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初心者から上級者まで選ばれる老舗日本ブランド

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1954年に創業したキャラバンは、日本で初めて本格的な軽登山靴を製造したパイオニア的存在。
「日本人の足に合う登山靴をつくること」を大切にしてきたブランドで、幅広・甲高という日本人に多い足型にフィットする設計が特徴です。
その履き心地の良さと手頃な価格から、登山ビギナーからベテランまで幅広い層に愛され続けているんです。
登山靴迷子にサヨナラ!キャラバンが選ばれる3つのポイント
キャラバンの登山靴が人気な理由として、共通する3つのポイント紹介。
- 日本人の足にフィット!|幅広さんも納得の履き心地
- 2万円前後から手に入るコスパの高さ|高機能×安心価格
- ラインナップの広さ|ハイキング向けからアルパイン登山まで
日本人の足にフィット!|幅広さんも納得の履き心地

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キャラバンが多くの登山者から支持されている理由のひとつが、とにかく“日本人の足に合いやすい”こと。
欧米ブランドの登山靴は細めの足型で作られたものも多く、幅広・甲高の足には合いにくいことがあります。

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その点キャラバンは、日本人の足型にとことん寄り添った設計で、創業当初からずっと「日本人にフィットする靴」を追求し続けてきました。
特に幅広の人にありがちな「圧迫感」や「足の痛み」を感じにくく、初めての登山靴選びでも安心して選べるブランドなんです。
2万円前後から手に入るコスパの高さ|高機能×安心価格

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キャラバンが支持されるもう一つの理由が、しっかり登山に使えるのに手が届きやすい価格帯であること。定番モデルの「C1_02S」をはじめ、多くのトレッキングシューズが2〜3万円台で手に入ります(2025年4月時点)。
もちろん機能も充実していて、ハイキングから本格登山までしっかり対応。
「登山靴って高そう…」とためらっている人にとっても、キャラバンは安心して選びやすいブランドです。
お値段以上の機能性や履き心地の満足感があり、登山用品店をはじめ販売スタッフからも高く評価されています。
ラインナップの広さ|ハイキング向けからアルパイン登山まで

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キャラバンの魅力は、どんな登山スタイルにも寄り添ってくれる豊富なラインナップにもあります。
「まずは近くの山で軽くハイキングしてみたい」という方には、軽くて歩きやすいライトモデルを。
「富士山に挑戦してみたい」「将来的にはアルプス縦走も視野に入れたい」という人には、中堅モデルや本格アルパインモデルもしっかり揃っています。
登山スタイルに合わせて、ステップアップするように靴を選べるのが、キャラバンが長年選ばれている理由のひとつです。
キャラバン登山靴のサイズ選びのコツ
登山靴選びで失敗しないために大切なのが、サイズ感です。キャラバンに限らず、登山靴はスニーカーよりも0.5〜1cmほど大きめを選ぶのが基本。これは、下り坂でつま先が靴に当たらないよう、あらかじめ“つま先に1cmのゆとり”を持たせるため。
チェックしたいのは「指1本分の隙間」と「横幅や甲のフィット感」

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試し履きでは、つま先を軽くトントンしてから、かかとに指1本分くらいの隙間があるかをチェックしましょう。

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内部のゆとりを確認したらフィッティングのチェック。まずは踵の位置を合わせてから靴紐を結びます。
靴紐を締めるときは、つま先側から順番にしっかりと締めていくことが大切です。履き口付近の靴紐だけを引っ張り上げてしまうと、つま先や甲の部分が十分に締まらず、フィット感が甘くなってしまうことがあります。

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最後に、横幅や甲のフィット感をチェック。圧迫感があると足が痛くなる原因になりますが、逆にゆるすぎても靴の中で足が動いてしまうためNG。ちょうどよいフィット感を見つけることが大切です。
微調整ができる「インソール」も活用してみよう

