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オコジョ

オコジョ|ペットにできる!?生息地は?狂暴?意外な生態を解説

山で出会える可愛い動物、オコジョ。その生態や生息地をまとめました。愛らしい顔をしていることから、マスコットやキャラクターとしても人気です。可愛いからペットにしたい?どうして数が減ってしまったの?など素朴な疑問も解決!

目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部

オコジョってどんな動物?

オコジョ

出典:PIXTA

オコジョという動物をご存知ですか?登山中に出会える動物として今人気があるのです!オコジョに出会いに登山する人もいるのだとか。フワフワしていてとてもかわいらしい動物です。絶滅危惧種にも指定されているオコジョ。そんなオコジョの生態について詳しくご説明します!

オコジョってどんな動物?

オコジョ

出典:PIXTA

オコジョはネコ目イタチ科に属する動物です。体調はオスが約16~33cm、体重は約150~320g。メスはこれよりも小さなサイズです。生息は主に寒い地域で、日本の北海道から本州中部、世界でも広範囲に渡り分布しています。

夏は茶色・冬は白色

冬毛のオコジョ

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オコジョは年に2回換毛を行います。夏季は背中や頭が茶色になり、お腹側は白く2色になります。一方冬季は、真っ白のフワフワな毛に覆われ、尾の先は黒くなります。雪の中から顔を出すオコジョの姿も有名ですよね!

こんなにかわいいのに、気性が荒い!?

ネズミを襲うオコジョ

出典:PIXTA

オコジョはかわいらしい見た目と違い、気性が荒い動物です。素早く動き、肉食でネズミやウサギなどの小動物を捕食します。体よりも大きなウサギや、特別天然記念物に指定されているライチョウを襲うこともあるのです!

ホンドオコジョとは

日本に生息するオコジョは2亜種です。「ホンドオコジョ」と「エゾオコジョ」。まず最初にご紹介するホンドオコジョ、どのような特徴があるのか、詳しくご紹介します!

ホンドオコジョとは

ホンドオコジョ

出典:PIXTA

ホンドオコジョは、ヤマイタチやクダギツネとも呼ばれています。年に2回換毛がありますが、しっぽの先が黒いのは変わりません。高山地帯などでは「山の妖精」や「山も神様の使い」とも言われ、その美しく神秘的な姿に多くの人をとりこにしています!

ホンドオコジョの生息地

名前の通り、ホンドオコジョは、本州の東北から中部地方にかけて生息しています。山岳、高山地帯など比較的涼しい地域に生息し、森や高原を住みかとしています。特によく目撃されるのは、尾瀬や乗鞍岳など。好奇心旺盛で、個体よっては人への警戒心が薄く、そばにくることもあるようです。

長野県では天然記念物に

ホンドオコジョ

出典:PIXTA

長野県では県指定の天然記念物になっています。志賀高原では、マスコット的な存在であり「志賀高原の妖精」とも呼ばれています。地元の人でもなかなか出会えないというオコジョ、出会えたらラッキーですね!

エゾオコジョとは

続いてご紹介するのは、「エゾオコジョ」です。ホンドオコジョとの違いは何か、生息地域はどこになるのかなど詳しくご紹介します!

エゾオコジョとは

エゾオコジョ

出典:PIXTA

日本に生息するオコジョのもう1亜種が「エゾオコジョ」です。俗称はエゾイタチといいます。ホンドオコジョに比べると、エゾオコジョの方が大きいのが特徴のひとつです。冬眠はしないで1年を通して活動する動物です。

エゾオコジョの生息地

エゾオコジョは、北海道の山岳地帯に生息しています。以前は平地でも見られましたが、乱獲の影響により数が減少し、現在では見られなくなっています。主に単独で生活し、ネズミや両生類などの動物食のほか、木の実なども食べます。

かわいいからペットにしたい!?

見た目の愛らしさから、ペットにして一緒に暮らしたいと思う人も多いかと思います。はたしてそれは叶うのでしょうか!?

ペットにはできません!

冬毛のオコジョ

出典:PIXTA

とてもかわいらしいオコジョ。残念ながらペットにはできません!オコジョは2亜種ともに準絶滅危惧種に指定されているのでペットとして飼うことはできないのです。また、愛くるしい見た目とは違い、気性が荒いためにペットには不向きな動物です。

絶滅危惧種になってしまった原因は・・・

ミンクの毛皮

出典:PIXTA

絶滅危惧種になってしまった原因は、乱獲と生活環境の変化。毛皮がブームになった当時、ミンクを大量に輸入したため、野生化したミンクによってオコジョの生活環境が変化しました。食べ物が十分にとれずに個体数が減り、森林伐採なども影響したためオコジョが激減したのです。

オコジョのぬいぐるみがお土産にも人気!

癒し効果抜群で連れて帰りたい!かわいいオコジョは、ぬいぐるみでも大人気です。登山のお土産にも喜ばれそうですね!

志賀高原観光PRキャラクター おこみん

おこみん

オコジョがイメージマスコットになっている志賀高原。観光PRキャラクター、ゆるキャラはもちろんオコジョ。その名も「おこみん」!どんぐり帽子がトレードマークです。お土産でぬいぐるみなどのグッズを購入することもできますよ!

立山のお土産としても人気!

立山のお土産として人気なのが、オコジョのぬいぐるみ!サイズ展開も豊富で20cmのぬいぐるみから、7cmのマグネットタイプまで。白と茶色の2色展開です。2本足で立っている姿がたまらなく愛くるしいですね!

一度は会いたい!野生のオコジョ

オコジョ

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いかがでしたか?オコジョの愛くるしい姿とは裏腹のたくましさに、ますます興味がわきますよね!?絶滅危惧種にも指定されているオコジョ。もし幸運にも出会えたら、驚かさずにそっと観察しましょう!

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