8月11日は3年目の「山の日」。
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」ということで、今回はこれまでの記事とは趣向を変えて、YAMA HACK編集部員が登山を始めた(ハマった)きっかけを思い思いに語っていただきました。
現在YAMA HACK編集部は全部で7名。経験もキッカケも山に登る目的もバラバラなメンバーですが、そこに共通する編集部の想いを最後にまとめました。
どうぞゆっくりくつろぎながら、みなさんの山への想いを重ね合わせて読んでみてください。
六甲山の三ツ矢サイダーが教えてくれた「本当に美味しいモノ」<編集部員S>
夏の暑い日に、はじめて地元の六甲山に登った時のこと。
汗だくの状態で飲んだ、キンキンに冷えた“三ツ矢サイダー”のシュワシュワ感があまりにも美味しすぎて、それ以降、美味しいゴハンを食べるために山に登っています。甘い物も好きなので、最近では山で食後のデザートとコーヒーを飲みながらゆったりと至福の時間を楽しむことがライフワークに。
今年から関東に引っ越してきたのですが、奥多摩や丹沢、日本アルプスにとにかく感動!八ヶ岳・赤岳鉱泉のステーキや鍋割山・鍋割山荘の鍋焼きうどんなど、自分で持ち運ばなくても山小屋でおいしいものが食べられることを知り、今ではそれがモチベーションになっています(笑)
燕山荘のケーキなんて、味も景色も最高でした!
雑誌で見た風景に会うために、一人で挑んだ槍ヶ岳<編集部員K>
山に登るキッカケとなったのは、たまたま雑誌で見た槍ヶ岳。
見開き2ページで『どーん!』と現れたそのトンガリを見て、なぜだかわからないけど「ここに登りたい!」と強く思ったことが始まりでした。重い荷物を背負って長時間歩く練習をして、いざ1人で挑んだ槍ヶ岳。盛夏で人も多く、ポストカードみたいな美しい風景に興奮しつつも、たった1人で山に泊まるということが初めてだった私は不安と緊張でドキドキ。そんな時、ちょうど早朝に物音がして目を覚ますと、相部屋の人が「早く起きて!」と教えてくれて急いで小屋の外に出ました。
ヒュッテ大槍から見るド迫力の槍と、登ってくる朝日を見た時に、気づいたら涙が…。「なんだかよくわからないけど自然ってすげー!」と、ただその迫力に圧倒されていたのだと思います。
自然の中でのちっぽけな心許なさと、それを肯定してくれる山の壮大さを知った、大事な私の“山のキッカケ”です。
山の映画を観てなんとなく登山――これが人生を変えることに<編集部O>
映画『エベレスト』を観て、「山に登ってみようかな〜」となんとなく思ったことが登山を始めたきっかけです。
実際に登ってみたら、爽快な景色と、他のそれとは違う達成感がやみつきに。そこからは、気がついたら月1〜2回は山に登っていました。すっかり山にハマってしまった結果、ついには12年間勤めた会社を辞めて、YAMA HACK編集部に仲間入り。登山が人生を変えることになるなんて、全く想像もしていませんでした。
私にとって登山は、行き先が山なだけで旅行と同じ感覚。見たことのない景色を1つでも多くこの目で見るために、これからも山に登ると思います。
キャンプしか知らない自分を変えた、朝日連峰の写真<編集部員J>
登山を本格的に始めたきっかけは、実はYAMA HACK編集部に入った事。
小さいころから自然は好きでしたが、「アウトドア」といってもファミリーキャンプがメイン。登山はというとスニーカーでも登れるような初心者向けの山に登るだけでした。
毎日「山」に触れる中で、ある日、東北にある朝日連峰の稜線写真を見た時、その美しさに感動。初めて「この景色を生で見てみたい!」と強く思ったのを覚えています。
ただ、まだまだ初心者レベルの私には遠い夢の話。いつか…と思いながら今は【低山登山×キャンプ】を自分のペースで楽しんでいます。
今の私にとっての登山の楽しみは、登る事でしか体験できない『達成感』と何より景色の美しさ。あと…登り切った後は大好きなビールが普段の何倍も美味しいこと!(笑)
その土地にしかないビールを目当てに、山を決めたりしています。レベルに合わせた楽しみ方が出来るのも、登山の魅力だと思っています。
今年の目標は山でのテント泊!夢の朝日連峰目指して、今月も山に行ってきます!