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「ちょっと幅が広すぎるかも?」「甲がゆるいかも…」と思ってもご安心を。キャラバンの多くのモデルにはハーフインソール(またはフルインソール)が付属していて、微調整が可能です。細かな調整をしながら、自分にとってベストな履き心地を見つけてみてください。
目的別に選ぶ|キャラバン登山靴おすすめモデル
ここからは、利用目的に合わせておすすめのキャラバンの登山靴をご紹介します。
里山ハイキング、タウンユース向けおすすめ
キャラバン C1_DL LOW
カラー/サイズ | 100グレー /23.0~29.0・30.0cm 190ブラック /23.0~29.0・30.0cm 578カーキ /23.0~29.0・30.0cm 全3色 |
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重量 | 約390g(26.0cm片足標準) |
ワイズ | 3E(NEWラスト) |
素材 | 【アッパー】ポリエステルメッシュ/TPU(トゥ+ヒール発泡TPUシート補強) 【ライニング】ゴアテックス・メンブレン 【ソール】キャラバンオリジナルLITEソール(ミッドソール:EVA) 【インソールボード】エクストラライトフレーム 【インソール】高通気ヒールユニットインソール |
付属品 | ハーフインソール |
軽量さと高い性能を兼ね備えたアウトドアシューズ
2024年春に登場した、ハイキングエントリーに最適な高性能アウトドアシューズ。軽量でありながら、石や枝の根から守るトゥーガードや、耐摩耗性と安定性を高めたアッパー・ソールが採用されており、ハイキングに最適なモデルです。
キャラバン C7_SP
カラー/サイズ | 190ブラック/22.5〜29.0cm 241ボルドー/22.5〜25.0cm 669ミッドナイト/22.5〜29.0cm全3色 |
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重量 | 約428g(26.0cm片足標準) |
ワイズ | 3E(NEWラスト) |
素材 | アッパー :スムースレザー調合成皮革/ポリエステル ライニング:ゴアテックス®メンブレン ソール :キャラバンマウンテンラグソール(ミッドソール:EVA) フレックス:エクストラライトフレーム インソール:EVAインソール |
付属品 | Outlast混紡ボアフリース・カップインソール |
旅から里山ハイキングまでこなすシックな大人シューズ
落ち着いた色合いが特徴のシューズ。「いつでも、どこへでも履きたくなる」コンセプトの通り、街から里山ハイキングまで幅広くこなす事が可能です。ゴアテックスが採用されているため、防水性能はバッチリ。インソールは温度調整機能が備えられており、快適な着心地を実現しています。
日帰り登山、山小屋泊、富士登山向けおすすめ
キャラバン C1_02S
カラー/サイズ | 125アッシュ /22.5-29.0・30.0㎝ 262デザートサンド /22.5-26.0㎝ 340アンバー /22.5-29.0・30.0㎝ 670ネイビー/22.5-29.0・30.0㎝ 941ブラックシルバー/22.5-29.0・30.0㎝ |
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重量 | 約590g(26.0㎝片足標準) |
ワイズ | 3E(レギュラー) |
素材 | アッパー :メッシュポリエステル/合成皮革(トゥガード/TPU補強) ライニング:ゴアテックス®メンブレン ソール :キャラバントレックソール(ミッドソール:EVA) フレックス:ライトフレーム(EVAラミネート) インソール:EVAインソール |
付属品 | ハーフインソール |
迷ったらこの一足!キャラバン大定番シューズ
ブランドの顔ともいえるロングセラーモデル。安心感のある履き心地とコスパの高さで、登山入門者からベテランまで支持されている一足です。日帰りから小屋泊、富士登山まで幅広く対応してくれます。
▼「C1_02S」についてさらに詳しく知りたい方はこちら
キャラバン C1_DL MID
カラー/サイズ | 100グレー /23.0~29.0・30.0cm 190ブラック /23.0~29.0・30.0cm 578カーキ /23.0~29.0・30.0cm 全3色 |
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重量 | 約420g(26.0cm片足標準) |
ワイズ | 3E(NEWラスト) |
素材 | 【アッパー】ポリエステルメッシュ/TPU(トゥ+ヒール発泡TPUシート補強) 【ライニング】ゴアテックス・メンブレン 【ソール】キャラバンオリジナルLITEソール(ミッドソール:EVA) 【インソールボード】エクストラライトフレーム 【インソール】高通気ヒールユニットインソール |
付属品 | ハーフインソール |
サポート力がアップした「C1_DL LOW」のミッドカットモデル
軽量かつ高機能なアウトドアシューズ「C1_DL LOW」のミッドカットモデル。軽量性や耐摩耗性・通気性はそのままに、ミッドカットによりサポート力がアップしています。軽くて歩きやすいトレッキングシューズを探している人におすすめのモデルです。
