COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

お金は?お風呂は?恋愛は?「山小屋で働く」の疑問をぶっちゃけ聞いてみた(3ページ目)

すぐに病院に行くのは無理。病気やケガは最大の敵

匿名希望さん
酸素が薄いので病気やケガが治りにくい気がします。

柴田さん
日頃から気を付けていますが、どうしてもの時は下山します…。

当然、病気やけがはするときはしますが、下界と同じ感覚で病院には行けません。歩けなくなったり重症の場合はヘリで搬送されることもあるようですが、病院に行きたい場合は自力で下山することに。歩いてしか行けませんからね、当たり前ですが、ツライです…

ハイシーズンは混雑必須。山の上でも満員電車のようなことは、やっぱり起こる

山 混雑

出典:PIXTA

山も下界と一緒で人口の分母が増えると、ゴミの多さやマナーの悪さが目立つそうです。登山をたくさんの人に楽しんでほしい反面、環境に悪い影響を与えてしまうこともあり、心の中で複雑な思いを抱くこともあるそう。

匿名希望さん
「せっかく登ってきたんだから」「ちょっとくらいいいじゃない」がダメな境界線を広げてしまうことに。山のほうが人間より年長者なので、敬意をもってうまく付き合っていきたいものです。

山と人の間を調整する役が「小屋番」なのかもしれません。

山小屋で働くには、ずばりこんな人が向いている!

山小屋で働く
出典:PIXTA

山小屋で働くことのいい面、悪い面、お伝えしてきましたが、ずばりどんな人が向いているのかというと…。

・何でもできる人(業務は大工、調理、電工、土木、除雪などたくさんある!)
・協調性があってみんなで楽しく頑張れる人

とのこと。逆に、共同生活が苦手だったり、潔癖症の人は向かないそうです。どんな環境でもうまく生きていける人が、山小屋でも求められていそうですね。

最後に…「山小屋で働く」ことで一番良かったことは

黒百合ヒュッテ

提供:柴田さん(小屋からの眺め)
匿名希望さん
山を通過するだけでなく、住まいとするような時間を過ごすことで、関わった人との出会いや絆が生涯忘れられないものになったこと。山を違った角度で見たい人にはおすすめです。

柴田さん
何かあったときに自分で対処する力を養えたこと。日々の暮らしについての試行錯誤や工夫、丁寧に暮らすことの大切さはこの仕事でなければ気づけなかったかもしれません。
あとは奥さんに出会えたことですね。

特に、山小屋勤務を通して出会った人との絆は人生においてかけがえのないものとなりそうですね。満員電車に疲れちゃってるそこのあなた。下界ほど自由はありませんが、お金は貯まるし、ご飯も美味しいし、運命の相手にも出会える(かもしれない)なんて最高じゃないですか?

涸沢小屋からの眺め

提供:匿名希望さん(小屋からの眺め)

人生を変えたいと思っているなら、この夏は思い切って山小屋バイトに飛び込んでみるのもありかもしれませんよ。

この記事を読んだ人にはこの記事もおすすめ!

3 / 3ページ