野呂山とは
標高 | 山頂所在地 | 最高気温(6月-8月) | 最低気温(6月-8月) |
---|---|---|---|
839m | 広島県呉市 | 25.7℃ | 13.6℃ |
野呂山(のろさん)は「膳棚山」と「弘法寺山」を結ぶ東西2kmの高原の総称で、瀬戸内海国立公園の区域に指定されています。野呂山は広島県の南部に位置し、都市部からアクセスしやすいことで訪れる人も多くいる山です。
頂上から見える瀬戸内海の絶景!
瀬戸内海国立公園では神戸の六甲山に次ぐ高さがあり、頂上付近からは素晴らしい景色が眼下に広がります。瀬戸内の島々や、空気が澄んでいる日には新居浜市のコンビナートや石鎚山まで見渡すことができます。
南側は裾野が海まで広がっているので、夕日を眺めるのにもおすすめです。北側からは広島市街地を一望でき、奥には中国山地を望むことができます。
野呂山の登山適期は?
登山的期は雪のない春から~秋(4月~11月)となります。冬は空気が澄むので遠くの景色が素晴らしく、軽アイゼンなどの冬山装備があれば登ることができます。道路が凍結することもあるので注意しましょう。
野呂山の天気
野呂山に行く前に現地の天気をこちらでCHECK!
野呂山の見どころは?
野呂山の山頂部はなだらかな高原台地。一帯は自然豊かで高原避暑地としても人気があります。ここでは、野呂山に行ったら訪れてほしい見どころをご紹介します!
桜の名所!さざなみスカイライン
野呂山と国道185号を接続するさざなみスカイラインでは、道路脇に見事な桜並木が続いています。桜の見ごろは例年4月中旬から4月下旬です。木々の合間からは瀬戸内の島々も見渡せる絶景です。急坂・急カーブが続く道なので運転には注意しましょう。
標高440mの中腹には、瀬戸内海や安芸灘大橋を眺めることができる鉢巻き展望台があります。山頂が雲に覆われている時でも、ここからは景色を眺められることが多い穴場のスポットです。
不思議な奇岩大重岩
野呂山は昔、マグマが噴出してできた流紋岩が隆起した山でした。氷河時代になると急激に冷え、岩がいろんな方向に割れ始めました。今でもその時に割れた不思議な形をした岩がたくさんあります。兜に似ているかぶと岩や板状節理の大重岩・小重岩、大きな台状の1枚岩の大滑岩などがあります。
満点の星空!星降る展望台
野呂山キャンプ場の先にある展望台では、満点の星空を見ることができます。芝生園地にあるテラスには星座の解説板も設置されているので、確認しながら天体観測ができます。日中も海岸線や瀬戸内海の島々を大パノラマで見渡せる場所として人気があります。
冬は幻想的!野呂山のシンボル 氷池
野呂山にはたくさんの池がありますが、その中でも大きな池が氷池です。明治時代に掘られた人工池で、昔はここで天然氷の製造が行われ、船で愛媛や大分まで売られていました。周囲には木道が設置され、美しい景色を見ながら歩くことができます。