アイキャッチ画像撮影:筆者
もっとキレイに!より自然に撮りたい!それが叶うのが三脚なのです

山で出会った絶景をカメラに収めたい!そう思う人も多いはず。でもあとで画像を見返してみると、「ピンボケしていた」なんてことはありませんか?
実際に目にした風景をそのままに写すには、やっぱり三脚が便利!ここでは山の景色を撮影するとき、三脚をおすすめする理由をご紹介します。
星空もくっきり!ブレずに写真が撮れる

眼下に広がる夜景や、星空をそのまま撮影すると、手ブレでぼやけてしまった経験がある方も多いのでは?三脚があればカメラが安定するため、ピンぼけをおさえられます。
カメラの夜景モードはシャッタースピードが遅くなるため、とくにブレやすくなるんです。そこで三脚の出番!星空はもちろんタイムラプスを撮影するときにも重宝します。
中腰の必要なし!高さや角度を調節できる

ハイアングルで眼下に望む景色、上向きにして星空を撮影と、シーンによって使い分けができるところも三脚の魅力。シャッターチャンスを逃すまいと、ずーっとカメラを構えたまま待つのは大変ですよね。とくにたくさん歩いた日は疲労も溜まり、翌日のためにもなるべく体力を温存したいもの。
三脚なら好みの角度やアングルに調節できます。たとえば、ローポジションで絶景をバックに撮影したり、登山道に咲く高山植物を主役にした画像をカメラに収めることもできます。
ソロ登山の必須アイテム!絶景をバックに自撮りができる

ソロで登山を楽しむ人なら三脚が欠かせません。自撮り棒とは違って、自然なポーズで絶景をバックに撮影できます。誰かに撮ってもらいたいけど、周りに誰もいないシチュエーションならなおさら。山頂を独り占めしつつ、三脚で思う存分撮影できるでしょう。
もちろんソロじゃないときでも、グループ登山の記念撮影に大活躍!
コレをおさえればバッチリ!登山向けの三脚の選び方<基本編>

三脚が便利なのは分かったけど、種類がたくさんあってどれを選んだらよいのか迷いますよね。登山向けの三脚は、4つのポイントをおさえて選びましょう。まずは基本の選び方をご紹介します。
- 重さ:雲台を含んだ重さは2kg以下がベスト
- 素材:コスパ重視ならアルミ製、軽くて丈夫なのはカーボン製
- サイズ:コンパクトにたためるタイプは持ち運びがラク
- 耐荷重:一眼レフ愛用者は三脚の耐荷重も忘れずチェック
重さ:雲台を含んだ重さは2kg以下がベスト

登山の荷物に加えて、カメラ、三脚とどうしても重くなりがち。全体の荷物の重さを考慮すると、2kg以下の三脚がベストです。カメラを三脚に取り付ける「雲台(うんだい)」も含めた重さをチェックしましょう。
素材:コスパ重視ならアルミ製、軽くて丈夫なのはカーボン製

三脚の素材は、アルミやカーボンなどさまざま。主な違いは価格・重量・耐久性です。比較的手ごろなのはアルミ製。軽さと耐久性を求めるならカーボン製がおすすめ。
サイズ:コンパクトにたためるタイプは持ち運びがラク
撮影:筆者
折り畳んだとき、ザックに収納できるサイズかを確認しましょう。たとえ軽い三脚でも、ザックからはみ出る部分が多いと、木枝に引っかかってしまい転倒の恐れも。
撮影:筆者
軽さに特化するならミニ三脚もイチオシ!かさばらずコンパクトながら安定して撮影できるので、ひとつあると重宝します。
耐荷重:一眼レフ愛用者は三脚の耐荷重も忘れずチェック

手持ちのカメラの重さも忘れずチェック!「三脚が耐えられるカメラの重さ=耐荷重」をしっかり確認してください。
軽い三脚に重いカメラを取り付けると、重さに耐えきれず倒れてしまうことも。大切なカメラが破損したり、壊れてしまったりしたら大変です。
おおよその目安としては、コンデジやミラーレスなら耐荷重1kg以上の三脚がよいでしょう。一眼レフの場合は、レンズによって重さが異なりますので、まずカメラの重量をチェックしてから三脚を選んでください。
こだわり派は必見!見逃せないチェックポイント<応用編>

使い勝手のよさや、より写真にこだわる人におすすめしたいポイントをご紹介。基本的な選び方をおさえたら、ぜひ以下もあわせてチェックしておきましょう。
カメラの着脱がしやすい「クイックシュー」がおすすめ

三脚からカメラを着脱しやすいかどうかもチェック!カメラと雲台の間にクイックシューが付けられるタイプは、ワンタッチで取り外しができます。
シャッターチャンスを逃したくない人は、スムーズに取り外しができるアイテムをチョイスしましょう。
パノラマ撮影するなら「水準器の有無」に注目

