三俣山・星生山)をすべて踏破することと提唱されています。
一日で制覇した人は「くじゅう17サミッター」を名乗れるそう。
九重連山縦走路
- 【体力レベル】★★★★★
- 日帰り~1泊2日
- コース距離:約20km
- コースタイム:約12時間
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
牧ノ戸登山口~三俣山~北大船山~大船山~白口岳~稲星山~中岳~天狗ヶ城~久住山~星生山~牧ノ戸登山口
くじゅう17サミッツの回り方は多数ありますが「牧ノ戸峠」を起点とするのが一般的。九州本土の最高峰は中岳(1,791m)を中心にぐるっと回るイメージ。
1dayでこなすとなれば早朝出発も必至。“きっつい”山行ですが、国の天然記念物に指定されているミヤマキリシマなどが楽しめる素晴らしいコースです!
「やり遂げる登山」に挑戦しよう
西日本には標高2,000mを超えるような高い山はありませんが、魅力的な山は沢山あります。今回ご紹介したのはそのほんの一部です。
東日本に住んでいる方も、大型連休を利用して、ロングトレイルなどの長距離登山に挑戦してはいかがでしょうか!
【登山時の注意点】
・登山にはしっかりとした装備と充分なトレーニングをしたうえで入山してください。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに! ・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんでください。
・体力レベル・難易度の範例はこちら