「日本三大雪渓」って知ってる?

①白馬大雪渓(白馬岳/北アルプス)
1つ目は北アルプス・白馬岳へ向かう白馬大雪渓。全長3.5km、標高差600mある日本では最大規模の雪渓です。前半は傾斜が緩いですが、後半になるほど傾斜がきつくなります。多くの登山者が訪れるため雪は階段状になっている箇所もありますが、軽アイゼンはあった方が歩きやすいです。落石の可能性もあるのでヘルメットは必須。写真のように、ルートには赤い粉で線が引いてあります。これに従って歩行するようにしましょう。雪渓には、ところどころ大きな穴が空いています。このラインを大きく逸れてしまうと大変危険です。
雪渓がスタートする手前にある白馬尻小屋。大きな「ようこそ大雪渓へ」の文字が目を引きます。ここで少し休憩してからいざ大雪渓に挑みましょう。雪渓の上は、夏でもひんやり涼しいですよ!
②針ノ木大雪渓(針ノ木岳/北アルプス)


上から見ると…その急傾斜ぶりがわかります!途中に鯉のぼりが泳いでいますので、それを目印にして進んでください。
③剱沢大雪渓(剱岳/北アルプス)
3つ目は剱岳へ向かう剱沢大雪渓!剣山と別山との東面の谷にある雪渓です。この剱沢以外にも剱岳には多くの雪渓があり、北から東の方角には大窓・小窓・三ノ窓など「窓」と呼ばれる氷河の浸食で形成された谷もあります。

涼を求めて大雪渓へ!

【登山時の注意点】
・しっかりとした登山装備と充分なトレーニングをしたうえで入山して下さい。足首まである登山靴、厚手の靴下、雨具上下、防寒具、ヘッドランプ、帽子、ザック、速乾性の衣類、食料、水など。
・登山路も複数あり分岐も多くあるので地図・コンパスも必携。
・もしものためにも登山届と山岳保険を忘れずに!
・紹介したコースは、登山経験や体力、天候などによって難易度が変わります。あくまでも参考とし、ご自身の体力に合わせた無理のない計画を立てて登山を楽しんで下さい。