山で着たいパタゴニアのレインウェア
憂鬱な雨の登山も、優れた防水性と透湿性を発揮するパタゴニアのレインウェアがあれば楽しめますね。ハードな山行でも快適な着心地が続く秀逸なジャケットばかりなので、雨だけでなく寒い時にはアウターとして着用可能。天候の変わりやすい山での超便利アイテムなのです!
パタゴニアの山向け「レインウェア」は5種類
※D(デニール)とは、糸の太さ(重さ)を表す単位。生地が厚手になるほど数値が上がる。なお、厚手の方が強度が高いと考えられる
パタゴニアのレインウェアには様々なモデルがありますが、使用している素材は2種類。パタゴニア独自の透湿防水性素材「H2No」を採用したモデルと、レインウェア素材の定番「ゴアテックス」を採用したモデルがあります。
今回は、登山やトレイルランニングにぴったりの5種類を見ていきましょう。
上下で揃えられる『トレントシェル3L・ジャケット』
トレントシェル3L・ジャケットは、肌面に滑らかな生地を裏打ちすることで、汗ばむシーンでもベタつくことなく快適な着心地を実現したレインウェア。タイトすぎないシルエットで、ジャケットの下にミッドレイヤーなどを着込んでもキツさを感じない作りも秀逸です。
パンツの展開もあるので上下セットでの着用も可能。パタゴニアのレインウェアの中では手にしやすい価格なので、初めてのレインウェアにもおすすめです。
今回紹介したレインウェアの中では唯一、サイドのベンチレーションによって通気性を確保するモデル。フードを使用しない時にはフックで止めることが出来るユニークな特徴も備えています。ジャケット本体も左サイドのポケットにコンパクトに収納可能。シンプルで控えめながら信頼のおけるジャケットです。
トレントシェル3Lのラインナップ
スタイル | メンズ | ウィメンズ | |
![]() | ジャケット | ○ | ○ |
![]() | パンツ (ショート) | ○ | ○ |
![]() | パンツ (レギュラー) | ○ | ○ |
日帰り登山には『スレート・スカイ・ジャケット』
ミニマルなデザインで軽くてやわらかな着心地が最高なスレート・スカイ・ジャケット。パタゴニア初のPFCフリー防水性ジャケットで、海で使用され廃棄予定となった漁網を100%リサイクルした“ネットプラス”生地使用の環境に配慮されたウェアです。
特徴的なのは首元〜胸部のスナップ止めストームフラップ。スナップボタンだけをとめ、ファスナーを好きな位置まで開けることでベンチレーションとしての機能を果たします。夏山から肌寒い季節の日帰り登山にまで幅広く使えるジャケットですよ。
メンズ・スレート・スカイ・ジャケットウィメンズ・スレート・スカイ・ジャケット
▼スレート・スカイ・ジャケットについての詳細はこちらをチェック
トレイルランニングには『ストーム・レーサー・ジャケット』
レインウェアとしては198gと超軽量な3層構造の防水性シェル。トレイルランニング用のザックを背負った上から着用できるプルオーバータイプのレインウェアです。フード内側のポケットに本体を収納できるので、いざという時のためにザックに忍ばせておいても邪魔になりません。
ザックを背負ったまま上から着用することが可能なダブルジッパー構造で、中に入れた食料や水などにもアクセスしやすい。さらに、このダブルジッパーはベンチレーションの役割も果たし、通気性の調整もしっかりとこなします。
メンズ・ストーム・レーサー・ジャケットウィメンズ・ストーム・レーサー・ジャケット
縦走などの本格登山に『カルサイト・ジャケット』
カルサイト・ジャケットは、ゴアテックスメンブレンに表生地を貼り裏地にはコーティングを施した2.5層のレインウェア。 さらに、メンブレンに耐摩耗加工を施し耐久性をアップさせた「パックライト プラス」なので、安心して縦走登山などに挑める本格登山向けジャケットです。
フードはアルパイン・ヘルメット着用時にも対応できるタイプ。つばの部分はフォーム入りなので、悪天候下でも視界を確保でき、岩稜帯の多い登山でも安心して使用できます。
メンズ・カルサイト・ジャケットウィメンズ・カルサイト・ジャケット
ULハイカー向け『ストーム10・ジャケット』
ストーム10・ジャケットは、超軽量でパッカブル、それでいてヘルメット対応フードなど本格登山に対応可能。テープ留めで手首をしっかりと閉じられる袖口や調節可能なドローコード付きの裾が外気の浸入を防いでくれるなど、軽量でありながら耐候性能も申し分ないレインジャケットです。
ソフトな肌触りのトリコットの裏打ち付きなので、ストレスのない快適な着心地が魅力。レインウェアとは思えないほど柔らかくしなやかで、3つのポケットを備えながらスリムで洗練されたシルエットも素晴らしい。
メンズ・ストーム10・ジャケットウィメンズ・ストーム10・ジャケット
性能キープには定期メンテナンスが重要
レインウェアを長く使い続けるためには、メンテナンスが必要不可欠。素材の機能性を最大限に発揮するためには、汚れや汗などをきれいに落とすことが重要です。
登山や雨天での使用後は、その都度洗濯したほうが、本来の機能を長く発揮することができますよ。
正しい洗濯&乾燥方法
撥水性復活のメンテナンス方法
洗濯後に熱処理(乾燥機またはアイロン)で撥水回復を行っても、ウェアの表面が水を弾かなくなった場合は、撥水の再加工を行うといいでしょう。撥水剤にはウォッシュインタイプ(洗濯式)またはスプレータイプがあります。 使用する撥水剤の説明に従って、メンテナンスしましょう。
レインウェアは着心地良すぎるパタゴニアで決まり!
パタゴニアのレインウェアはどのモデルも活動中にストレスを感じさせない“ しなやかな着心地”が特徴ですね。素材は同じパタゴニア独自の「H2No」を採用していても、重さやベンチレーション、フードの形状など構造の違いによって使用シーンが異なります。ご自身のスタイルにあったものを選んで、雨の日も山を楽しみましょう!