登山未経験の友達を登山に誘いたい!

「仲の良い友達も登山が好きだったらな~」と思ったことはありませんか? 気心知れた友達と一緒に登山を楽しめるなんて、そんな最高なことはありません。「誘ってみようかな~、どうしようかな~」と悩んでいるなら、ぜひ誘ってみるべき! なぜなら、以前にYAMA HACK読者のみなさんにアンケートを行った際、登山を始めたきっかけで1番多かったのが『誘われて』だったんです!
▼みんなが登山を始めた“きっかけ”はこちら ただ、登山未経験の友達を誘うのは至難の業。登山に全く興味がない場合もあれば、体力や装備が伴っていないこともあります。なにより、「登山ってしんどうそう(なイメージ)で嫌」という人も少なくありません。今回は、登山にあまり乗り気ではない登山未経験の友達を誘うべく、相手の心を揺るがす誘い文句を考えてみました!
相手の心を揺るがす、登山の誘い文句5パターン
『ロープウェイでほぼ山頂まで行けるよ!(使うとは言ってない)』

手軽に登れることをアピールするパターンです。登山をしたことがない人は、つらい思いをして登ることの何が楽しいのかを理解できません。体力的に自信がない人も、ロープウェイやケーブルカーで楽に登れるなら行ってもいいかなと思ってくれる人が多いよう。ロープウェイを使うとは言っていないので、確実に山へ行く約束を取り付けてから、ロープウェイを使わずに登ることを提案するのもありかも!?
▼ロープウェイを利用できる山はこちら『カップラーメンが地上の100倍うまくなるよ!』

山ごはんをアピールするパターンです。登山好きのみなさんは周知の通り、山頂で食べるごはんはいつも以上においしく感じられますよね? それはやはり、しんどい思いをして登ったからこそ味わえるもの。たった数百円のカップラーメンも山頂だと名店のラーメン以上においしいということを、切々と伝えてみましょう。「仕事後のビールを上回る!」などと、相手の好きなものに喩えてあげると分かりやすいのでは。山頂名物がある山なんかは、アピールしやすいですよ。
▼山頂名物グルメがある山はこちら ▼ちょい足しレシピが山でおすすめ『ムスカの気分が味わえるよ!』

山頂からの爽快な景色をアピールするパターンです。ムスカはスタジオジブリの人気アニメ映画『天空の城ラピュタ』に出てくる名悪役。ラピュタの中心から下にいる人々を見て吐いた台詞、「あっはっは、見ろ、人がゴミのようだ!」がなにかとネタにされるほど有名です。
山頂から富士山がキレイに見えるくらいでは心が揺らがない人も多い現実。そこで趣向を変えて、「下界は全部俺のものだー!」と言いたくなるような、まるでムスカのような気分に浸れることをアピールしてみては。ラピュタを観たことがない人には、残念ながら通じませんのでご注意を。
▼初心者におすすめの山はこちら『人生観変わるよ?』

物事の見方や価値観が変わるくらい山は偉大であることをアピールするパターンです。山に行くと、日常と切り離されるあの不思議な感覚。日頃の悩みなんてちっぽけに感じる人も多いのでは? 「全身の毛穴から悪いものは全部出る!」それくらいリフレッシュできたり、穏やかな気持ちになれることを力説してみましょう。
▼登山を始めるとどう変わる?『最近、達成感味わってる?』

充実した日々を送りたいという潜在意識に訴えかけるパターンです。日常生活ではそう簡単には得られない達成感。それを登山なら短時間で味わえてしまうことをアピールしましょう。「そういえば久しく味わってないかも…」と心が揺らぐかもしれません。しんどい登山は嫌という人こそ、山頂までたどり着くだけでもかなりの達成感を得られるはず。登山で得た達成感は自信へと繋がり、病みつきになること間違いなしです。
▼達成感を3割増しで味わえる!?1度登ってもらえれば、こっちのもの!?
“百聞は一見に如かず”などと言われるとおり、1回登山を経験してみると「登山って楽しいかも!」と思ってくれる人が多いようです。そうなれば、もうこっちのもの。別の山にも登ってみたいと言い出す日は近いかも知れません。
とはいえ、登山未経験者と山へ行くときには細心の注意が必要です。まずは無理のない登山計画を立てること。相手の体力を考慮した山選びはもちろん、どんな登山道なのか、どれくらいの時間歩くのか、どんな装備がいるのかなどをきちんと説明し、安心して出かけられるようにする配慮が必要です。また、万一の時に備え、登山経験者が2人以上のグループで行きましょう。ご紹介した誘い文句で、ぜひ友達を誘って安全登山を楽しんでください。断られても責任は負えませんので悪しからず…。
▼登山未経験者と山へ行く前に!登山用品は買わずに、家にあるもので高尾山に登った体験記&後日談。
初心者と初めて山に行くときにチェックしておきたい、パーティー登山の注意点を解説。