女性にも大人気!北八ヶ岳の「黒百合ヒュッテ」
標高2400mにある北八ヶ岳・黒百合平に建つ山小屋「黒百合ヒュッテ」。通年営業ということもあり、夏だけでなく雪山シーズンにも天狗岳を目指す登山者で賑わっています。
その人気の秘密を「6つの魅力」として紹介していきます!
「北八ヶ岳の山」にアクセスしやすい!
渋の湯からは2時間30分、唐沢鉱泉からは2時間と、いずれの登山口からもそれほど遠くない場所にある黒百合ヒュッテ。北八ヶ岳の天狗岳に登る際の拠点にしやすいというのがポイントです。
渋の湯までは茅野駅から市営バスが出ているので、山道での車の運転が苦手という人にとってもアクセスしやすいですよ。
コースタイムが5時間弱と少しかかりますが、稲子湯からであればにゅうを経由することもできます。
年末年始も開催。標高2400mでの「音楽会」
黒百合ヒュッテでは、山小屋ができた当時からコンサート(音楽会)が行われており、それを楽しみに訪れる常連客も多いです。演目もジャズやクラシック、フォークロアと多彩。
特に年末年始のイベントは山での年越しをというひとが集まります。標高約2,400mで演奏される音楽の調べは登山の疲れを癒やしてくれるだけでなく、滞在時間を特別な思い出に変えてくれるはず。コンサートは人気なので、開催日の宿泊は早めに予約するのがおすすめです。
夏はもちろん、「冬でもテント泊」ができる
山小屋と隣接する広場がテント場になります。夏はもちろん冬も幕営できるので、雪山登山者にも人気です。設営数は50張ですが、ハイシーズンには混雑することもあります。
黒百合ヒュッテで設営料金を支払って番号表をもらったら、指定範囲内の好きな場所にテントを設営。テント場利用者は小屋のトイレや、ポリタンクの水を無料で利用できます。小屋の裏に川から直接汲む水場がありますが、天候などの関係で涸れていることもあります。
テント泊者にやさしいサービスも!
テント場はなだらかな傾斜地になっており、地面は砂地でそれほどゴツゴツしていませんが、雨の日は地面がぬかるむこともあります。そんなときは、テントの下に敷く板やすのこを借りることもできます。また希望者にはペグの貸し出しサービスもあります。
2020年夏にはテントでもくつろげるように、有料ですがアウトドアチェアの貸し出しも開始。このような「テント泊にもやさしい」対応が人気の秘密かもしれません。