「水平に景色を撮ったつもりが、あとで見返すと微妙に斜めになっていた」なんて経験はありませんか?
三脚に水準器があればパノラマ撮影もばっちり。足場の悪い岩場でも真っすぐかどうか確認できて便利です。
スマホ撮影がメインなら「スマホホルダー対応モデル」
撮影:筆者
撮影ならスマホで十分!という人は、スマホに対応した三脚を選ぶのもあり。軽いしかさばらないので、ザックのサイドポケットにもすっぽり収まります。
三脚と一脚の両方の機能があるタイプなら、自撮り棒としても使えて一石二鳥!アクションカメラでの夜景や星空などの撮影にも重宝します。
登山におすすめの三脚10選
登山にぴったりの三脚を素材別にピックアップ!アルミ製やカーボン製、ミニ三脚、スマホ対応など、タイプ別&重さが軽い順にご紹介しますので、三脚選びの参考にしてください。
アルミ製
Ulanzi TT51 アルミ製 360度ボール雲台 スマホホルダー付き三脚
素材 | アルミニウム |
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重さ | 598g |
耐荷重 | 1.3kg |
収納時サイズ | 高さ47cm |
付属品 | スマホクランプ |
Kenko(ケンコー) スリック SLIK 三脚 500G-X
素材 | アルミ |
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重さ | 695g(スマホホルダー込み) |
耐荷重 | 1.0kg |
収納時サイズ | 40.5cm |
付属品 | スマホホルダー |
スマホホルダー付き三脚。水準器も付いており、ミラーレスもコンパクトカメラにも対応。初めての三脚として申し分のない商品です。
Velbon トラベル三脚 ULTREK UT-3AR
素材 | アルミ |
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重さ | 787g |
耐荷重 | 1.5kg |
収納時サイズ | 29.5cm |
付属品 | カラビナ/ストラップ |
幅広いカメラに対応しているアルカスイス互換シュー付き。5段階の高さ調節がOKで伸縮もスムーズ。ミラーレスカメラ愛用者に最適な三脚です。
4段階伸縮型 雲台付き三脚
素材 | アルミ合金 |
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重さ | 1.2kg |
耐荷重 | 5kg以下 |
付属品 | 専用収納袋 |
ワンタッチで取り外し可能なクイックシュー付き。カメラの縦横を簡単に変えられるので、アングル切り替えもスムーズです。一眼レフでパノラマ撮影をするなら要チェックです。
K&F Concept 三脚 KF-TM2324
素材 | アルミ |
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重さ | 1.9kg |
耐荷重 | 10kg |
収納時サイズ | 47cm |
付属品 | 収納バッグ |
コンデジから一眼レフカメラまで幅広く対応。耐荷重10kgとフルサイズカメラ愛用者にも安心の三脚です。360度回転する自由雲台や、ローアングル撮影など、山での撮影が楽しくなること間違いなしです。
カーボン製
SIRUI 小型カーボン5段三脚 TRAVELER 5C
素材 | カーボン |
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重さ | 0.85kg |
耐荷重 | 4kg |
収納時サイズ | 33cm |
付属品 | 三脚整備用六角レンチ/クイックシュー/ケース |
重さ約0.85kgですが、センターポールを取り外せばさらに軽量化OK!最低高160mmのローアングル撮影が可能なので、高山植物をカメラに収めたい人にぴったり。軽さと耐久性を求める人にイチオシです。
超軽量!ミニ三脚
三脚が便利と分かっていても、「荷物が増えるのがちょっと…」と思う方も多いでしょう。軽量でコンパクトなタイプもチェックしてみてください!
Manfrotto PIXI EVO
素材 | アルミ |
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重さ | 270g |
耐荷重 | 2.5kg |
収納時サイズ | 23cm |
付属品 | - |
軽量でコンパクトなミニ三脚。最大高さは20cmほどですが、安定感があるため大きめのレンズでも対応可能。90度回転すれば縦にして撮影もできます。
JOBY フレキシブル三脚 ゴリラポッド 1K キット
素材 | ABS樹脂/ステンレス/アルミ |
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重さ | 197g |
耐荷重 | 2.5kg |
収納時サイズ | 23cm |
付属品 | - |
木の枝や棒などに取り付け可能な三脚。自由自在に脚が曲がるので、岩や石の上など水平でない場所でも安定感が抜群!撮影の幅が広がります。重さは197gと、とても軽量なのでザックの中に忍ばせておいても邪魔になりません。
スマホ・アクションカメラ対応モデル
スマホホルダー付き ミニ三脚 3段階伸縮 360回転 雲台付き
素材 | アルミ合金・ABS樹脂 |
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重さ | 460g |
耐荷重 | 1.5kg |
収納時サイズ | 50cm |
付属品 | スマホクリップ/フック付きストッパー/収納袋 |
スマホ撮影がメインの人に最適!軽量コンパクトで使い方も簡単なので初めて三脚を使う人にも向いています。設置用のヘッドを別途購入すれば、アクションカメラを取り付けることもできます。
Diestord スマホ三脚 自撮り三脚 130cm A0008
素材 | アルミ/ABS樹脂 |
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重さ | 約450g |
耐荷重 | - |
収納時サイズ | 約34cm |
付属品 | コールドシュー |
360度自由に回転するため、あらゆる角度から撮影が可能です。拡張ポートには外部マイクも取り付けできるので、動画撮影にもぴったり!自撮りに絶景をバックに撮影にと、大活躍するアイテムです。
三脚があればカメラの腕もワンランクアップ!山の絶景を見たままにカメラに収めよう

山の絶景は登った人にしか見られない景色。せっかくなら思い出だけでなくカメラにも残したいですよね。三脚を活用して、よりキレイな写真を撮ってみませんか?
本格的な三脚じゃなくてもOK!コンパクトなタイプを選んで、登山の荷物に加えましょう。今までとは違う角度から撮影すればカメラの腕もワンランクアップ!ますます山登りが楽しくなりますよ。
今回紹介したアイテムをおさらい
登山向け三脚の売れ筋ランキング
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