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大迫力の滝が見られる!川苔山とは

標高 | 山頂所在地 | 山域 | 最高気温(6‐8月) | 最低気温(6‐8月) |
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1363m | 東京都西多摩郡奥多摩町 | 奥多摩 | 20.3℃ | 12.7℃ |
参考:ヤマレコ
川苔山(川乗山・かわのりやま)は、東京の奥多摩に位置し、埼玉県との境にある山です。JR青梅線の複数の駅から登山道に直接アクセスできるので、週末を中心に日帰り登山を楽しむ人が多いです。
川苔山で最も人気なのは、落差約40mの百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)を見られるコース。春の新緑の季節から秋の紅葉の時期まで、年間を通じて登山者に人気のある山です。
川苔山の難易度は?

川苔山への登山コースは、いくつかありますが、どのコースも標高差が1000m近くあるので登り応えがあります。人気のある山なので、登山道はある程度整備されており、登山初級者も経験者と同行すれば挑戦しやすい山です。
川苔山登山で注意したいポイント

日帰り可能な都内の山とあって気軽に行ける山ですが、一方で注意すべき点がいくつかあります。
注意1|ツキノワグマが出没する可能性あり
川苔山はツキノワグマが出没する地域です。2014年9月には男性が襲われる事故がありました。「奥多摩ビジターセンター」が最新の情報を発信しているので、熊対策を怠らずに登山に行きましょう。
注意2|登山中に利用できるトイレは2か所
登山で気になるのがトイレの場所。川苔山登山コースのトイレは以下の2か所になります。
- JRの各駅
- 細倉橋(①のコース上)
山頂にトイレはありません。細倉橋のトイレは使用不可という情報もありますので、直近の山行記録などを見ることをおすすめめします。
注意3|滑落の多いポイント
百尋ノ滝付近は滑落事故の多い場所です。油断はせず、慎重に足を進めてください。
注意4|地図をしっかり確認しよう
川苔山は人気の山だけあり、東西南北どこからでも山頂にルートが延びています。その反面、道迷いなども発生しています。自分はどのようなルートを歩くのか、しっかり地図上で確認しましょう。
川苔山の天気と地図をチェック
川苔山は初級者でも登れる山ですが、気象状況によって装備も変わってきます。また、麓と山頂付近の気象状況も大きく変わる場合も。事前に天気を調べてから登りましょう! 合わせて自分が登るルートについては、地図も用意して詳しく調べてくださいね。
川苔山のふもと(奥多摩町)の10日間天気
日付 | 10月14日 (火) | 10月15日 (水) | 10月16日 (木) | 10月17日 (金) | 10月18日 (土) | 10月19日 (日) | 10月20日 (月) | 10月21日 (火) | 10月22日 (水) | 10月23日 (木) |
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天気 | ![]() 曇 | ![]() 雨のち曇 | ![]() 曇一時雨 | ![]() 晴時々曇 | ![]() 晴のち曇 | ![]() 曇時々晴 | ![]() 曇 | ![]() 曇時々雨 | ![]() 曇時々雨 | ![]() 晴時々曇 |
気温 (℃) | 18 15 | 18 14 | 20 16 | 24 14 | 25 12 | 25 18 | 16 12 | 12 10 | 14 10 | 17 10 |
降水 確率 | 40% | 90% | 80% | 20% | 40% | 40% | 30% | 90% | 90% | 30% |
データ提供元:日本気象協会
川苔山の登山指数
日付 | 10月14日 (火) | 10月15日 (水) | 10月16日 (木) | 10月17日 (金) | 10月18日 (土) | 10月19日 (日) |
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登山 指数 |
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登山指数の留意点
登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。
- 雷の発生の可能性
- 前日の天気による道のぬかるみ
- 局地的大雨
- 土砂災害の発生の可能性
- 雪崩の発生の可能性
- 噴火の可能性
- 積雪の有無
- 濃霧
- 低温または高温
- 虫やヒルなどの発生状況
山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。
データ提供元:日本気象株式会社
川苔山周辺の山と高原地図
昭文社 山と高原地図 奥多摩 御岳山・大岳山 2025
昭文社 山と高原地図 奥多摩・奥秩父総図 2025
いちばんの見どころは、名瀑「百尋ノ滝」

川苔山登山といえば、百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)!というほどの名所。
百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)とは、川苔山の西側に位置している落差約40mの滝で、奥多摩エリアでも有名な滝のひとつです。滝は川苔谷上流部にあり、水は日原川へと流れ込みます。春の新緑や夏の避暑スポット、秋の紅葉、冬の氷瀑など1年を通して景色を楽しむことができます。
冬は凍結。氷瀑が見られる!

百尋ノ滝は、例年1月下旬から2月上旬にかけて、滝が氷結します。その年の気象条件によって氷結具合は違いますが、滝全体がすべて氷結して白い氷瀑となる年もあり、見ごたえがあります。