キャラバン C4_03
カラー/サイズ | 231フランボワーズ/22.5-26.0㎝ 333サフラン/22.5-26.0㎝ 670ネイビー/22.5-26.0㎝ ※各カラーに別色シューレース付き |
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重量 | 約470g(24.0㎝片足標準) |
ワイズ | 2E(レギュラー) |
素材 | アッパー :メッシュポリエステル/合成皮革 (トゥガード/TPU補強) ライニング:ゴアテックス®メンブレン ソ ー ル :キャラバンLBH2(ミッドソール:EVA) フレックス:ライトフレーム(EVAラミネート) インソール:高通気アーチインソール |
付属品 | ハーフインソール、別色シューレース |
優しい履き心地を実現した女性向けシューズ
女性ユーザーの声を反映させたトレッキングシューズ。履き口にクッション性の高い素材を採用し、柔らかい履き心地を実現。脚力の弱い女性でも自然なソールの屈伸性が得られるように、インソールボードを改良するなど、とことん女性にとっての使いやすさにこだわったシューズです。
テント泊縦走、岩稜帯縦走向けおすすめ
キャラバン GK85
カラー/サイズ | 440ブラウン/22.5-29.0・30.0㎝ |
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重量 | 約705g(26.0㎝片足標準) |
ワイズ | 3E(アドバンス ラスト/ウェッジトゥ) |
素材 | アッパー : 2.0mmヌバックレザー(ランドラバー補強) ライニング: ゴアテックス・メンブレン ソール : ヴィブラムTSAVO(ミッドソール:EVA) フレックス: ハードフレーム(EVAラミネート) インソール: 高通気アーチインソール |
付属品 | ハーフインソール |
重装備登山も可能なGKシリーズの最上位モデル
アルプスなどの縦走登山や重荷を背負ったテント泊にも対応する、GKシリーズの最上位モデル。足裏からの突き上げに強く、グリップ力も抜群。岩稜帯や長時間の歩行でも、高いサポート力により安定感のある山行が可能です。まずは日帰りや小屋泊から始めて、将来的にテント泊や縦走にチャレンジしてみたい方にもおすすめなシューズです。
キャラバン GK88
カラー/サイズ | 131グラファイト/22.5~29.0、30.0cm 443キャメル /22.5~29.0、30.0cm |
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重量 | 約682g(26.0cm片足標準) |
ワイズ | 3E(アドバンス ラスト/ウェッジトゥ) |
素材 | アッパー :1.6㎜スエードレザー/合成皮革/メッシュポリエステル(ランドラバー補強) ライニング :ゴアテックス・メンブレン ソール :ヴィブラムTSAVO(ミッドソール:EVA) インソールボード:ミッドフレーム(EVAラミネート) インソール :高通気アーチインソール |
付属品 | ハーフインソール |
安定感と柔軟さを両立した本格派シューズ
しっかりとした剛性とグリップ力を持ちつつ、歩行性も高いシューズ。「至高のフィット感」を追求したと公式HPにも記載されているように、足首や甲部分の柔軟性が高く、ホールド感がありつつ自由度の高い履き心地を実現しています。アルプス登山や縦走登山向で特に力を発揮しますが、日帰り登山や小屋泊でも活躍してくれる万能シューズです。
キャラバン GK8X_FFF
カラー/サイズ | 191ブラック/グレー/ 22.5~29.0・30.0cm 440ブラウン / 22.5~29.0・30.0cm 全2色 |
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重量 | 約675g(26.0cm片足標準) |
ワイズ | 3E(アドバンス ラスト/ウェッジトゥ) |
素材 | アッパー : 1.6㎜スエードレザー/メッシュポリエステル(トゥバンパー+ヒール合成皮革補強) ライニング: ゴアテックス・メンブレン ソール : キャラバンFUJIKURAトレックソール(ミッドソール:EVA) フレックス: ハードフレーム(EVAラミネート) インソール: 高通気アーチインソール |
付属品 | フルインソール |
岩場でも安心な高グリップモデル
グリップ力とフリクション性を進化させたシューズ。粘り気のあるアウトソールが凸凹を確実にキャッチし、岩場での長時間の縦走でも安心して歩き続けることが可能です。岩稜帯やテント泊など、ハードな環境でも安心して履けるシューズです。
▼「GK8X_FFF」についてさらに詳しく知りたい方はこちら
キャラバンの登山靴で快適な登山を!

撮影:筆者
登山靴選びで最も大事なことの一つが「フィット感」です。キャラバンは、日本人の足型に合うよう徹底的に設計されているからこそ、しっくり感じやすいアイテムなんです。
初めて登山靴を買う人はもちろん、「今の靴、なんだか合わないかも…」と感じている人は、思っていた以上の履き心地に驚くかも。キャラバンの登山靴を是非店頭で一度試してみてください!
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